居宅療養管理指導費

まずは介護保険被保険者証をチェック!
被保険者番号(固有番号)
ここを見る!!
要介護度、認定日、認定期間が
あれば介護保険請求
空欄であれば医療保険請求
担当の介護支援専門員のいる居
宅介護支援事業所
※まだサービスを実施していない
場合は空欄のことがある
保険者番号(住居地)
1
介護保険被保険者証について
<介護保険被保険者証>
介護保険では、健康保険の場合と同じように被保険者
証が交付される。
被保険者証は、介護保険の申請をするとき、または介
護保険のサービスを利用するときに必要になる。
65歳以上の人(第1号被保険者)
新たに65歳になる人には、65歳
に到達した月に交付される。
(1日生まれの人は前月に交付)
40~64歳の人(第2号被保険者)
要介護・要支援の認定を受けた
人に交付される。また、保険証
の交付を申請した人にも交付さ
れる。
訪問薬剤管理指導料は医療保険の呼び名
居宅療養管理指導費は介護給付の呼び名
介護予防居宅療養管理指導費は予防給付の呼び名
この3つが存在しているが、実はやることは同じ。
請求先が「要介護認定の有無」で違ってくる。
要介護度記載なし
要介護度の記載あり
または介護保険被保険者ではない。
医療保険請求
介護保険請求
要支援1~2
「在宅患者訪問薬剤管理指導料」
要介護1~5
予防給付
介護給付
「介護予防居宅療養管理指導費」
「居宅療養管理指導費」
居宅療養管理指導費(介護保険)及び
在宅患者訪問薬剤管理指導料(医療保険)【平成24年4月〜】
対象:通院困難な在宅療養中の患者
薬局の
薬剤師
病院又は
診療所の
薬剤師
麻薬加算
※算定要件上、医師の往診の有無は関係ありません。
【介護保険】
(介護予防)居宅療養管理指導費
【医療保険】
在宅患者訪問薬剤管理指導料
月4回まで、1回あたり
1)同一建物居住者以外の場合 500単位
2)同一建物同一日の場合
350単位
月4回まで、1回あたり
1)同一建物居住者以外の場合 500点
2)同一建物同一日の場合
350点
同一建物内で同一日に二人以上訪問は350単位/人
別日なら500単位/人、一人なら500単位/人
同一建物内で同一日に二人以上訪問は350点/人
別日なら500単位/人、一人なら500点/人
月2回まで、1回あたり
1)同一建物居住者以外の場合 550単位
2)同一建物居住者の場合
385単位
月2回まで、1回あたり
1)同一建物居住者以外の場合 550点
2)同一建物居住者の場合
385点
100単位
100点
※算定する日の間隔は6日以上あけること
基本項目
※ガン末期および、中心静脈栄養法の対象患者:1週に2回かつ1月に8回を限度
(病院又は診療所の薬剤師にあっては算定不可)
在宅患者訪問薬剤管理指導料算定要件
○在宅患者訪問薬剤管理指導料について
平成20年3月5日 保医発第0305001号
在宅患者訪問薬剤管理指導は、在宅での療養を行っている患
者であって、通院が困難なものに対して、あらかじめ名称、所在
地、開設者の氏名及び在宅患者訪問薬剤管理指導(以下「訪問
薬剤管理指導」という。)を行う旨を地方厚生(支)局長に届け出
た保険薬局の薬剤師が、医師の指示に基づき、薬学的管理指
導計画を策定し、患家を訪問して、薬歴管理、服薬指導、服薬
支援、薬剤服用状況及び薬剤保管状況の確認等の薬学的管理
指導を行い、当該指示を行った医師に対して訪問結果について
必要な情報提供を文書で行った場合に算定する。
5
居宅療養管理指導費/
介護予防居宅療養管理指導費算定要件
○指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(訪
問通所サービス及び居宅療養管理指導に係る部分)及び指定
居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準の制定に
伴う実施上の留意事項について
平成18年3月17日 老計発第0317001号・老振発第0317001号・老老発第0317001号
薬局薬剤師が行う居宅療養管理指導については、医師又は歯
科医師が交付した処方せんによる指示に基づき、また、医療機
関の薬剤師が行う場合にあっては、医師又は歯科医師の指示
に基づき、利用者の居宅を訪問して、薬歴管理、服用指導、薬
剤服用状況及び薬剤保管状況の確認等の薬学的管理指導を
行い、提供した居宅療養管理指導の内容について、速やかに記
録を作成するとともに、医師又は歯科医師に報告することとする。
6
保険薬局:訪問薬剤管理指導料(医療保険)の算定
介護保険非対象者、要介護認定非該当または未認定の方
総点数
調剤基本料+体制加算(基準、後
発、在宅)
すべて医療保険請求
各薬局で算定している点数
調剤料
薬剤料
調剤料、薬剤料および各種加算は普通の外来
と同様に算定可能。
その他の各種加算点数
初回~4回目まで500点。(月4回まで。6日以上
間隔必要・・・例)水曜の次は火曜)
訪問薬剤管理指導料
※同一建物二人以上同日訪問:350点/回(月4回)
麻薬加算100点。
がん末期及び中心静脈栄養法対象患者:週2回かつ
月8回まで算定可。
16km規制あり
緊急時や相談の指導料
緊急訪問薬剤管理指導料:500点/回(月4回)
※訪問薬剤管理指導料と同月内に併
用算定はできるが、同時に算定する
ことはできない
緊急時等共同指導料:700点/回(月2回)
7
(介護予防)居宅療養管理指導費の算定
要介護認定で要支援1~2(介護予防居宅療養管理指導費)
または要介護1~5 (居宅療養管理指導費)
総点数
ここは医療保険請求
調剤基本料+体制加算(基準、
後発、在宅)
各薬局で算定している点数
調剤料、薬剤料
調剤料、薬剤料および各種加算は普通の外来と同様に
算定可
その他の各種加算点数
緊急時や相談の指導料
※居宅療養管理指導料と同月内に
併用算定はできるが、同時に算定
することはできない
居宅療養管理指導費
介護予防居宅療養管理指
導費
緊急訪問薬剤管理指導料:500点/回(月4回)
緊急時等共同指導料:700点/回(月2回)
この部分のみが介護保険請求
初回~4回目まで500単位(月4回まで。6日以上
間隔必要・・・例)水曜の次は火曜)
※同一建物二人以上同日訪問:350単位/回(月4回)
麻薬加算100単位。
がん末期及び中心静脈栄養法対象患者:週2回かつ
月8回まで算定可。
8
居宅療養管理指導費(介護保険)【算定のポイント】
①(介護予防)居宅療養管理指導費(500単位/回)の
みが介護保険請求となります。
これ以外の部分は通常同様、医療保険請求となりま
す。レセコンに入力する際には500単位は入力せず
にその他の部分のみ入力します。
② (介護予防)居宅療養管理指導費はその方の保険
の種別に関係なく国保連合会の介護保険係へ請求
提出です。
③居宅療養管理指導費を算定した場合、医療保険の
レセプトの摘要欄に
介 の文字を入れておく必要があります(必須)
9