KANO電影介紹 4A1E0041 陶珮芬 4A1E0051黃敬淳 4A1E0906唐意雯 4A1E0907林亞蒓 影片介紹 かつて日本が統治していた時代の台湾から甲子園に出場し、 準優勝に輝いた学校があります。 「嘉義農林学校」の愛称を題名にとった台湾映画「KANO」が 現地で大ヒット、日本でも上映が始まっています。 違う民族が混じり合った異例の混成チームでした。 しかし、むしろ違いを力にして勝ち上がっていったのが「KANO」でした。 台湾で熱狂的とも言えるブームを巻き起こしたこの映画、 その訴えかけるものに動かされて、私は今月半ば、 台湾に取材に行ってきました。 強いメッセージはどこから来るのでしょうか。 俺がお前たちを甲子園に連れていく。 走れ! 影片介紹 映画の舞台は今から80年以上前の台湾。 日本が統治していた時代です。 タイトルのKANOは嘉義農林学校の愛称です。 チームを率いるのは、近藤兵太郎監督。 永瀬正敏さんが演じています。 近藤は高校野球の名門、 愛媛の松山商業で指導した経験を買われ、 当時、まだ弱小だったチームの監督を任されました。 チームは日本人、漢族、さらに原住民族で構成。 近藤監督は長所を見極め、チームをまとめ上げました。 そこに差別はありませんでした。 おまえたち、俺を甲子園に連れてきてくれてありがとう 影片介紹 魏徳聖さん 映画の企画立案、脚本、そして制作まで手がけました。 嘉義市内にある展示館には、当時の写真やゆかりの品が並べられています。 野球部の生徒たちは、学校を卒業した後でも、 ときどき近藤監督やその家族を訪ねたそうです。 この映画を通じて、どんなことを伝えたかったのか尋ねました。 当時KANOで描いた事実があったことは奇跡です。 違う民族が1つの目標に向けて努力し協力しあって、 偉業を成し遂げたことは台湾と日本の誇りです。 歴史には良い面ばかりで、 悪い面がないということはあり得ません。 ただ、歴史を知れば、 相手といい関係を築くことも出来るのです。 影片介紹 ウェイさんが映画を作るにあたって、 徹底してこだわったのが「リアリティー」です。 一番苦労したという、甲子園の黒い土の再現。 台湾では手に入らず、タイヤを細かく砕いて敷き詰めました。 チームのメンバーを選ぶ際には、演技の経験よりも野球の経験を重視しました。 投手で四番をキャプテン役には台湾代表の経験を持つ選手を抜擢。 台湾中の高校や大学を訪ね、野球経験者を集めました。 それだけ、手間をかける、 そこにこだわった理由っていうのはなんですか。 文法 にあたって-------在...的時候 影片介紹 映画が描く時代に観客を引き込み、 当時の人々の気持ちになってみてもらいたいのです。 もちろん実現には大変なお金がかかりました。 ですが、私は映画を娯楽のために作っているわけではありません。 真実を伝えるという使命感を持ちこだわって映画を作っています。 ウェイさんはこれまで歴史を題材した映画を作って来ました。 その原点が一枚の写真にあります。映っているのは台湾の原住民族です。 昭和五年、日本人百三十人あまりを殺害した暴動、 むしゃ事件を引き起こしました。 影片介紹 写真を見て何かしなければいけないという衝動に駆られました。 なぜあんなことをしたのか、真実を追求しなければならないと思いました。 真実を知るためにできるだけ幅広く資料をあたり読みあさりました。 というのも現在私たちが触れられる資料は 一つの視点から書かれたものがほとんどで、 多角的に歴史を書いているものが少ないからなんです。 構想から十五年、 ウェイさんは「セデック・バレ」という映画で事件を描きました。 蛮族と呼ばれた原住民族にも直接取材、 そこで見えたのが相手の価値観や文化を 理解しようとしない、一部の日本人の姿でした。 文法 理解しようとしない-------不願意 影片介紹 むしゃ地区全体の蕃族はわれわれの手によって文明化されました。 いくらかの金を与えて酒でも買いに行かせてやれば、それで喜んでいますよ。 部族の誇りを傷つけられた原住民族の人たち、彼らは誇りを取り戻すために、 立ち上がっていたのです。 むしゃ事件の原因は優秀な民族は日本人だけて原住民族は二流だ と考えていた警察官が彼らの誇りを踏みにじったことにありました。 だからあれだけの反発を招いたのです。 私たちは歴史上の人々を評価する時良い人か悪い人か という視点で見てしまいがちで、 彼らが何を考え、何に困っていたのか 彼らの立場で見ようとしていないと思います。 文法 V(ます)+がちで-------經常、容易 影片介紹 ウェイさんは日本と台湾の負の歴史を調べる中で、カギ農林の事実も発見しました。 この二つの出来事はわずか一年違いで起きていました。 原住民族、漢人、そして日本人、 一緒に立っている写真美しいと思いませんか。 近藤監督が偉大なのは選手の長所を重視して民族で差別しなかった点です。 彼がむしゃ事件と同じ時代のいたと知って驚きました。 互いを知れば、困難を乗り越え その先の世界が見えてくる ウェイさんはその思いを 近藤監督のこのセリフに込めました。 影片介紹 君たちの野球部は漢人、蕃人、日本人の混成チーム。 こんなんで勝てるわけないだろ。 混成チームのどこがいけんとよ 野球に人種なんて関係ない。いいですか。 蕃人は足が速い、漢人は打撃が強い、日本人は守備にたけている こんな理想的なチームはどこにもない。 50年続いた、日本の台湾統治。映画の中には、 日本人技術者・八田與一の指揮で近代的なインフラが整備された史実も描かれています。 その功績は、台湾で今も語り継がれています。 影片介紹 日本と台湾の関係でちょっとあの悲しい時期もあったんですか? それは忌諱になりませんか。もうずいぶん昔のことだし 恨み続けていてもきりがありません。 今良い関係なら、それでいいと思います。 過去の歴史です。現在そして未来に目を向けていかなければいけない。 台湾の人たちは過去の事実を受け止めた上で、 今そして未来を見つめているように感じました。 過去のことは過去のことです。未来を見ましょうよ、皆さん言ってくれるの。 台湾の方はそれはそういう風に 心の奥深さというのはどこから来ているのでしょうかね。 台湾の歴史に理由があると思います。 影片介紹 日本以外にオランダ清朝国民党と台湾の統治者は頻繁に変わってきました。 そのため台湾の人たちは複雑な気持ちをずっと抱えて生きてきたのです。 いつか安心して暮らせる日が来てほしい、 そう願い続けた経験が関係していると思います。 日本は中国や韓国との関係がよくないですけれども、 そういう苦労をしてきた台湾の人々が いろいろな壁をこえて生きていく姿は日本にとってとても参考になる。 日本にとって良くない歴史もあると思うが まずはそうした歴史も直視してみるべきだと思う。 歴史の中には良いこともあれば、悪いこともあります。 ただ悪いことだけを見ていても進歩はありません。 良い、悪いの両方を受け入れたうえで議論ができれば それが力になってプラスの方向に踏み出せると、 私は信じています。 影片介紹 嘉義農林の選手たちは、 日本と台湾の双方でその後も野球の発展に貢献した方(かた)が多いそうですね。 そうなんです。 あのう、ヴィさんおっしゃってたんですが、今ありますよね。 歴史には手痛い過ちもあるけれども、 この映画が示すようなすばらしい成功体験もあるわけですよね。 その両面を見ていくことの大切さを言っていました。 価値観がぶつかり合って、寛容の気持ちを失ってしまって、 悲しい出来事ばかりが目につく今の時代にこそ、 とても大切なメッセージだと感じました。
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