政府情報システムのコスト削減等の取組状況について

参考資料２
政府情報システムのコスト削減等の
取組状況について
• 政府情報システム数と運用コスト削減見込額
の推移について（平成27年10月末時点）
• 平成２８年度情報システム関係予算（政府予算
案）の状況
政府情報システム数と運用コスト削減見込額の推移について
政府情報システム数の推移（平成27年３月時点の見込み）
戦略目標
政府情報システムのクラウド化のための
政府共通プラットフォームに移行するシステム
2018年度までに
システム数半減
○全ての政府情報システムを対象として、中長期の改
革工程を示す「政府情報システム改革ロードマップ」
を策定
○同ロードマップに基づく統廃合・クラウド化等の実施
により、2018年度までのシステム数半減達成に目途
（63％減）
戦略目標
○各府省において、コスト削減方策と削減見込額を
明らかにするコスト削減計画を策定
政府情報システムの運用コスト削減見込額の推移
（平成27年10月末時点の見込み）
4,000
3,500
3,000
単
位
（
億
円
）
 原則として平成25年度における政府情報システムの運用コスト（約4,000億円※）
及びシステム構成を基準としてコスト削減の取組を検討・実施
※ ただし、システム個々の事情により平成25年度以外の運用コストを基準値とする場
合がある。
 現時点の削減見込額は、現段階の数値であり、今後の検討状況によって変動すること
があり得る。
2,500
2,000
2,884
1,566
1,000
1,033
1,085
696
500
0 24
3,916
削
減年
見間
込運
額用
のコ
累ス
計ト
額
○政府ＣＩＯ自ら380回を超えるヒアリング・レビューを
実施
○コスト削減対象のシステム全体では、年間
計1,000億円を超える削減に目途（27％減）
○厚生労働省の年金関連システムでは年間251億円、
ハローワークシステムでは年間155億円の削減を見
込むなど、大規模システム（年間運用コストが50億円
以上のシステム）では３割を超える削減に目途
2,185
1,500
2013年度
2021年度を目途に
運用コスト３割減
145
121
2014年度
387
242
310
388
2015年度
2016年度
2017年度
482
2018年度
618
2019年度
699
2020年度
2021年度以降
年
削間
減運
見用
込コ
額ス
ト
■顧客視点での業務改革（ＢＰＲ）に
踏み込んだ業務・システム改革
■マイナンバー制度等の円滑な運用
のための国・地方、地方間連携
等を引き続き推進
1
政府情報システムの運用コスト削減見込みの状況
■運用等経費50億円以上の政府情報システムに係る削減見込みは次のとおり。
【平成27年10月末時点（未定稿）】
順
位
府省名
情報システム名
（参考）平成27年６月時点
平成25年度
運用等経費
現時点の
削減見込額
（単位：百万円）
（単位：百万円）
現時点の
削減割合
削減見込額
（単位：百万円）
削減割合
1
厚生労働省
ハローワークシステム
47,251
15,537
34.2%
15,537
34.2%
2
厚生労働省
記録管理・基礎年金番号管理システム
46,164
25,100
45.6%
25,100
45.6%
3
厚生労働省
年金給付システム
32,740
4
財務省
国税総合管理システム(ＫＳＫシステム)
※オープンシステム等を含む
30,201
9,664
30.8%
7,992
25.6%
5
法務省
登記情報システム
21,454
7,280
32.6%
6,700
30.0%
6
経済産業省
特許事務システム
15,547
4,795
28.0%
3,708
21.7%
7
法務省
出入国管理システム
10,043
3,130
31.2%
1,636
16.3%
8
防衛省
陸自業務システム（仮称）
（陸自補給管理システム）
8,178
3,044
29.9%
2,005
22.0%
9
総務省
総合無線局監理システム
7,662
610
20.6%
512
17.3%
10
財務省
国税電子申告・納税システム（e-Tax）
7,160
2,282
31.9%
1,279
17.9%
11
厚生労働省
労働基準行政情報システム・労災行政情報
管理システム
5,926
2,036
30.2%
2,036
30.2%
12
法務省
地図情報システム
5,821
1,955
33.6%
1,740
30.5%
13
財務省
官庁会計システム
5,009
1,419
30.5%
1,399
30.1%
合　計
243,157
76,852
30.5%
69,645
27.8%
（調整中）
―
（調整中）
注）
・現時点の削減見込額は、原則として、H25年度の運用等経費を基準値として検討を行ったものであるが、個々のシステムの事情によりH25年度以外の運用等経費を基準値とする場合がある。
・「年金給付システム」の削減見込額については、平成27年度から業務・システム改革に向けた調査・分析に着手する計画としており、現時点で削減見込額を明示することは困難なことから、調整中としている。
・「陸自補給管理システム」は、他システムとの統合によるコスト削減を図りつつ、新たに「陸自業務システム（仮称）」として運用を行う予定である。
―
2
平成２８年度情報システム関係予算
（政府予算案）の状況
平成２８年３月
3
情報システム関係予算の推移
●平成28年度情報システム関係予算額は5,972億円。前年度当初予算から7億円（0.1%）の増。
4
平成28年度予算の概算要求額と政府案の比較
●平成28年度情報システム概算予算額と政府案とを比較すると、総額で635億円の減額。
（単位：億円）
整備経費：情報システムの企画、設計・開発等に係る一時経費を計上
運用等経費：情報システムの保守・運用に要する経常的な経費を計上
その他経費：国の行政機関以外の情報システムに関係する経費及び電子政府推進のための体制整備に要する経費を計上
5
社会保障・税番号制度等に係る状況
●社会保障・税番号制度関係経費は、運用等経費が128億円の増加。整備経費とその他経費(地方自治体への
補助金等）がそれぞれ96億円、178億円の減小。
社会保障・税番号制度関係
（参考）番号関係の主な予算額(10億円以上)
H28年度予算額(億円)
府省名
情報システム名等
総額
注）
数値については精査中のため、変動があり得る。
整備経費
運用等経その他経
費
費
281
61
42
41
32
30
21
0
17
33
3
1
15
10
0
44
9
38
31
15
11
281
0
0
0
0
0
0
地方公共団体の関係情報システム整備
への支援経費
15
0
0
15
厚生労働省
労働基準行政情報システム・労災行政情
報管理システム
15
9
5
0
総務省
情報提供ネットワークシステムに要する経
費
13
0
13
0
総務省
財務省
カード有効性情報提供システム
法人番号システム等(（KSK）)
12
10
12
10
0
0
0
0
厚生労働省
番号制度導入システム整備等補助金
内閣官房
情報提供ネットワークシステム
厚生労働省
ハローワークシステム
財務省
法人番号システム等(新規構築システム)
内閣官房
情報提供等記録開示システム
厚生労働省
記録管理・基礎年金番号管理システム
財務省
法人番号システム等(KSKオープン)
総務省
6
府省別情報システム予算額の状況
●平成28年度情報システム関係予算額は、上位５府省で概算要求額全体の約８割を占める。
府省別構成比
府省別金額、構成比、前年度差額
平成2 8 年度当初予算
平成2 7 年度当初予算
金額
（
億円）
120.4
構成比
（
％）
2.0
金額
（
億円）
97.8
構成比
（
％）
1.6
3.5
0.1
1.4
0.0
2.1
人事院
29.5
0.5
29.6
0.5
▲ 0.1
内閣府
32.2
0.5
32.5
0.5
▲ 0.2
宮内庁
3.0
0.1
4.3
0.1
▲ 1.3
公正取引委員会
1.7
0.0
1.8
0.0
▲ 0.1
130.1
2.2
129.6
2.2
0.5
3.5
0.1
1.1
0.0
2.4
27.9
0.5
26.3
0.4
1.6
消費者庁
7.3
0.1
5.9
0.1
1.3
復興庁
4.3
0.1
3.7
0.1
0.6
総務省
352.5
5.9
441.7
7.4
▲ 89.3
法務省
512.4
8.6
550.9
9.2
▲ 38.5
外務省
138.4
2.3
144.3
2.4
▲ 5.8
財務省
862.6
14.4
841.8
14.1
20.7
文部科学省
43.1
0.7
37.6
0.6
5.5
厚生労働省
2,424.0
40.6
2,374.1
39.8
49.9
農林水産省
96.0
1.6
95.2
1.6
0.8
経済産業省
366.6
6.1
326.2
5.5
40.3
国土交通省
461.0
7.7
509.9
8.5
▲ 48.9
83.6
1.4
78.1
1.3
5.4
府省
内閣官房
内閣法制局
警察庁
特定個人情報保護委員会
金融庁
環境省
防衛省
合計
前年度差
22.7
269.0
4.5
234.1
3.9
34.8
5 ,9 7 2 .4
1 0 0 .0
5 ,9 6 7 .9
1 0 0 .0
4 .6
7

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