スピングラスの秩序変数 何をもってそう転移が起きたというか 秩序変数

スピングラスの秩序変数
何をもってそう転移が起きたというか
秩序変数
強磁性ー常磁性相転移
磁化Mが秩序変数であった。
反強磁性ー常磁性相転移では?
スピングラスの場合
• 空間的な平均値はいつでも0
• よって磁化は秩序変数にならない
• ここで考える
– 平均という場合,熱的な揺らぎによる温度平均とラン
ダムネスによる平均の2種類が存在する。
– ある温度以下になるとスピンは熱的な揺らぎがなくな
るのでは?
• そこで,熱平均した後,2乗して和をとる。
– もし熱平均して0ならこの量は0
– もし熱平均は有限だが,ランダムネス平均したら0に
なるなら,この量は有限。
– 一方,磁化はいずれの場合も0
このように見たい相転移によって秩序
変数をうまく定義する必要がある。
• 今日の課題
• biwaの/home/workからspinglass3d.tarをとってくる。やり方
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cp /home/work/spinglass3d.tar .
tar xvf spinglass3d.tar
f90 –c KindNumbers.f90
f90 –c random.f90
f90 –c spinenergy3d.f90
f90 spinglass3d.f90 KindNumbers.o random.o spinenergy3d.o
./a.out
– この結果,温度,磁化,秩序変数,エネルギーが得ら
れる。(spinglass3d_out.txtに書き込まれる。)
– 系のパラメータはspinglass3d_in.txtで変えられる。い
ろいろ試してみよう。