みんなの健康教室 「認知症の人ととも に」 平成28年1月13日(水) 富士見高原病院 認知症看護認定看護師 村上奈津江 1.認知症は身近な病気 65歳以上の7人に一人が認知症 65歳以上の人の4人に一人が 認知症またはその予備軍 2.あれ、認知症かな? 誰と話をしていた んだろう 財布がない 料理の味付けが 変わった あれ、 今日だった? 怒りっぽくなった 何をするのも 面倒臭がる 3.「おかしい」と思ったら? 新しい旅への一歩を 一緒に踏み出す 医・介・友、三つの相談先。 井庭崇・岡田誠編著,旅のことば~認知症とともによりよく生きるためのヒント~,丸善出版,2015より 4.どこに相談できる? 医療の相談:①かかりつけの医療機関 ②認知症を診療している医療機関 介護の相談:①市町村の役場 ②地域包括支援センター 悩みの相談:①友人・地域の人 ②認知症の人の家族の会 5.認知症の人の気持ち 6.認知症の人との接し方① 相手の心に寄り添い受容しながら信頼関係を養う ・怒ったり責めたりごまかしたりしない ・相手の主張を受け入れる ・受容的な態度で接する ・本人のペースに合わせる ・孤独を感じさせないよう接する 6.認知症の人との接し方②~具体例~ 症状①:何度も同じことを聞いてくる • 何度聞かれても初めて聞かれたように答えることが大切 • メモやカレンダーなどの有効活用 症状②:食べたばかりなのに「まだ食べていない」 • 「今準備しているから」とフルーツや軽食を出す • 食べ過ぎる場合は1回の食事量を少なくして調整する 6.認知症の人との接し方③~具体例~ 症状③:お金がなくなった、盗まれたと騒ぐ • • • • 訴えは否定せず傾聴する 一緒に探す、本人が見つけられるよう仕向ける 関心や興味を別の方向に向ける 症状が強くなるようなら医療機関に相談を 症状④:夕方になると「そろそろ家に帰る」 • 「お茶をどうぞ」「暗いから朝送ります」など 声かけ • 一緒に出かけて近所を1周してみる 7.認知症になりくい生活習慣① 青魚 ビタミンCやビタミンEを多く含む食品 少量のアルコール 緑茶 7.認知症になりくい生活習慣② 週3回程度の運動習慣 禁煙 周囲の人との積極的な交流 ありがとうございました
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