1大阪市の再編と都市内分権 (1)大阪市の再編の効果と課題 ≪効果≫ 資料3 ○住民自治の観点からみた効果はどうか。 ○政治と行政が一致するメリットがあるとはどういうことか。 ○周辺市と対等な関係が築かれ、住民の安心を支える行政分野での水平連携が進むと考えられるのか。 ○市は市域、府は市域外との区域分断的な二元行政の解消を図ることができるのではないか。 ≪課題≫ ○歴史的・文化的な一体性が損なわれるのではないか。 ○統一性が失われ格差が生じるのではないか。 ○規模の効率性が働かなくなるのではないか。 ○地下鉄などの都市インフラや病院、大学など、これまで大阪市が市域を超えて貢献してきた役割を、 どうしていくのか。 ○大阪の都市としてのパワーが削がれるのではないか。 (2)都市内分権の効果と課題 ≪効果≫ ○区役所機能(権限、人事、予算)を強化することで、住民に身近な課題をできるだけ身近なところで 解決する体制を充実できると考えられるのか。 ○地域活動協議会の取組みなどによる効果はどうか。 ≪課題≫ ○地域内の事務を自らの権限と財源、責任のもと解決するという団体自治を保障するうえで重要な自治 行政権、自治財政権、自治立法権の観点からみた場合どうか。 ○現行制度では、区長の公選や議会が保障されて いない点をどう考えるか。 ○法改正により区長公選に加えて、行政区に議会を導入することまで考えられるのか。区長公選、また 議会を導入しても、それに見合った権限が十分でないとすれば、それは基礎自治体としてどうか。 (3)再編する場合の規模 資料3 ○再編する場合の規模は、どの程度と考えるのか。 ※「中間とりまとめ」では、概ね現在の行政区の規模から中核市程度の規模。 議論を尽くしたうえで住民が判断 (4)大阪市以外の自治体の再編 ○堺市の再編について、どのように考えるのか。 (堺市の80万人という人口規模をどのようにとらえるのか。 堺市が担っている高次都市機能は、どのようなものがあるのか。 大阪府と堺市の間で二重行政、二元行政という関係がみられるのか。) ○堺市以外の市町村の再編について、どのように考えるのか。 2(1)大阪市を再編する場合の財政調整の仕組み ⇒3パターン6案の比較 資料4 ○原 資:大阪における財政の現状を踏まえると、まずは、現行の交付税制度を活用した財政調整の仕 組みを考えるべきか。その場合、どのように活用するべきか。 さらに交付団体と不交付団体との格差に対応するためには、交付税に独自財源を加えて考え るべきか。 その際の独自財源としては、どのような方法が考えられるか。 ○基 準:国基準で配分するのか、大阪独自の基準で配分するのか。あるいは、交付税は国基準で配分 して、独自財源は独自基準で配分するのか。 独自に基準を設定する場合、どのようなものが良いのか。大都市需要など需要面を考慮した ものとするのか、収入面での格差に着目したものとするのか。 大阪都市圏として確保すべき均質なサービスとその水準はどのようなものか。また収入面に 着目する場合、均てん化の水準をどう考えるのか。 2(1)大阪市を再編する場合の財政調整の仕組み ⇒3パターン6案の比較 資料4 ○主 体: 国による調整か地方自らによる調整か。地方自らが調整主体となる場合、それは、広域自治 体が担うのか、基礎自治体の水平連携による共同機関が担うとするのか。 ○区 域:分割される基礎自治体間で調整するのか、大阪府域全体で調整するのか。或いはインナーエ リアにある市町村まで含めて考えるのか。 ○その他: 基礎自治体と広域自治体の間での財政調整の仕組みの必要性をどのように考えるのか。 (広域自治体の担う高度な都市機能のもとで基礎自治体の税収もあがっているという関係に着 目して、基礎自治体の税収を広域機能に充当する仕組みも考えられるのか。 あるいは、完全な普通公共団体に再編し、広域と基礎の役割分担、 財源配分を明確化するこ とで、財政調整は不要と考えるのか。) 交付税を活用すると、国において交付税原資の確保が必要となる。 (2)大阪市を再編する場合の債務(地方債残高)承継の仕組み ○債務の承継先は各基礎自治体とするのか、広域自治体とするのか、新たな債務管理団体とするのか。 ○債務を各基礎自治体で分担する方法としては、施設・設備に着目して行うのか、収入・財政力に着目 して行うのか、あるいは人口等に着目しておこなうのか。 資料5 3大都市制度 それに至るシナリオ、法改正の内容 (1)大阪において考えられる大都市制度の将来像とそれに至るシナリオ ○新たな大都市制度に向けて、先ず第一段階として府市が取り組むべき方向はどういうものが考えられ るのか。 ○次のステップとして、大阪にふさわしい大都市制度の方向はどういうものか。 (都区制度の適用、特別自治市や都市州など特別市的な大都市制度、また現行法上の大阪市の分割の比 較分析を通じた長所短所) (2)法改正の内容と実現の手続き ○改正を検討すべき内容、必要な条項としては、どのようなものが考えられるのか。 4道州制、関西広域連合、国との関係 (1)関西広域連合との関係 資料6 ○関西広域連合が発足した今、府県を超える広域行政を展開する関西広域連合との関係で、大阪から新 たな大都市制度(新たな広域自治体・基礎自治体関係)を目指す意味をどのように考えるのか。 (2)道州制との関係 ○道州制下での大都市制度はどのようなものを考えるのか。 ○道州制と同時に新たな大都市制度を実現するのか、まず、大阪で新たな大都市制度を実現するのか。 (3)国との関係 ○画一的な大都市制度を改め、地域自らが選択できる多様な大都市制度を認めるべきではないか。 ○大都市の経済力を高め、また深刻化する都市問題に的確に対応できるよう、企画立案権限を含め、国 から大幅な権限・財源の移譲をはじめ、国と地方の関係を抜本的に変えていくべきではないか。 5府市協議 主な協議項目・協議の枠組み 資料7 ○府市協議の項目としては、どのようなものが考えられるのか。 ○実効性ある協議の枠組みとするためには、どのようなことが考えられるのか。 ○協議の意義と限界をどのように考えるのか。 6広域自治体のあり方・役割 ○広域的な影響を及ぼす拠点開発などにおける広域自治体の役割をどのように考えるのか。 そもそも、大阪府は、これまで広域自治体としての役割を十分に果たしてきたのか。 ○大阪市を超えて都市圏が広がるなか、特別市的に運用されてきた政令市である大阪市が、 拠点開発など広域的視点が必要な役割を担うことに限界はないのか。 ○基礎自治体優先の先に、特別市といった一層制の自治体を構想しうるのか。 ○広域的な視点が必要な役割を基礎自治体の水平連携で担うことは可能なのか。 ○広域的な視点が必要な役割における広域自治体と基礎自治体の関係はどのようなものであるべきか。 7その他
© Copyright 2024 ExpyDoc