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1. コンティンジェント・ワーカーの活用
⑴ コンティンジェント・ワーカーとは
○コンティンジェント・ワーカー(contingent worker)
パート・アルバイト
契約社員
嘱託
『労働サービス需要の発生に応じて活用する労働者』
派遣労働者
フリーランサー
○業務の外部化の拡大
本業以外の付帯業務
特定の業種や業務・職種
ex. 出版、放送、カメラマン
本業の間接部門
対個人サービス業務
ex. ネイリスト
⑵ 他企業の労働者の活用の状況
○他企業の労働者が自社の従業者に占める比率
全産業
5.1%
百貨店・総合スーパー
24.8%
→自社製品の販売促進のため雇用される派遣店員が多い
ex. アパレル会社、化粧品メーカー
⑶ 正規従業員、コンティンジェント・ワーカー、そして業務の外部化
○外部化可能な業務の条件
①その業務のノウハウが社内にとって不必要であること
②企業情報が社外へ流出する問題がないこと
③他の社内業務から分離可能であること
④その業務に必要なノウハウを持つ外注先があること
⑤仕事の成果を測定できる業務であること
⑥内部処理した場合と比べてコスト面で割高にならないこと
○派遣労働者活用可能な業務
企業内従業員とともに働くことができる
→企業内従業員が指揮命令することができる
⇒双方の密接な連携が必要な業務も可能になる
○非正規従業員活用可能な業務
パート・アルバイトの場合
→仕事よりも優先するものがある人が多い(家庭、学業)
・企業の期待どおりの労働ができない(急な欠勤、残業不可)
・限られた通勤可能圏(転勤は通常はなし)
⇒中長期的な技術形成の必要な基幹業務への配置が難しい
○非正規従業員の「基幹労働力化」
❌ 非正規従業員の戦力化が不可能である
⭕ 非正規従業員全員が正規従業員並みの働き方をすることが難しい
キャリアラダーや能力向上を評価する制度の導入により「基幹労働力化」
取り組む企業もでてきている。