資料 - 山形大学

教材開発のための先進教育A
柴田 晋平
(山形大学理学部物理学科)
専門1:宇宙物理学
専門2:科学教育
(NPO法人小さな天文学者の会)
科学教育の目的: 3つの要素(柴田私見)
1.専門家の養成(サイエンス、技術の
バックとしてのサイエンス:競争)
2.科学リテラシー
3.文化としての科学教育
どの目的をとるにしても必要なこと
本質的でかつ分かりやすい教材
(パフォーマンス)
実験、ワークシート、本、映像、舞台、、、すべて
星空観察、宇宙物理学の最新の成果を伝える講演会、
NPO法人小さな天文学者の会、
やまがた天文台、星空案内人(星のソムリエ)資格認定制度、、、、
自然の仕組み、法則を調べる、知る、、「なんて面白いこと
だろう」、これを伝えないほうはない!
もともとそのことに高い感受性を持っている人はOK
専門が育成もOK
これって、手前味噌。
科学が文化になるとき
豊かな
生きていて良かったと思えるような作品
社会のもっている生活様式全体が文化、広い意味では。
でも、文科系のアイテムをさすことが多いように思える:
音楽、文学、絵画、ダンス、、、スポーツ、、、
科学が文化になるときという考えに取り付かれた
文化という言葉は良くないかもしれない、い
い言葉はまだない
(日常性) お茶の間で、音楽やスポーツが話題にのるように、
科学が語られる生活
(浸透性) 科学の考え方、態度、得られた知識などが浸透して
人が考えるときの材料として使える
 どうしたらよいか?
芸術作品同様、
感情と理性のバランスが良く取れた作品
宇宙を、
見て、感じて、楽しもう
本質を理解できる
教材、実験、講演、授業、、、、
星空案内、、、
1.地球ふうせん
2.立体的な実像による望遠鏡のしくみ
3.宇宙は膨張している
~だいこんは本当は透明なんだといわれても~
4.虹の光を見る不思議箱
5.わたしはどこからやって来た
地球ふうせん
• スケールの違いをとらえる、たとえば、地球に
対する大気、宇宙空間の広さ
• 実感する
• おもしろい
立体的な実像で見る望遠鏡のしくみ
• 写してみるのでなくて実体としての実像を見
る
• 実像のリアリティを感じる
• 望遠鏡の原理を理解する
宇宙は膨張している
• 太陽系の外の世界はどうなっているか?
• その探求の末に、宇宙は膨張していることを
発見したお話。
• ハッブルの法則を実感できる実験
虹の光を見る不思議箱
•
•
•
•
光の合成と分解、光の三原色と分光
分光器の制作
銀河のスペクトル
暗黒物質の発見の物語
わたしはどこからやってきた
• 4次元シアター番組(Mitaka を用いた番組 )
• 絵本風の物語、詩や音楽で構成
• 宇宙の初めは水素とヘリウム(このままだと生命は
誕生しない)
• 宇宙は膨張し引き離す力が強い、そのなかで、重力
がまとめようとする力、星ができる。
• 星の中で元素が合成され、それが宇宙にばら撒か
れる
• 再び、重力によってまとめられて、太陽系が出来、
地球が出来、生命が誕生する。