目次&E―Learning2002 Conference&EXPO

企業内教育における
最新e-ラーニング活用法調査報告
平成14年4月
NTTラーニングシステムズ株式会社
小松 秀圀
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調査の狙いと報告の要点
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社会と企業に貢献する企業内教育のモデルを探る
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無料e-ラーニングサイトの普及によりe-ラーニングの浸透を図っているコンソーシア
ムがある。(FATHOM)
コロムビア大学では教授のe-ラーニング化を支援するセンターをつくり、ITに弱い教
授もe-ラーニング化に参加できるようにサポートしている。
すべての教育をe-ラーニング化することはよい仕組みとは言えず、ブレンディングの
考え方でe-ラーニングと他の教授法との組み合わせで特徴を出しているコンテンツ企
業がある。(ZOO Logic社)
XML技術を採用したツールでe-ラーニング化のコストを60%削減するという企業が
ある。このツールはナレッジマネジメントシステムのコンテンツを容易に開発できる新し
い概念のコンテンツを作れるツールとなることを予感させる。(ナレッジエクステンション
社)
高等教育の教室授業のe-ラーニング化を推進するBlack Board社が使いやすいと
いう特徴が買われ年率100%近い成長をしている。
大統領のお声がかりで、政府機関のHealth&Humanではe-ラーニングで3,000も
のコースを65,000人の職員に提供する一大e-ラーニングネットワークを構築した。
一人当たりのコストはセミナーの半日分にもならない価格である。
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企業に貢献するe-ラーニングのモデル(Kendle社)
1、社員のパフォーマンスゴールに合わせる
2、トップのリーダーシップのもとジャストインタイムで知識、スキルが
取得できるよう
にする
3、組織の学習環境を企業の戦略と合わせる
4、企業目的やプロジェクトの目的にコンテンツをより早く、コア・ビジ ネスに合わせる
トップダウンでやる気になった企業はe-ラーニング導入を2000年8月 に決め2001
年5月には世界18カ国で使うe-ラーニング環境をスター トさせた(Kendle社)
社員10万人のP&G社がe-ラーニングを採用しeーラーニングでの学習率50%を達
成している。
そのスケールは
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採用事業部
16事業部
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使われたコース数 26801コース
P&Gのご担当者
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学習した人
13283人
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教授法別構成
集合教育
416
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同期型e―ラーニング 65
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WBT
687
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(1/4はカスタマイズ)
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CD-ROM
312
成功のためにIT部門のサポートは不可欠である。
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eーlearningConferenceを視察し、最新事情を探る
e-ラーニング業界にもSUN、Tompsonなどの大型企業が参入している。
最新のプラットフォームはLCMSを搭載しSCORM対応するのが標準モデルに
なっ ている
ライブe-ラーニングが企業のみならず学校にも普及しはじめている。
Eーラーニング業界にも大型企業が参入増える
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訪問先
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訪問期間:2002年4月7日~4月17日 11日間
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E―Learning2002 Conference&EXPO
• e-ラーニングベンダー150社によるEXPO見学
FATHOM社
• Columbia大学を中心としたコンソーシアムを作り、大学のeーラーニング化をサポートしてい
る
Columbia University
• IT技術に強くない先生のeーラーニング化を支援するE-Seminarsというプロジェクトでeー
ラーニング化した教育の多様化を研究、推進している
ZOO Logic社
• 金融関係の資格と生涯学習のコンテンツに強く、eーラーニング化のデザインに特徴を持った
企業である。
Knowledge Extension 校
• XMLのテクノロジーを活用し様々なコンテンツから比較的容易にeーラーニングのコンテンツ
を開発できるオーサリングシステムとコンテンツデリバリーサーバーを開発している
Black Board社
• 高等教育での集合教育を前提とした教育のe-トランスフォーメーションを推進するシステム
でコンテンツのe-化を先生自らができる操作性が評価され大きく市場を拡大している
U。S。Dept of Hearth&Human
• 大統領のサジェッションで65,000人の職員へeーラーニング環境が提供され、3000コー
スが自由に選べるようになっており、このプラットフォーム上で学習仲間のチャットなどもでき
るようになっている
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Kendle
International社
医療関係の調査・情報・コミュニケーションサービスを提供する会社で世界18カ国にeーラーニン
グで研修を進めている。トップダウンで導入し専門家を動員しほぼ1年でシステム導入をなしとげ
た
Procter&Gamble
Company
社員10万人を対象にeーラーニング環境を構築、16事業部で展開、WBTとCD-ROMでほぼ
全コース量の50%をこなしている。製造部門などは15分で学べるような学習環境にあったコンテ
ンツつくりをしている。ブレンディングがこれからは増えると予測している
Yegin
E。 Chen コンサルタント
アメリカのeーラーニング業界も成長期に入り、業界の伸びは20%前後になったとのこと。
SUN。Tomsonなど大企業の進出が目立ち成熟化する兆しが出てきたと指摘する。
Procter&Gamble社の堂々とした本社
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