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5 高齢者雇用と若年雇用
👉競合する場合もあるし競合しない場合もある。
競合関係にある
<単純な要員管理をしている職場>
ある生産工程で10人働くうちの1人が
60歳の定年年齢に達したとする
→その人が継続雇用になるとポストが空
かないので新人が入ってこられない
競合関係にない
<技術進歩があるような職場>
20年前に製造された機械を使っているお
客さん
→その機械のメンテナンス要員が必要
若手に古い技術は教えず最新の技術を
使った機械の開発・製造に従事してもらう
→20年前の機械の世話は高齢者に任せ
るのが普通(補完関係)
高齢者が持っている技術を若手に伝える
という効果も期待出来る
〜1980年代旧西ドイツ〜
高齢者の引退を促進することによって企業内に空きポスト
をつくり、そこに若年層が入ることで失業率を下げる
若年層の失業率はほとんど下がらなかった
・給料が安い
・楽ではない
→当時の西ドイツの若者たちは敬遠していた
👉高齢者引退の穴を埋めていたのは外国人労働者
企
この若者を雇っても大丈夫か?
生涯所得3億円払う価値はあるのか?
ん〜?
企
これまで我が社で長く働いてくれたし、
給料もそれほど高くないし、
長くても5年で約は終わるし♪
若年層の就職が厳しいのは、高齢者が邪魔をしているというよりも、
若年層自身に原因がある。
若年層の雇用にはこれまでとは違った対応策をとる必要
がある!
両者の対立するような場面を少なくすることが課題である。