東海経済のポイント 2015 中部経済産業局 総務企画部調査課 TEL:052-951-2723 http://www.chubu.meti.go.jp/ 2015年12月 目 1. 東海経済のあらまし 1-1 1-2 1-3 産業構成 企業活動 就業構造 外国人労働者 3. 製造業 3-1 3-2 3-3 3-4 3-5 3-6 製造品出荷額等の推移 製造品出荷額等の業種別構成 製造品出荷額等の業種別全国シェア 主要品目生産量の全国シェア 自動車産業 航空機産業 4. 商業・サービス業 4-1 4-2 4-3 4-4 4-5 4-6 卸売業 小売業 サービス業(対事業所) サービス業(対個人) 観光 国際交流 5. 農業・林業・水産業 5-1 5-2 5-3 農業 林業 水産業 次 6. ヘルスケアビジネス 東海経済の概観 経済指標で見た東海経済の位置付け 東海経済の国際比較 2. 東海地域の経済構造 2-1 2-2 2-3 2-4 東海経済のポイント 6-1 ヘルスケアビジネス 7. 経済動向 7-1 7-2 7-3 7-4 7-5 7-6 7-7 7-8 7-9 7-10 7-11 成長率 鉱工業生産 消費 設備投資 工場立地 公共投資 住宅投資 輸出入 雇用 金融 エネルギー 参考 ① 主要指標の県別データ ② 社会・生活関連指標 ③ 東海の主要製造事業所・産地(愛知1) ④ 東海の主要製造事業所・産地(愛知2) ⑤ 東海の主要製造事業所・産地(岐阜・三重) ⑥ 工業地区別に見た中部の主要産業(東海) 付録 経済指標関連ホームページ (注意) 本資料においては、特に断り書きのない限り、「中部」は富山、石川、岐阜、愛知、三重の5県、 「東海」は岐阜、愛知、三重の3県、「北陸」は富山、石川、福井の3県を指します。 また、パーセントで表示されているものについては、四捨五入の関係で合計が100%にならない ことがあります。 東海経済のポイント 1.東海経済のあらまし 東海経済のポイント 1-1 東海経済の概観 総人口 (全国シェア8.9%) 総面積 (全国シェア5.7%) 三重県 16.3% 愛知県 24.0% 三重県 26.8% 岐阜県 18.3% 2014 2014 愛知県 65.5% 岐阜県 49.2% 事業所数 (全国シェア9.1%) ★東海地域の経済指標 東海 面積(2014年10月1日現在) K㎡ 人口(2014年10月1日現在) 千人 地域内総生産(名目・2012年度) 第1次産業 第2次産業 第3次産業 1人当たり県民所得(2012年度) 事業所数(民営のみ)(2012年2月1日現在) 就業者数(2010年10月1日現在) 製造品出荷額等(2013年) 小売業年間販売額(2012年) 卸売業年間販売額(2012年) 億円 億円 億円 億円 千円 事業所 千人 億円 億円 億円 21,568 11,321 488,437 3,313 178,397 303,446 3,218 498,035 5,594 572,085 103,962 334,817 全国シェ ア 5.7 8.9 9.8 6.1 15.2 8.1 - 9.1 9.4 19.6 9.1 9.2 全国 377,972 127,083 5,001,582 54,238 1,174,607 3,743,709 2,972 5,453,635 59,611 2,920,921 1,148,523 3,654,805 三重県 15.9% 岐阜 岐阜県 20.5% 三重 愛知 2012 愛知県 63.6% 地域内総生産 (全国シェア9.8%) 三重県 15.0% 岐阜県 14.6% 2012 愛知県 70.3% 注: 事業所数は、事業内容等が不詳の事業所を除く。 小売業年間販売額(2012年)と卸売業年間販売額(2012年)の調査対象期間は、2011年1月~2011年12月である。 地域内総生産には、「輸入品に含まれる税・関税」、「(控除)総資本形成に係る消費税」、「(控除)帰属利子」が含まれているので、第1~3次産業の合計とは一致しない。 出所:国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」、総務省「人口推計(平成26年10月1日現在)」、内閣府「平成24年度県民経済計算」、総務省「平成25年経済 センサス-活動調査(確報)」、総務省「平成22年国勢調査(産業等基本集計)」、経済産業省「平成25年工業統計調査(確報)」 東海経済のポイント 1-2 経済指標で見た東海経済の位置付け① おおむね東海は1割経済圏ながら、製造品出荷額等は2割近くある。 ★経済指標の全国シェア (%) 0 面積(2014年) 5 10 15 5.7 人口(2014年) 8.9 世帯数(2015/01/01現在) 8.3 県内総生産(名目)(2012年度) 9.8 うち第1次産業(2012年度) 6.1 うち第2次産業(2012年度) 15.2 うち第3次産業(2012年度) 8.1 就業者数(2010/10/01現在) 9.4 事業所数(2012/02/01現在) 9.1 農業産出額(2013年) 6.2 着工新設住宅戸数(2014年度) 8.5 製造品出荷額等(2013年) 19.6 付加価値額(2013年) 19.0 卸売業年間販売額(2012年) 9.2 小売業年間販売額(2012年) 9.1 道路実延長(2013/04/01現在) 8.2 乗用車の保有台数(2015/03/31現在) 国内銀行の貸出残高(2015/03/31) 国内銀行の預金残高(2015/03/31) 産業財産権出願件数(2014年) 出所:参考①主要指標の県別データを参照のこと 20 10.7 5.4 7.3 10.4 東海経済のポイント 1-2 経済指標で見た東海経済の位置付け② 人口減少率は全国に比べて小さい。一人当たり県民所得は全県計を上回る。 ★都道府県別人口増減率(平成26年中増減率) ▲ 14 ▲ 12 ▲ 10 ▲ 8 全国 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 東海 ▲6 ▲4 ▲2 0 2 6 ★1人当たり県民所得(上位20県)(2012年度) 0 8 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 ▲ 5.0 1.7 (千円) 3,500 4,000 4,500 4,423 東京都 愛知県 静岡県 茨城県 滋賀県 富山県 栃木県 広島県 京都府 大阪府 山口県 三重県 神奈川県 群馬県 香川県 石川県 山梨県 千葉県 埼玉県 福井県 ▲ 1.7 ▲ 4.3 4 (‰) 3,437 3,195 3,137 3,116 3,077 3,008 3,004 2,949 2,939 2,935 2,932 2,928 2,901 2,863 2,849 2,845 2,844 2,806 2,802 3,218 2,972 東海 全県計 ★1人当たり県民所得の推移 (千円) 3,800 3,600 3,400 3,200 3,000 2,800 2,600 2,400 ▲ 0.5 2001 2002 2003 愛知県 出所:総務省「人口推計(平成26年10月1日現在)」、内閣府「平成24年度県民経済計算」 2004 2005 2006 岐阜県 2007 2008 2009 三重県 2010 2011 2012 全県計 (年度) 5,000 東海経済のポイント 1-3 東海経済の国際比較 総生産はスウェーデンと同程度。1人当たり総生産はドイツやフランスを上回る。 ★総生産国際比較(2012)(米ドル換算) ★1人当たり総生産国際比較(2012)(米ドル換算) (10億米ドル) 16,155 アメリカ(1) 8,462 中国(2) 中国 5,957 日本(3) ドイツ(4) フランス(5) 6,249 46,683 日本 ドイツ 3,542 43,982 フランス 2,683 アルゼンチン(21) 608 アルゼンチン イラン(22) 583 イラン 東海 557 東海 スウェーデン(23) 544 スウェーデン ノルウェー(24) 510 ノルウェー ★面積比較(2012) 42,333 14,559 7,673 49,136 56,916 101,169 ★人口比較(2012) (K㎡) 9,596,961 中国 2,780,400 アルゼンチン 1,628,750 イラン スウェーデン ノルウェー アルゼンチン 450,295 323,787 61,400 40,117 75,150 イラン 東海 21,564 1,339,725 82,491 フランス 551,500 フランス 128,057 ドイツ 357,137 (千人) 中国 日本 377,930 ドイツ 東海 308,746 9,629,091 アメリカ アメリカ 日本 (米ドル) 51,384 アメリカ 11,328 スウェーデン 8,976 ノルウェー 4,980 出所:UN, Demographic Yearbook 2012 (2015年11月ダウンロード)、 IMF, Word Economic Outlook Database, October 2015 (2015年11月ダウンロード)、 総務省「人口推計(平成24年10月1日現在)」 、国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調(平成24年10月1日現在)」、内閣府「平成24年度県民経済計算」 注:中部は2012年度、それ以外は2012年の数字を採用。 中部の総生産を米ドル換算するにあたっては、2012年平均値である1ドル=79.79円により算出。また、中部の総生産(米ドル換算)を2012年の人口で除して、中部の 1人当たり総生産を算出。 東海経済のポイント 2.東海地域の経済構造 東海経済のポイント 2-1 産業構成 鉱工業の占める割合が東海は全国より高い。 ★域内総生産(名目)の産業別構成比の推移 東海 1995年度 ←1.1 2000年度 ←1.0 2005年度 ←0.7 2010年度 ←0.7 2012年度 ←0.7 31.9 7.2 30.0 6.5 32.3 4.9 農 林 水 産 業 2.5 2.5 32.2 建 設 業 1.9 6.9 4.3 9.9 6.2 13.0 4.7 9.4 8.0 3.8 12.4 ・ 水電 道気 業・ ガ ス 9.1 4.4 14.0 12.7 4.6 鉱 工 業 15.1 2.7 5.2 29.0 2.5 11.7 3.3 卸 売 ・ 小 売 業 17.0 17.1 8.6 運 輸 ・ 通 信 業 不 動 産 業 6.5 ←1.4 7.0 ←1.3 6.8 ←1.4 16.0 8.9 11.2 金 融 ・ 保 険 業 13.9 16.7 サ ー ビ ス 業 7.2 ←1.5 6.8 ←1.6 生民対 生政 産間家 産府 者非計 営 者サ 利 ー サ ビ ー ス ビ ス 全国 1995年度 ←1.6 2000年度 ←1.3 2005年度 ←1.1 2010年度 ←1.1 18.5 5.0 2.7 13.1 5.0 13.9 10.0 2012年度 ←1.1 18.4 5.2 2.1 13.6 4.7 14.0 10.1 0% 22.4 8.1 20.8 6.7 19.8 10% 出所:内閣府「平成24年度県民経済計算」 5.4 20% 2.7 14.6 2.7 14.0 2.6 5.9 14.1 30% 5.8 11.4 6.3 40% 11.0 7.0 6.5 12.1 50% 8.0 ←1.6 8.7 ←1.6 9.0 ←1.8 19.5 9.1 ←2.0 19.7 8.9 ←2.2 20.3 9.7 60% 17.2 18.1 70% 80% 90% 注:95年度は95年基準を、00年度は00年基準、05年度、10年度、12年度は05年基準の数値を使用。 100% 東海経済のポイント 2-2 企業活動① 中部の企業は、総資産利益率(ROA)及び自己資本当期純利益率(ROE)ともに前年度を上回った。 なお、自己資本比率については、中部の企業は全国に比べて高い。 ★企業財務の健全性(ROA、ROE、自己資本比率)の推移 10.0% 8.0% 中部自己資本比率(右軸) 全国自己資本比率(右軸) 中部ROA(左軸) 中部ROE(左軸) 全国ROA(左軸) 全国ROE(左軸) 50.0% 46.0% 8.9% 39.0% 40.0% 7.9% 6.0%30.0% 6.0% 4.8% ROA(Return on Assets) 総資産利益率 =経常利益/総資産 4.0% 20.0% ROE(Return on Equity) 自己資本当期純利益率 =当期純利益/自己資本 2.0% 10.0% 自己資本比率 =自己資本/総資産 0.0% 0.0% -2.0% -10.0% 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 出所:経済産業省「平成26年企業活動基本調査(確報)」、中部経済産業局「平成25年企業活動基本調査(確報)」 注:従業員50人以上かつ資本金3000万円以上の会社について調査したもの。 東海経済のポイント 2-2 企業活動② 中部の企業の労働生産性、付加価値率は2011年度以降前年を上回り続けている。 なお、付加価値率については、中部の企業は全国に比べて高い状況が続いている。 ★企業の生産性(労働生産性・付加価値率)の推移 労働生産性と付加価値率の推移 1400.0 25.0% 23.0% 1200.0 20.7% 19.6% 1000.0 20.0% 労働生産性(中部・全企業) 17.3% 〃 800.0 600.0 付加価値率(中部・全企業) 10.0% 400.0 5.0% 200.0 0.0 出所:経済産業省「平成26年企業活動基本調査(確報)」、中部経済産業局「平成25年企業活動基本調査(確報)」 労働生産性=付加価値額/常時従業者数 付加価値率=付加価値額/売上×100 (中部・製造業) 15.0% 0.0% 〃 (中部・製造業) 〃 (全国・全企業) 〃 (全国・製造業) 東海経済のポイント 2-2 企業活動③ 中部の企業の子会社・関連会社数は、国内は2010年以降横ばい状態が続いているものの、海外は 順調に増加し続けている。製造業においては、2013年度に国内より海外の方が多くなった。 ★中部企業の子会社数の推移 (上:全企業 下:製造業) 国内子会社・関連会社数 海外子会社・関連会社数 6,000 4,812 5,000 4,334 4,000 3,000 2,000 1,000 0 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 3,500 2,934 2,838 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 出所:中部経済産業局「平成25年企業活動基本調査(確報)」 注:従業員50人以上かつ資本金3000万円以上の会社について調査したもの。 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 東海経済のポイント 2-2 企業活動④ 中部の企業の一企業当たりの研究開発費は前年を上回った。 なお、研究開発費のうち約8割が自社研究開発費向けである。 ★中部企業の研究開発費用支出先 ★中部企業の一企業当たり研究開発費の推移 2,500 6.0 自社・委託研究開発費 自社研究開発費 国内関係会社委託 海外関係会社委託 その他委託 (億円) 売上高研究開発比率 5.0 2,000 20,000 18,000 4.0 16,000 1,500 3.0 1,604 (8.9%) 683 (3.8%) 1,189 (6.6%) 14,000 1,460 (8.5%) 683 (4.0%) 1,188 (7.0%) 12,000 1,000 2.0 500 1.0 10,000 8,000 14,544 (80.7%) 6,000 全企業 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 0.0 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 0 製造業 出所:中部経済産業局「平成25年企業活動基本調査(確報)」 注:従業員50人以上かつ資本金3000万円以上の会社について調査したもの。 13,757 (80.5%) 4,000 2,000 0 全企業 製造業 東海経済のポイント 2-3 就業構造 就業者の割合は、35~44歳が最も高く、完全失業者の割合は25~34歳、35~44歳が高い。 産業別の就業者を見ると、製造業が一番多く、次いで卸売業・小売業、医療・福祉の順になっている。 ★東海の労働状態別年齢別人口構成比(2014年) ★東海の産業別就業者数(2014年) (%) 農林業, 22 その他, 11 15歳以上人口 11.3 13.0 17.2 14.9 14.7 28.9 複合サービス, 6 労働力人口 8.6 17.8 23.9 21.1 17.5 11.0 就業者 8.5 17.7 24.0 21.2 17.5 11.1 13.6 非労働力人口 22.7 22.7 18.2 15.6 5.4 6.4 5.0 10.2 0% 20% 13.6 9.1 60% 建設業, 56 777万 人※ 製造業, 193 生活関連,娯楽, 28 宿泊業, 飲食, 47 57.5 40% 公務, サービ 32 ス業, 43 医療,福祉, 78 教育,学習支援, 34 完全失業者 漁業, 3 80% 学術研究,専門・ 技術サービス業, 21 不動産, 100% 物品賃貸 金融業, 業, 10 保険業, 16 15~24 歳 25~34 歳 35~44 歳 45~54 歳 55~64 歳 65歳以上 電気・ガス・熱供 給・水道業, 3 卸売業,小売業, 123 運輸業,郵便 業, 38 ※岐阜、愛知、三重、静岡の4県を指す。 出所:総務省「労働力調査」 情報通 信業, 13 東海経済のポイント 2-4 外国人労働者 自動車産業など製造業が盛んな東海の各県では、外国人労働者が製造業に就いている割合が高い。 ★産業別の外国人労働者数 (2014年10月末現在 全国787,627人) 100% 90% その他 80% 教育・学習支援業 70% 宿泊・飲食サービス業 60% 卸売業・小売業 50% 情報通信業 40% 製造業 30% 20% 10% 0% ★愛知県 ★岐阜県 ★三重県 静岡県 富山県 石川県 全国 ★直接雇用されている外国人労働者数 ★間接雇用されている外国人労働者数 (2014年10月末現在 全国608,825人) (2014年10月末現在 全国178,802人) 富山県 0.8% 石川県 ★岐阜県 0.7% 2.4% ★愛知 県 9.3% 富山県 石川県 0.7% 0.7% ★三重県 1.9% 静岡県 3.2% ★岐阜県 3.1% ★愛知県 15.7% ★三重県 3.9% その他 65.4% 静岡県 10.5% その他 81.8% 出所:厚生労働省 「外国人雇用状況の届出状況」 東海経済のポイント 3.製造業 東海経済のポイント 3-1 製造品出荷額等の推移 東海の製造品出荷額等は、前年比で金額、全国シェアともに増加となっている。 ★製造品出荷額等の全国シェア(2013年) ★製造品出荷額等の推移(従業者4人以上の事業所) (兆円) (%) 400 25 全国 東海 東海地域の 全国シェア 19.6 全国 292.1兆 円 20 東海 57.2兆円 300 292.1 19.6% 15 200 10 三重県 10.4兆円 18.2% 100 5 2013 2012 2011 2010 2009 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999 1998 1997 1996 1995 1990 1985 1980 0 出所:経済産業省「平成25年工業統計表(産業編)」 東海 57.2兆円 愛知県 42.0兆円 73.4% 57.2 0 岐阜県 4.8兆円 8.4% (年) 東海経済のポイント 3-2 製造品出荷額等の業種別構成① 輸送用機械の占める割合の増加が続いている。 ★製造品出荷額等の業種別構成比の推移 パルプ・紙 ・加工品 非鉄金属 輸送用機械 1970年 24.3 1980年 東 海 電気機械 6.4 9.7 30.1 1990年 2000年 6.6 6.9 34.8 7.7 金属 3.8 5.2 2.3 3.0 4.3 8.6 7.7 11.0 11.9 43.0 鉄鋼 6.9 6.7 8.9 38.1 2010年 化学 飲食料 一般機械 窯業 土石 8.2 5.9 9.5 12.1 8.6 4.4 5.0 6.1 4.2 5.4 13.6 2.8 4.8 3.7 4.0 4.1 4.8 5.2 5.6 2.4 9.7 2.1 3.6 3.5 0.5 14.1 4.3 1.7 4.8 1.8 4.5 精密機械 その他 繊維衣服 2.3 1.6 4.3 2.4 0.8 8.2 0.7 7.8 0.8 1.6 1.7 1.2 6.4 1.3 2013年 46.2 10.2 8.7 5.0 4.7 4.8 6.1 4.5 3.8 2.4 3.0 全 国 2013年 19.9 0% 10% 12.6 20% 11.0 30% 40% 11.8 9.4 50% 60% 70% 3.7 80% プラスチック製品 出所:経済産業省「平成25年工業統計表(産業編)」 注1:1970年は従業者20人以上、1980年は従業者30人以上の事業所が対象。 注2:1990年以降分については、4人以上の事業所が対象の統計を基に算出。 注3:プラスチック製品は、1985年から新設。 注4:精密機械器具製造業は、2008年から他業種へ分割することで単独の項目を廃止。 3.9 2.3 1.7 1.1 1.2 2.3 11.8 1.3 90% 6.5 100% 東海経済のポイント 3-2 製造品出荷額等の業種別構成② 輸送用機械が約4割で、電気機械とはん用・生産用・業務用機械を合わせると約6割を占める。 【輸送用機械工業】 トヨタ自動車㈱[自動車] 本田技研工業㈱鈴鹿製作所[自動車] 三菱自動車工業㈱ 名古屋製作所岡崎工場[自動車] ㈱デンソー [カーエアコン、燃料噴射装置] アイシン精機㈱[トランスミッション] ㈱三五 [マフラー] 愛三工業㈱[キャブレタ] ㈱豊田自動織機[産業車両] 三菱重工㈱名古屋航空宇宙システム製作所 [航空機 部品(主翼)] 川崎重工㈱航空宇宙カンパニー名古屋工場 [航空機 部品(胴体)] 繊維 パルプ・紙・紙加 工品 1.1% 1.2% 非鉄金属 その他 1.7% 窯業・土石 6.5% 2.3% 金属 3.7% プラスチック 3.9% 化学 4.7% 鉄鋼 4.8% 約57兆円 飲食料 5.0% はん用・生産用・ 業務用機械(一 般機械) 8.7% 【一般機械工業】 ㈱オークマ [金属工作機械] ㈱ヤマザキマザック [金属工作機械] ブラザー工業㈱[金属工作機械、ミシン] オーエスジー㈱[機械工具] シーケーディ㈱[空気圧機器] ㈱IHI愛知工場 [クレーン] 輸送用機械 46.2% (画像提供:三菱航空機㈱) 電気機械 10.2% 【電気機械工業】 豊田合成㈱平和町工場 [発光ダイオード] 三菱電機㈱名古屋製作所 [プログラマブルコントローラ] パナソニックエコソリューションズ電路㈱ [分電盤] 日本特殊陶業㈱ [自動車プラグ] シャープ㈱亀山工場 [テレビ] ソニーイーエムシーエス㈱幸田サイト [デジタルカメラ] ㈱東芝セミコンダクター&ストレージ社四日市工場 [半導体 集積回路] イビデン㈱青柳事業場 [電子回路基板] 京セラ㈱三重伊勢工場 [太陽電池モジュール] 出所:経済産業省「平成25年工業統計表(産業編)」 注:秘匿の数値は「その他」に含まれる。 東海経済のポイント 3-3 製造品出荷額等の業種別全国シェア 輸送用機械器具の全国シェアが、40%以上と突出している。 (%) ★製造品出荷額等の業種別全国シェア(2013年) 30 20 10 0 19.6 製造業計 45.5 輸送用機械器具 20.6 業務用機械器具 20.0 プラスチック製品 19.0 窯業・土石製品 16.4 家具・装備品 18.2 電気機械器具 繊維工業 16.0 金属製品 16.1 15.2 鉄鋼業 16.6 電子部品・デバイス・電子回路 はん用機械器具 14.1 生産用機械器具 14.3 10.9 非鉄金属 10.4 木材・木製品(家具を除く) 10.0 パルプ・紙・紙加工品 9.9 化学工業 食料品 9.1 印刷・同関連業 9.0 10.6 情報通信機械器具 飲料・たばこ・飼料 50 40 6.1 出所:経済産業省「平成25年工業統計表(産業編)」 東海経済のポイント 3-4 主要品目生産量の全国シェア 陶磁器・セラミック製品ほか繊維、自動車・航空機関連のシェアが高い。 ★主要品目生産数量の全国シェア(2014) ガスセンサ素子99.8 タイル計96.7 車いす89.8 がい子(がい管を含む)84.1 染色整理(毛織物)82.8 飲食器78.8 PMモータ77.2 温水洗浄便座74.9 木製応接・食卓いす計69 そ毛織物65.3 内燃機関電装品61.4 航空機・部品54.1 強化ガラス48.7 金属工作機械41.8 衛生用品39.9 ガス機器38.5 乗用車32.3 0 10 20 30 40 50 60 70 出所:経済産業省「生産動態統計」 注:タイル計は、外装・内装・床・モザイクタイルの計。 注:自動車部品(除くエンジン)・半導体集積回路は、中部地域の全国シェアを「中部経済のポイント」3-4に掲載。 80 90 100 東海経済のポイント 3-5 自動車産業① 乗用車及び自動車部品の生産金額は、2011年は東日本大震災の影響などから減少したものの、201 2年はエコカー補助金の政策効果などから増加した。2013、2014年は、乗用車の全国シェアは低下し たものの、自動車部品の全国シェアは上昇している。 ★自動車部品 生産金額の推移 ★乗用車 生産金額の推移 出所:経済産業省「生産動態統計」 (年) (年) 東海経済のポイント 3-5 自動車産業② 2014年の乗用車輸出台数は減少し、全国シェアもこのところ低下傾向で推移。 自動車部品輸出金額は、2010年以降、増加傾向となっていたが、2014年の全国シェアは低下した。 ★名古屋税関 乗用車輸出の推移 ★名古屋税関 自動車の部分品輸出の推移 (年) 出所:財務省「貿易統計」 ※輸出の地域区分のEUは、2013年における加盟国(28カ国)による。 (年) 東海経済のポイント 3-6 航空機産業 航空機・部品の生産額は、中部地域が半分以上のシェアを占めている。 機体部品は約8割のシェアを占めており、生産額も大きく上昇している。 ★航空機・部品の生産額と中部地域のシェア 出所:経済産業省「生産動態統計」 注) 「航空機・部品」とは、「航空機」、「機体部品」、「発動機」、「その他」の総数。 ★航空機・部品のうち、機体部品の生産額と中部地域のシェア 東海経済のポイント 4.商業・サービス業 東海経済のポイント 4-1 卸売業 全国と比較して「機械器具」「建築材料、鉱物・金属材料等」の比率が高い。 ★卸売業販売額 全国シェアおよび地域内県別シェア(2012年) 岐阜県 2.0兆円 6.3% 三重県 1.6兆円 5.0% ★卸売業 年間販売額構成比の推移 0% 昭和51年 (1976) 10% 20% 24.5 昭和60年 (1985) 28.9 平成19年 (2007) 29.0 全 国 (2012) 愛知県 28.6兆円 88.7% 50% 24.5 25.1 70% 17.7 11.9 34.9 建築材料、鉱物 ・ 金属材料等 6.6 2.9 4.5 14.3 16.7 2.1 3.6 8.8 各種 商品 その他 飲食料品 7.0 2.7 5.5 14.2 16.2 19.7 8.3 3.5 18.1 14.5 35.7 100% 11.7 12.8 17.4 29.0 90% 10.5 16.4 27.5 22.5 80% 10.9 23.9 28.0 機械器具 60% 18.0 36.4 平成16年 (2004) 平成24年 (2012) 40% 30.4 平成6年 (1994) 東海32.3 兆 円 30% 3.3 繊維・ 衣服等 建築材料、鉱物・金属材料等=建築材料卸売業+化学製品卸売業+鉱物・金属材料卸売業+再生資源卸売業 飲食料品=農畜産物・水産物卸売業+食料・飲料卸売業 その他=家具・建具・じゅう器等卸売業+医薬品・化粧品等卸売業+他に分類されない卸売業 繊維・衣服等=繊維品卸売業(衣服・身の回り品を除く)+衣服・身の回り品卸売業 東海 32.3兆円 9.5% うち名古屋市 ★卸売業販売額 東海の全国シェア(2012年) 0.0% 5.0% 21.4兆円 74.8% 卸売業計 各種商品卸売業 全国 340.4兆円 愛知県 28.6兆円 10.0% 9.5% 2.2% 繊維・衣服等卸売業 飲食料品卸売業 15.0% 10.4% 7.8% 建築材料、鉱物・金属材料… 11.7% 機械器具卸売業 出所:経済産業省 総務省 「経済センサス」 その他の卸売業 11.8% 8.2% 注:2012年は2011年1月~12月、2007年は2006年4月~2007年3月、2004年は2003年4月~2004年3月、1994年は1993年7月~1994年6月、1985年は 1984年5月~1985年4月、1976年は1975年5月~1976年4月を調査対象期間としている。 東海経済のポイント 4-2 小売業 機械器具小売業販売額の全国シェアが高い。 ★小売業販売額 全国シェアおよび地域内県別シェア(2012年) 三重県 1.6兆円 16.0% 岐阜県 1.7兆円 17.0% 愛知県 6.7兆円 67.0% 東海 10.0兆円 東海 10.0兆円 9.1% 全国 110.5兆円 出所:経済産業省 総務省 「経済センサス」 注:2011年1月~12月を調査対象期間としている。 うち名古屋市 2.7兆円 40.3% 愛知県 6.7兆円 ★業種別販売額東海の全国シェア(2012年) 東海経済のポイント 4-3 サービス業(対事業所) ソフトウェア業では、全国と比較して製造業向けにサービスを提供している割合が高い。 ★サービス業(対事業所)契約先産業別内訳・業務別対全国シェア ソフトウェア業 100% 90% 5,730億円 10兆886億円 (シェア5.7%) 情報処理・提供サービス業 1,612億円 4兆6,653億円 (シェア3.5%) 広告業 4,007億円 7兆7,562億円 (シェア5.2%) 機械設計業 デザイン業 978億円 4,312億円 (シェア22.7%) 154億円 2,137億円 (シェア7.2%) その他 80% 同 業 者 70% 60% 公 務 サービス業 50% 金融・保険業 40% 80.2% 79.2% 卸売・小売業 30% 情報通信業 44.0% 20% 10% 製 造 業 21.6% 17.7% 16.3% 全国 東海 25.1% 23.0% 全国 東海 23.2% 26.2% 全国 東海 0% 全国 東海 出所: 経済産業省「平成26年特定サービス産業実態調査報告書」 全国 東海 東海経済のポイント 4-4 サービス業(対個人) 東海3県は全国に比べて、冠婚葬祭業の割合が比較的高い。 岐阜県、三重県は、全国に比べてスポーツ施設提供業の割合が高い。 ★サービス業(対個人)契約先産業別内訳・業務別対全国シェア ★冠婚葬祭業売上高内訳 100% 公園,遊園地 映画館 テーマパーク 4% 愛知県 4,509億円 冠婚葬祭業 35% 興行場 興業団 スポーツ施設提供業 学習塾 11% 14% 21% 4% 岐阜県 1,259億円 90% 1% 教養・ 80% 技能教授業 14% 70% 60% 1% 31% 13% 21% 12% 50% 40% 3% 三重県 992億円 32% 4% 10% 44% 7% 30% 42% 20% 3% 全国 7.9兆円 29% 0% 10% 20% 10% 12% 30% 40% 25% 50% 60% 8% 70% 12% 28% 30% 全国 2.2兆円 愛知 1,538億円 12% 0% 80% 90% 100% 結婚式場業務年間売上高 冠婚葬祭互助会事業 (手数料収入及び金利収入)年間売上高 注: 「冠婚葬祭業」の内訳グラフ(右側グラフ)は経営組織を「会社」のみで、会社以外の法人・団体及び個人経営を除いて集計した。 出所: 経済産業省「平成26年特定サービス産業実態調査」 32% 岐阜 377億円 葬儀業務年間売上高 三重 315億円 東海経済のポイント 4-5 観光① 東海に在住する日本人の出国者数(2014年)は151万人で、前年と比べると減少した。 東海への外国人の入国者数は、リーマン・ショックや東日本大震災により一時的に落ち込んだが、順調に回 復している。2014年は70万人で、前年と比べると20%以上増加した。 ★日本人の出国者数(東海) (万人) ★外国人の入国者数(東海) (全国比%) 9.6 180 入国者数 (万人) 全国比 (%) 80 7.0 入国者数 全国比 9.5 170 70 全国比 70万人 6.0 9.4 60 160 4.9% 5.0 9.3 151万人 150 9.2 9.1 140 130 9.0 8.9% 50 4.0 40 3.0 30 8.9 120 2.0 20 8.8 110 8.7 8.6 100 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 1.0 10 0 0.0 2006年2007年2008年2009年2010年2011年2012年2013年2014年 出所:法務省「出入国管理統計」 東海経済のポイント 4-5 観光② 主に観光目的の都道府県別宿泊者は、北海道、沖縄県などが多く、東海各県はおおむね中位。 ★延べ宿泊者数(2014年) (千人) 60,000 観光目的の宿泊者が50%以上 観光目的の宿泊者が50%未満 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 0 出所:観光庁「宿泊旅行統計調査」 注1:調査対象は、ホテル、旅館、簡易宿泊所等の全宿泊施設。 注2:延べ宿泊者数には、子どもや乳幼児も1人泊として含まれる。 注3:都道府県の順位は、「観光目的の宿泊者が50%以上」の宿泊施設の宿泊者数の多い順。 東海経済のポイント 4-5 観光③ 2014年の延べ宿泊者数は、東海が約2,500万人、北陸が約900万人だった。 外国人の宿泊者数は、東日本大震災により落ち込んだが、それ以降は増加している。2014年の東海は、 前年と比べると30%以上増加した。 ★外国人延べ宿泊者数 ★延べ宿泊者数 (東海・北陸:万人) (延宿泊者:万人) (全国比:%) 7.0 東海 北陸 全国比(東海) 全国比(北陸) 3,000 6.3% 2,489万人 4,500 東海 北陸 全国 6.5 2,500 6.0 (全国:万人) 250 4,207万人 4,000 200 3,500 207万人 5.5 3,000 2,000 5.0 150 2,500 1,500 4.5 2,000 4.0 100 1,000 1,500 3.5 939万人 3.0 500 2.4% 0 1,000 50 45万人 2.5 500 2.0 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 0 0 2008年 出所:観光庁「宿泊旅行統計調査」 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 注1: 「東海」は岐阜、愛知、三重の3県、「北陸」は富山、石川の2県。 注2:調査対象は旅館業法に基づく営業許可を得ている従業者数10人以上のホテル、旅館及び簡易宿泊所の全宿泊施設。 東海経済のポイント 4-5 観光④ 外国人の宿泊者数(ビジネス客を含む)の都道府県別順位は、愛知県が7位、他の東海各県は中位。 国籍別では、愛知県は中国、岐阜県と三重県は台湾が多い。 ★外国人延べ宿泊者数の国籍別構成比(2014年) 韓国 中国 香港 台湾 アメリカ その他 全国(4,207万人) 東京都(第1位 1252万人) 大阪府(第2位 595万人) 北海道(第3位 371万人) 京都府(第4位 295万人) 千葉県(第5位 265万人) 沖縄県(第6位 223万人) ★愛知県(第7位 146万人) 神奈川県(第8位 135万人) 福岡県(第9位 127万人) 山梨県(第10位 86万人) ★岐阜県(第15位 46万人) ★三重県(第24位 15万人) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 出所:観光庁「宿泊旅行統計調査」 注1:調査対象は、旅館業法に基づく営業許可を得ている従業者数10人以上のホテル、旅館及び簡易宿泊所の全宿泊施設。 注2:外国人延べ宿泊者数とは、各月における外国人(日本国内に住所を有しないもの)の宿泊者の延べ人数をいう。 100% 東海経済のポイント 4-6 国際交流 2013年の国内における国際会議(中・大型含む)開催件数は、前年を上回った。 東海管内の姉妹都市提携件数は2015年3月末時点で114件。 ★国際会議開催件数及び全国シェアの推移 ★姉妹自治体提携件数 県別内訳(合計114件) (件) (%) 200 三重県, 19件, 17% 9 180 8 160 7 6.7 140 岐阜県, 36件, 31% 6 愛知県, 59件, 52% 120 5 100 4 80 3 60 2 40 20 1 0 0 ★主な姉妹自治体提携先の件数(合計114件) アメリカ 30件 中国 24件 オーストラリア 9件 8件 6件6件 イタリア 31件 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 愛知 岐阜 三重 東海シェア 出所:(一社)自治体国際化協会 出所: 日本政府観光局(JNTO)国際会議統計 ※「国際会議」とは、次の①~④を全て満たす国際会議。 ①主催者が国際機関・国際団体又は国家機関・国内団体、②参加者総数が50名以上 ③参加国が日本を含む3カ国以上、④開催期間が1日以上 ※「姉妹自治体」とは、次の①~③を満たすものを指す ①提携する両自治体の首長による提携書があること、 ②交流分野が特定のものに限らないこと ③交流するに当たって、何らかの予算措置が必要になるものと考えられることから、議会の承認を得ていること 東海経済のポイント 5.農業・林業・水産業 東海経済のポイント 5-1 農業 ①概要 東海の農家数、農業就業人口は減少傾向。農業産出額は増加に転じた。 東海の全国シェアは、農家数に比べ農業就業人口および農業産出額の方が低い。 ★農業就業人口の推移 ★農家数の推移 450 12.0 400 ★農業産出額の推移 450 10.0 10,000 9.0 400 9.0 9,000 8.0 8.0 8,000 7.0 7,000 10.3 10.0 350 350 8.2 300 8.0 農 家 250 数 ( 千 200 戸 ) 6.0 103 150 4.0 7.5 8.3 300 就 業 人 口 ( 千 人 ) 7.0 6.2 6.5 6.0 4.0 3.0 3,000 2.0 2,000 5.0 200 43 1,570 4.0 121 15 東海 販売農家 北陸(2県) 自給的農家 中部 全国シェア 注:北陸(2県)は、富山県および石川県を指す。 東海 65歳未満 北陸(2県) 65歳以上 0.0 0 1.0 976 東海 中部 全国シェア 1.4 耕種 畜産 1990 1995 2000 2005 2010 2013 10 0 1,000 7 179 1990 1995 2000 2005 2010 2013 0.0 1990 1995 2000 2005 2010 2015 1990 1995 2000 2005 2010 2015 1990 1995 2000 2005 2010 2015 1990 1995 2000 2005 2010 2015 0 1.0 2.0 3,718 53 29 43 30 4,694 北陸(2県) 加工農産物 出所:農林水産省「農林業センサス」2015年は概数値、 「生産農業所得統計」 1990 1995 2000 2005 2010 2013 50 1990 1995 2000 2005 2010 2015 89 1.8 1990 1995 2000 2005 2010 2015 50 92 2.0 118 5.0 3.0 100 2.1 1,749 150 88 100 6.0 6,000 産 出 額 5,000 ( 億 円 ) 4,000 250 50 中部 全国シェア 0.0 東海経済のポイント 5-1 農業 ②生産構造 全国に比べ、中部・東海は花き、北陸(2県)は米の比率が高い。 中部 ★農業産出額(2013年) 全国 その他の鶏 4.1% 鶏卵 5.6% 乳用牛 9.1% 加工農産物 0.8% その他の鶏 1.8% その他の畜 産 6.8% 米 鶏卵 24.6% 8.3% 乳用牛 5.8% 肉用牛 6,493億円 4.2% 加工農産物 0.6% その他の畜 産 7.4% 米 20.8% 8兆5,748億円 肉用牛 6.5% その他の耕 種 花き 6.7% 4.1% 果実 8.8% その他の耕種 4.3% 東海 野菜 26.3% 加工農産物 0.8% その他の鶏 2.2% その他の畜 産 7.6% 鶏卵 8.7% 乳用牛 6.2% 肉用牛 4.8% その他の耕種 4.5% 花き 10.9% 米 16.3% 5,331億円 野菜 30.3% 花き 13.0% 果実 5.3% 野菜 27.1% 北陸(2県) 加工農産物 その他の鶏 0.6% 0.0% その他の畜 鶏卵 産 肉用牛 6.6% 3.3% 1.7% 乳用牛 3.8% その他の耕種 花き 3.4% 1.5% 果実 3.9% 1,162億円 野菜 12.3% 果実 5.7% 注:北陸(2県)は、富山県および石川県を指す。 出所:農林水産省「生産農業所得統計(平成25年)」 米 62.8% 東海経済のポイント 5-1 農業 ③高シェア農産物 東海の高シェア農産物は、花きは愛知県の「きく」「洋ラン(鉢)」、野菜は愛知県の「キャベツ」「ブロッコ リー」「トマト」 、岐阜県の「ほうれんそう」。三重県は「お茶(生葉)」や「荒茶」。 ★全国シェアが高い主要農産物(2013年) トマト キャベツ ほうれんそう たまねぎ 都道府県 産出額(億円) 全国シェア(%) 都道府県 産出額(億円) 全国シェア(%) 都道府県 産出額(億円) 全国シェア(%) 都道府県 産出額(億円) 全国シェア(%) 1位 熊 本 410 17.6 愛 知 236 20.5 千 葉 131 13.1 北 海 道 464 55.7 2位 北 海 道 207 8.9 群 馬 182 15.8 埼 玉 125 12.5 佐 賀 96 11.5 3位 愛 知 157 6.8 千 葉 141 12.3 群 馬 81 8.1 兵 庫 90 10.8 4位 千 葉 150 6.5 茨 城 84 7.3 茨 城 74 7.4 長 崎 24 2.9 5位 茨 城 139 6.0 神 奈 川 68 5.9 岐 阜 60 6.0 愛 知 19 2.3 全 国 2,325 全 国 き く 1,150 全 国 茶 (生葉) 1,001 全 国 はくさい 833 か き 都道府県 産出額(億円) 全国シェア(%) 都道府県 産出額(億円) 全国シェア(%) 都道府県 産出額(億円) 全国シェア(%) 都道府県 産出額(億円) 全国シェア(%) 1位 愛 知 213 32.6 静 岡 241 38.0 長 野 144 26.9 和 歌 山 89 21.2 2位 沖 縄 71 10.9 鹿 児 島 150 23.6 茨 城 135 25.2 奈 良 64 15.2 3位 福 岡 53 8.1 三 重 51 8.0 北 海 道 20 3.7 福 岡 49 11.7 4位 鹿 児 島 42 6.4 京 都 42 6.6 埼 玉 19 3.5 岐 阜 29 6.9 35 5.4 福 岡 28 4.4 愛 知 16 3.0 愛 知 25 6.0 5位 長 崎 全 国 654 全 国 ブロッコリー 635 全 国 荒 茶 536 全 国 洋ラン (鉢) 420 大 豆 都道府県 産出額(億円) 全国シェア(%) 都道府県 産出額(億円) 全国シェア(%) 都道府県 産出額(億円) 全国シェア(%) 都道府県 産出額(億円) 全国シェア(%) 1位 北 海 道 72 18.1 静 岡 132 39.4 愛 知 63 2位 埼 玉 45 11.3 鹿 児 島 71 21.2 埼 玉 26 3位 愛 知 36 9.1 三 重 36 10.7 福 岡 22 4位 香 川 31 7.8 京 都 31 9.3 山 梨 5位 長 野 26 6.5 福 岡 16 4.8 静 岡 全 国 397 全 国 出所:農林水産省「生産農業所得統計(平成25年)」 335 全 国 67 22.0 8.4 兵 庫 25 8.2 7.1 佐 賀 22 7.2 18 5.8 福 岡 21 6.9 17 5.5 愛 知 16 5.2 311 20.3 北 海 道 全 国 305 東海経済のポイント 5-2 林業 木材素材生産量は、大きく減少したのち、近年横ばいとなっている。東海のシェアは、横ばい。 ★国産材の素材生産量の全国シェア推移 出所:農林水産省「木材需給報告書」 東海経済のポイント 5-3 水産業 ①概要 東海の漁業経営体、海面漁業就業者および漁業生産額は、減少傾向。 東海の全国シェアは、漁業経営体は上昇しているが、漁業就業者および生産額は低下傾向。 注:北陸(2県)とは、富山県および石川県を指す。 出所:農林水産省「漁業センサス」、「漁業生産額」 東海経済のポイント 5-3 水産業 ②生産構造 全国に比べ、中部・東海は貝類、北陸(2県)は魚類、えび類、かに類、いか類の比率が高い。 ★海面漁業・養殖業生産額(2013年) 中部 全国 その他の海面漁業 1.3% 海面養殖業 30.0% 1兆3,542億円 たこ類 1.1% 魚類 47.5% いか類 8.1% その他の海面漁業 4.1% たこ類 1.5% 海面養殖業 17.9% 1,025億円 魚類 54.2% 貝類 10.5% いか類 5.7% 貝類 7.3% かに類 2.6% えび類 4.3% 東海 かに類 えび類 1.8% 1.9% その他の海面漁業 1.2% たこ類 0.8% 北陸(2県) 海面養殖業 1.0% 海面養殖業 27.2% いか類 21.0% その他の海面漁業 1.4% 664億円 たこ類 1.2% いか類 1.1% 魚類 50.4% 貝類 2.2% 361億円 かに類 6.2% 貝類 15.0% えび類 6.6% かに類 えび類 0.6% 3.1% 注:北陸(2県)は、富山県および石川県を指す。 出所:農林水産省「漁業生産額(平成25年)」 魚類 61.1% 東海経済のポイント 5-3 水産業 ③高シェア水産物 東海の高シェア水産物は、愛知県の「あさり類」「いかなご」「しらす」、三重県の「いせえび」「真珠」「あさ り類」「びんなが」 「かつお」となっている。 ★全国シェアが高い主要水産物(2013年) ※海面漁業 かつお 都道府県 1位 静 岡 2位 高 知 生産額(100万円) さば類 全国シェア(%) 都道府県 生産額(100万円) びんなが 全国シェア(%) 都道府県 生産額(100万円) しらす 全国シェア(%) 都道府県 生産額(100万円) 全国シェア(%) 18,785 26.4 茨 城 7,526 18.1 宮 崎 4,075 20.8 静 岡 3,209 16.8 10.8 長 崎 6,783 16.3 高 知 3,247 16.5 兵 庫 3,180 16.6 3位 三 重 7,682 7,146 10.1 静 岡 4,550 10.9 三 重 2,122 10.8 愛 知 2,155 11.3 4位 宮 崎 6,775 9.5 三 重 3,703 8.9 静 岡 2,071 10.5 徳 島 1,345 7.0 5,476 7.7 千 葉 2,294 5.5 鹿 児 島 2,046 10.4 広 島 1,096 5.7 41,665 全 国 19,633 5位 宮 城 全 国 71,027 全 国 かたくちいわし 都道府県 生産額(100万円) あさり類 全国シェア(%) 都道府県 生産額(100万円) 全 国 いかなご 全国シェア(%) 都道府県 生産額(100万円) 19,146 いせえび 全国シェア(%) 都道府県 生産額(100万円) 全国シェア(%) 1位 千 葉 2,664 15.5 愛 知 4,610 58.1 兵 庫 3,421 53.9 三 重 1,206 21.2 2位 愛 媛 1,879 10.9 三 重 1,079 13.6 愛 知 816 12.9 千 葉 1,078 19.0 3位 広 島 1,762 10.2 千 葉 715 9.0 三 重 580 9.1 和 歌 山 872 15.3 4位 長 崎 1,517 8.8 静 岡 524 6.6 北 海 道 536 8.4 静 岡 541 9.5 5位 三 重 1,450 8.4 北 海 道 453 5.7 宮 城 388 6.1 徳 島 401 7.1 17,203 全 国 7,939 全 国 全 国 6,345 全 国 5,682 ※養殖業 のり類 都道府県 生産額(100万円) まだい 全国シェア(%) 都道府県 生産額(100万円) かき類 全国シェア(%) 都道府県 生産額(100万円) 真 珠 全国シェア(%) 都道府県 生産額(100万円) 全国シェア(%) 1位 佐 賀 20,240 28.0 愛 媛 28,045 57.0 広 島 14,919 49.5 愛 媛 4,565 40.7 2位 福 岡 12,546 17.3 熊 本 6,227 12.7 岡 山 4,528 15.0 長 崎 3,908 34.9 3位 熊 本 9,124 12.6 高 知 4,828 9.8 兵 庫 2,292 7.6 三 重 2,013 18.0 4位 兵 庫 9,027 12.5 三 重 3,815 7.8 北 海 道 1,698 5.6 熊 本 237 2.1 3,391 4.7 長 崎 1,869 3.8 三 重 1,689 5.6 鹿 児 島 93 0.8 30,140 全 国 11,207 5位 三 重 全 国 72,408 全 国 出所:農林水産省「漁業生産額(平成25年)」 49,185 全 国 東海経済のポイント 5-4 農林水産業輸出額 名古屋税関の食料品及び動物の輸出額は年々増加しているものの、全体に占める割合は小さい。 ★食料品及び動物 輸出金額 (百万) 輸出金額に占める食料品及び動物(平成26年) 40,000 38,015 0.2% 35,000 30,000 25,000 99.8% 20,000 15,000 10,000 名古屋税関輸出金額(平成26年) 合計 17,811,085百万円 食料品及び動物 38,015百万円 5,000 0 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 出所: 財務省「貿易統計」 東海経済のポイント 5-5 農業法人数 東海では、農業経営体数は減少しているが、株式会社などの農業法人数は増加傾向にある。 農業経営体数 三重 (経営体) 愛知 農業法人数 岐阜 農事組合法人 (経営体) 160,000 会社法人 1,600 140,000 120,000 1,200 100,000 1,062 80,000 29,641 800 876 60,000 689 35,659 40,000 400 20,000 26,346 0 251 277 2005年 2010年 384 0 2005年 出所:農林水産省「農林業センサス」 2010年 2015年概数値 2015年概数値 東海経済のポイント 6.ヘルスケアビジネス 東海経済のポイント 6-1 ヘルスケアビジネス ①医療・福祉 東海の医療・福祉体制は、全国に比べ小規模で患者数や医療費も少ない。 介護費用は、三重県が全国よりも少ない。 ★人口1人当たり医療・福祉体制(全国=100) ★人口1人当たり医療費(2014年度) (万円) 35 病院数 140.0 介護サービス施設定員数 一般診療所数 120.0 30 100.0 80.0 介護サービス施設数 歯科診療所数 60.0 25 40.0 20.0 薬局数 病床数 20 病床数(病院+一般診療所) (病院+一般診療所) 0.0 愛知県 岐阜県 三重県 全国 ★受給者1人当たり介護費用((平成27年4月審査分) (千円) 200 患者数(外来) 医師数 195 患者数(在院) 薬剤師数 保健師数 東海 愛知県 190 185 岐阜県 三重県 180 愛知県 岐阜県 三重県 全国 注:北陸(2県)は、富山県および石川県を指す。 出所:厚生労働省「医療施設(動態)調査・病院報告(平成26年)」、「医師・歯科医師・薬剤師調査(平成24年)」、「衛生行政報告例(就業医療関係者)(平成26年)」、 「衛生行政報告例(平成26年度)、「介護サービス施設・事業所調査(平成26年)」、「医療費の動向(平成26年度)」、「福祉行政報告例(平成26年度)」、 「介護給付費実態調査月報(平成27年4月審査分)」、総務省「人口推計(平成26年)」 東海経済のポイント 6-1 ヘルスケアビジネス ②医薬品・医療機器 医薬品生産額は、東海の全国シェアは約1割。 医療機器生産額は、同シェアは5%、県別では愛知県が多い。 ★医薬品生産額及びシェア ★医療機器生産額及びシェア 80 70 生 産 額 ( 百 億 円 ) 60 8.4 30 20 10 0 2006 2007 愛知県 2008 2009 岐阜県 2010 2011 三重県 2012 12 11.0 10 10.0 全 国 シ 9.0 ェ ア ( 8.0 % ) 50 40 12.0 生 産 額 ( 百 億 円 ) 10.0 8.0 8 5.0 6 4.0 4 7.0 2 6.0 0 2.0 0.0 2006 2013 2009 2010 岐阜県 2011 2012 三重県 2013 東海シェア 140 120 300 130 308 金 額 ( 百 億 円 ) 250 200 150 50 2008 ★医療機器の輸出・輸入金額(全国) 350 100 2007 愛知県 東海シェア ★医薬品の輸出・輸入金額(全国) 金 額 ( 百 億 円 ) 6.0 輸入 輸出 100 80 60 539 40 輸入 輸出 20 13 0 0 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2006 2007 出所:厚生労働省「薬事工業生産動態統計年報」 2008 2009 2010 2011 2012 2013 全 国 シ ェ ア ( % ) 東海経済のポイント 7.経済動向 東海経済のポイント 7-1 成長率① 東海経済の成長率は、2004年度から4年間は全国平均を上回る高い伸びであったが、2008年度から3年間は 全国平均を下回った。2011年度からは再び全国平均を上回っている。 ★実質経済成長率の推移(東海/全県) (%) 東海 ★実質経済成長率の推移(東海3県) (%) 全県計 8.0 10.0 6.0 8.0 3.8 4.0 岐阜県 愛知県 三重県 6.0 4.7 3.6 4.0 2.0 2.0 0.3 0.0 0.2 0.0 ▲ 2.0 ▲ 2.0 ▲ 4.0 ▲ 4.0 ▲ 6.0 ▲ 6.0 ▲ 8.0 出所:内閣府「平成24年度県民経済計算」 2012年度 2011年度 2010年度 2009年度 2008年度 2007年度 2006年度 2005年度 2004年度 ▲ 10.0 2003年度 2012年度 2011年度 2010年度 2009年度 2008年度 2007年度 2006年度 2005年度 2004年度 2003年度 ▲ 8.0 東海経済のポイント 7-1 成長率② 2012/2005年度比で東海3県をみると、3県ともプラス成長となり三重県は高い伸びとなった。 ★地域別の実質経済成長率(2012/2005年度、年率換算値) ★県別の実質経済成長率(2012/2005年度、年率換算値) (%) (%) 1.20 2.50 1.07 1.00 0.86 2.02 0.74 0.80 2.00 0.65 0.60 0.46 0.38 0.40 0.20 0.20 0.43 1.50 0.31 0.18 1.00 0.00 0.86 0.71 ▲ 0.20 0.50 0.31 0.31 ▲ 0.40 ▲ 0.60 ▲ 0.44 0.00 北海道 東北 関東 中部 (東海) 近畿 中国 四国 九州 沖縄 全県計 岐阜県 愛知県 三重県 東海 全県計 出所:内閣府「平成24年度県民経済計算」 注:東北は青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島の6県、関東は茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、長野、山梨、静岡の1都10県、 近畿は福井、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山の2府5県、中国は鳥取、島根、岡山、広島、山口の5県を指す。 (昭和24年) 1949年 (昭和25年) 1950年 (昭和26年) 1951年 (昭和27年) 1952年 (昭和28年) 1953年 (昭和29年) 1954年 (昭和30年) 1955年 (昭和31年) 1956年 (昭和32年) 1957年 (昭和33年) 1958年 (昭和34年) 1959年 (昭和35年) 1960年 (昭和36年) 1961年 (昭和37年) 1962年 (昭和38年) 1963年 (昭和39年) 1964年 (昭和40年) 1965年 (昭和41年) 1966年 (昭和42年) 1967年 (昭和43年) 1968年 (昭和44年) 1969年 (昭和45年) 1970年 (昭和46年) 1971年 (昭和47年) 1972年 (昭和48年) 1973年 (昭和49年) 1974年 (昭和50年) 1975年 (昭和51年) 1976年 (昭和52年) 1977年 (昭和53年) 1978年 (昭和54年) 1979年 (昭和55年) 1980年 (昭和56年) 1981年 (昭和57年) 1982年 (昭和58年) 1983年 (昭和59年) 1984年 (昭和60年) 1985年 (昭和61年) 1986年 (昭和62年) 1987年 (昭和63年) 1988年 (平成元年) 1989年 (平成2年) 1990年 (平成3年) 1991年 (平成4年) 1992年 (平成5年) 1993年 (平成6年) 1994年 (平成7年) 1995年 (平成8年) 1996年 (平成9年) 1997年 (平成10年) 1998年 (平成11年) 1999年 (平成12年) 2000年 (平成13年) 2001年 (平成14年) 2002年 (平成15年) 2003年 (平成16年) 2004年 (平成17年) 2005年 (平成18年) 2006年 (平成19年) 2007年 (平成20年) 2008年 (平成21年) 2009年 (平成22年) 2010年 (平成23年) 2011年 (平成24年) 2012年 (平成25年) 2013年 (平成26年) 2014年 (平成27年) 2015年 IIP(鉱工業生産指数) 東海経済のポイント 7-2 鉱工業生産① 戦後最長となった「いざなみ景気」の最中に、東海環状道東廻開通、中部空港(セントレア)開港、愛・地球博開 催、など “元気なナゴヤ” と言われた中部であった。その後、リーマン・ショック、東日本大震災と大きな困難 を、その都度急速に持ち直し「中部ものづくりの底力」を示した。 130 ★中部地域鉱工業生産指数 120 110 30 20 10 0 特 需 景 気 ( 朝 鮮 戦 争 特 需 ) 投(昭 朝 資 和 ・ 鮮2 消戦 9 費争年 景特不 需 気) 況 神 武 景 気 な べ 底 不 況 〈 伊 勢 湾 台 風 〉 岩 戸 景 気 転 型 期 不 況 オ リ ン ピ ッ ク 景 気 長期時系列(1949年(昭和24年)1月~2015年(平成27年)9月) 景気後退期 2010年基準(=100) 鉱工業生産指数 100 90 80 70 60 50 40 証 券 不 況 ( 構 造 不 況 ) い ざ な ぎ 景 気 ニ ク ソ ン ・ シ ョ ッ ク 列 島 改 造 景 気 第 1 次 オ イ ル シ ョ ッ ク 省 エ ネ 景 気 ミ ニ 不 況 省 エ ネ 景 気 第 2 次 オ イ ル シ ョ ッ ク ハ イ テ ク 景 気 貿 易 不 況 ( プ ラ ザ 不 況 ) バ ブ ル 景 気 ( 第 一 バ次 ブ平 ル成 崩不 壊況 ) 〈 阪 神 ・ 淡 路 大 震 災 〉 ア ジ ア 通 貨 危 機 ( 第 2 次 平 成 不 況 ・ デ フ レ 不 況 ) ( 第 3 次 平 I I 成 T T 不 景不 況 気況 ) 出所:中部経済産業局「中部地域鉱工業生産指数」 注1:平成14年以前の時系列は、過去の公表値を基に当局にて試算。 注2:昭和24年から昭和33年までの数値は、原指数。 注3:昭和24年から昭和29年までの数値は、静岡県の実績を含む。 注4:平成27年の数値は、年間補正により変更する場合がある。 注5:色付け部分は、内閣府が公表した景気基準日付(景気の山、谷)のうち景気の谷の期間を表す。また、景気の名称は、俗称。 留意:2010年の付加価値額ベースによる暫定的な長期グラフです。従って、インフレ分などにより過去に遡るほど小さめに評価され、時点間の鉱工業生 産の比較になりません。例えば、昭和46年ニクソン・ショックが2010基準の40%ではありません。 い ざ な み 景 気 世 界 〈金 新融 潟危 リ 県機ー 中 ・ マ 越同 ン 沖時シ ョ 地不 ッ 震況 ク 〉 〈 東 日 本 大 震 災 〉 東海経済のポイント 7-2 鉱工業生産② 2008年後半~2009年にかけての世界金融危機・同時不況では、主要業種は、いずれも大幅に低下した 後、2009年上期を底に持ち直し。2011年3月の東日本大震災では、特に輸送機械工業の落ち込みが大き いが、生産用機械工業では同年年央にかけて上昇。その後、2013年には、消費税率引き上げに伴う駆け込 み需要の動きがみられ、また、電子部品・デバイス工業は上昇傾向で推移した。 ★東海地域鉱工業指数 四半期別主要業種別生産指数の推移 2010年=100 季節調整済 210 鉱工業 200 生産用機械工業 電子部品・デバイス工業 輸送機械工業 190 180 170 160 150 140 130 120 110 100 90 80 70 60 50 40 30 出所:中部経済産業局「東海地域鉱工業生産指数」 注:2015年の数値は年間補正により変更する場合がある。 Ⅲ期 Ⅱ期 2015年Ⅰ期 Ⅳ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅳ期 2014年Ⅰ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅳ期 2013年Ⅰ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅳ期 2012年Ⅰ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅳ期 2011年Ⅰ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅳ期 2010年Ⅰ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅳ期 2009年Ⅰ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅳ期 2008年Ⅰ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅳ期 2007年Ⅰ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅳ期 2006年Ⅰ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅳ期 2005年Ⅰ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅳ期 2004年Ⅰ期 Ⅲ期 Ⅱ期 2003年Ⅰ期 20 東海経済のポイント 7-3 消費① 2014年の大型小売店販売額(既存店ベース)は、愛知県及び岐阜県が前年を上回り、三重県は前年を下回った。 ★大型小売店販売額の推移(折れ線グラフは既存店前年同月比) (百万円) 愛知 岐阜 三重 愛知 岐阜 三重 (%) 25,000 2.0% 2.0 1.0% 0.0 20,000 0.3兆円 -1.1% -2.0 0.3兆円 15,000 -4.0 10,000 -6.0 1.4兆円 5,000 -8.0 0 -10.0 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 出所:中部経済産業局 「大型小売店販売」 東海経済のポイント 7-3 消費② 2014年の乗用車販売は、消費税率引上げ前の駆け込み需要や、軽自動車の新型車効果から前年を上 回った。車種別の販売台数シェアは軽自動車が普通車、小型車を上回った。 ★東海 普通車 700 乗用車新規登録・届出台数の推移 小型車 軽自動車 (千台) 普通車比率 小型車比率 軽自動車比率 (%) 60.0 600 50.0 500 200 40.0 35.1% 400 300 180 33.4% 30.0 31.5% 20.0 200 100 10.0 191 0 0.0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 (年) 注:登録ナンバー別登録・届出台数の速報値の1~12月の合計 出所:(一社)日本自動車販売協会連合会、(社)全国軽自動車協会連合会 東海経済のポイント 7-3 消費③ 東海地域の自動車の総保有台数に占めるハイブリッド自動車の割合は、普及率の高い愛知県が 牽引する形で、全国を上回っている。 ハイブリッド自動車の全国の保有台数に対する東海地域のシェアは約14%。 ★各県の総保有台数に占めるハイブリッド自動車の割合 (2015年3月末現在) ★ハイブリッド自動車保有台数シェア (2015年3月末現在 全国4,662,386台) 9.0% 8.0% 7.0% 6.0% 東海 13.9% 5.0% 4.0% 8.8% 7.8% 6.4% 3.0% 5.8% 5.8% ★ハイブリッド自動車保有台数シェア (2015年3月末現在 東海645,762台) 2.0% 三重県 13.4% 1.0% 0.0% 愛知県 岐阜県 三重県 東海 全国 注:自動車の総保有台数、ハイブリッド自動車の保有台数は2015年3月末時点。 また、全て二輪車を除いた保有台数を指す。 出所:(財)自動車検査登録情報協会「自検協統計」 岐阜県 16.6% 愛知県 69.9% 東海経済のポイント 7-4 設備投資 2015年度の設備投資は、5年連続で前年を上回る計画となっている。 輸送用機械や電気機械などが増加に寄与。 ★2015年度計画の対前年度増減率の業種別寄与度 ★設備投資実績前年度増減率の推移 (%) 東海 25.0 全国 30 化学 20.0 20.3 20 食品 一般機械 紙・パルプ 化学 13.3 10 15.0 電気機械 窯業・土石 非鉄金属 金属製品 0 一般機械 電気機械 ▲ 10 10.0 輸送用機械 輸送用機械 ▲ 20 その他製造業 卸売・小売 不動産 5.0 ▲ 40 1990年度 1991年度 1992年度 1993年度 1994年度 1995年度 1996年度 1997年度 1998年度 1999年度 2000年度 2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 ▲ 30 運輸 卸売・小売 電力 運輸 ガス 電力 0.0 その他非製造業 不動産 ▲ 5.0 出所:日本政策投資銀行「設備投資計画調査」より中部経済産業局にて集計。 注:東海は、岐阜、愛知、三重、静岡の4県。2015年度は計画値。 サービス 東海 東海経済のポイント 7-5 工場立地 2014年の工場立地件数は、4年連続で増加。岐阜県、三重県が増加に寄与。全国シェアは約1割。 ★東海の工場立地件数の推移 (%) (件) 250 15.0 216件 200 三重県 12.0 立 地 150 件 数 100 8.7% 9.0 6.0 50 全 国 シ ェ ア 岐阜県 愛知県 3.0 全国シェア 0.0 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 0 出所:経済産業省「工場立地動向調査」 東海経済のポイント 7-6 公共投資 東海の公共工事受注金額は2年連続で増加しており、東海の全国シェアは3年ぶりに増加した。 ★東海の公共工事受注金額の推移 (十億円) (%) 2,000 10.0 全国シェア 1,800 9.0 7.6% 1,600 1,400 8.0 7.0 1,238 1,200 岐阜 225 1,000 6.0 5.0 800 愛知 790 600 400 4.0 3.0 2.0 200 三重 224 0 2000 2001 2002 2003 2004 出所:国土交通省「建設工事受注動態統計調査」 注:金額は総工事評価額。 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 1.0 0.0 (年度) 東海経済のポイント 7-7 住宅投資 住宅着工数は、消費増税前の駆け込み需要の反動減により、2年ぶりに8万戸を下回った。 ★東海の新設住宅着工戸数の推移 全国シェア 持家 貸家 給与住宅 分譲住宅 (千戸) 12.0% 160 140 10.0% 8.5% 120 8.0% 100 75 80 6.0% 18 60 4.0% 26 40 2.0% 20 30 0.0% 出所:国土交通省「建築着工統計調査報告」 2014 2013 2012 2011 2010 2009 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999 1998 1997 1996 1995 0 (年度) 東海経済のポイント 7-8 輸出入① 名古屋税関の輸出額は、アジア向けが約4割、米国向けが約3割を占める。中国向けはEU向けを 上回っている。品目別では、輸送用機器が約5割、一般機械が約2割を占める。 ★名古屋税関管内の国・地域別輸出額(13年→14年) (対中国(シェア 14.2%)) 輸出総額 一般機械 電気機器 輸送用機器 2.52兆円 (+16.1→+5.4) 0.63兆円 (+11.7→+8.9 ) 0.44兆円 (+17.0→ ▲3.5) 0.67兆円 (+25.6→ +3.1) 対EU(シェア 12.3%) 輸出総額 一般機械 電気機器 輸送用機器 E U 2.19兆円 (+16.3→ +7.6) 0.59兆円 (+18.2 → +4.8) 0.32兆円 (+36.6 → ▲1.9) 0.93兆円 (+8.7 → +14.5) 中 国 米 国 ア ジ ア 対アジア(シェア 37.4%) 輸出総額 一般機械 電気機器 輸送用機器 6.66兆円 ( +11.4→ +3.4) 1.59兆円 (+5.4→ +5.1) 1.14兆円 (+11.2→ ▲4.5 ) 1.44兆円 (+16.4→ +0.7) 中 部 対米国(シェア 26.6%) 輸出総額 一般機械 電気機器 輸送用機器 4.74兆円 (+19.3 → +8.2) 0.87兆円 (+12.2 → +6.2) 0.56兆円 (+16.7 → +1.8) 2.75兆円 (+21.5 → +11.4) 対全世界 中 東 対中東(シェア 7.7%) 輸出総額 輸送用機器 1.37兆円 (+13.4 → +8.6) 1.17兆円 (+13.1 →+9.3) 輸出総額 一般機械 電気機器 輸送用機器 ※数値は、2014年の名古屋税関管内の国・地域別輸出額(円ベース)を示す。ただし、中国はアジアの内数。 また、( )内は、2013年の対前年増減率(%)→2014年の対前年増減率(%)を示す。 出所:名古屋税関「管内貿易概況」 17.81兆円 (+13.7→ +3.7) 3.52兆円 (+10.3 →+5.0) 2.28兆円 (+17.4 → ▲3.0) 8.21兆円 (+13.6 → +4.5) 東海経済のポイント 7-8 輸出入② 名古屋税関の輸入額は、アジアからが約5割、中東からが約3割を占める。品目別では、鉱物性燃料が 約4割、原料別製品が約1割を占める。 ★名古屋税関管内の国・地域別輸入額(13年→14年) (対中国(シェア 20.6%)) 輸入総額 電気機器 原料別製品 一般機械 2.25兆円 (+7.5 →+7.4) 0.52兆円 (▲7.0 → +9.0) 0.40兆円 (+11.2 → +11.3) 0.26兆円 (+9.7 → +12.2) ※鉱物性燃料:原油及び粗油、石油ガス類など ※原料別製品:アルミニウム及び同合金、鉄鋼、織物用糸 及び繊維製品、金属製品など 対EU(シェア 9.5%) 中 国 E U 輸入総額 輸送用機器 化学製品 原料別製品 米国 ア ジ ア 対アジア(シェア 45.1%) 輸入総額 電気機器 原料別製品 鉱物性燃料 対米国(シェア 6.7%) 4.92兆円 (+11.6 → +8.7) 1.03兆円 (+8.7 → +15.2) 0.78兆円 (+12.9 → +10.4) 0.49兆円 (+2.8 → ▲4.6) 中 東 中 部 対中東 (シェア 24.8%) 輸入総額 鉱物性燃料 原料別製品 2.71兆円 (+7.9 → +7.2) 2.65兆円 (+7.8 → +6.6) 0.05兆円 (+18.1 →+39.7) 輸入総額 食料品 化学製品 原料別製品 0.72兆円 (+18.2 → +14.3) 0.15兆円 (+3.1 → +4.5) 0.08兆円 (+15.8 → +0.5) 0.10兆円 (+31.9 → +22.8) 対全世界 輸入総額 鉱物性燃料 原料別製品 電気機器 ※数値は、2014年の名古屋税関管内の国・地域別輸入額(円ベース)を示す。ただし、中国はアジアの内数。 また、( )内は、2013年の対前年増減率(%)→2014年の対前年増減率(%)を示す。 出所:名古屋税関「管内貿易概況」 1.04兆円 (+15.1 → +14.0) 0.47兆円 (+19.8 → +23.4) 0.19兆円 (+3.5 → ▲7.1) 0.08兆円 (+15.3 → +9.0) 10.92兆円 (+11.1 → +9.3) 3.94兆円 (+6.3 → +8.5) 1.26兆円 (+12.1→ +13.2) 1.17兆円 (+9.5 →+16.5) 東海経済のポイント 7-8 輸出入③ 名古屋税関の輸出額は、このところ上昇しているものの、輸出額シェアはおおむね横ばいとなっている。 輸入額シェアは、1割程度で、おおむね横ばいで推移している。 ★税関別 輸出額の推移 出所:財務省「貿易統計」 ★税関別 輸入額の推移 東海経済のポイント 7-9 雇用 雇用は、着実に改善している。 ★有効求人倍率の推移 ★完全失業率の推移 (倍) (%) 3.00 6.00 全国 東海 5.4 5.50 2.50 全国 東海 5.00 4.6 4.50 2.00 1.72 1.51 1.50 4.00 3.4 3.50 1.06 1.00 3.00 1.22 2.9 2.50 2.00 0.50 1.50 0.00 注:四半期は、季節調整済値。 出所:厚生労働省「一般職業紹介状況」 2015年7-9 2015年1-3 2014年 2012年 2010年 2008年 2006年 2004年 2002年 2000年 1998年 1996年 1994年 1992年 1990年 2015年1-3 2015年4-6 2015年7-9 1990年 1991年 1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 1.00 注:東海の四半期は、季節調整済値。 完全失業率の東海は、静岡、岐阜、愛知、三重の4県を指す。 出所:総務省「労働力調査」 東海経済のポイント 7-10 金融 中部の銀行貸出額は増加傾向となっているものの、シェアは低下傾向となっている。 また、東海地域は、全国に比べて貸出金利が低くなっている(いわゆる「名古屋金利」)。 ★中部 銀行貸出額(年末残高)と全国シェアの推移 ★貸出約定平均金利の推移(東海) (%) (兆円) 40 39 38 37 36 35 34 33 32 31 30 9.0% 8.8% 8.5% 8.6% 8.4% 8.2% ★貸出約定平均金利の東海と全国の差(東海-全国) (%) 0.0 8.0% 2008 2009 2010 2011 2012 2013 ▲ 0.1 2014 ▲ 0.2 中部 中部シェア ▲ 0.3 ▲ 0.4 出所:日本銀行「預金・貸出関連統計」 注:中部は、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知、三重の6県を指す。 ▲ 0.5 地銀(東海-全国) ▲ 0.6 1 4 2008 7 10 1 4 2009 7 10 1 4 2010 7 10 1 4 2011 第二地銀(東海-全国) 7 10 1 4 2012 7 10 1 4 2013 信金(東海-全国) 7 出所:日本銀行名古屋支店「東海3県の金融指標」 日本銀行「預金・貸出関連統計」 10 1 4 2014 7 10 1 4 2015 7 東海経済のポイント 7-11 エネルギー リーマン・ショック後落ち込んだ東海の大口電力販売量(中部電力)は、2010年度には回復がみられた ものの、それ以降は横ばいで推移している。なお、回復局面での対前年度比産業別寄与度をみると、東 海は全国(一般電気事業者計)に比べ機械器具製造業のプラスの寄与が大きい。 ★大口電力販売量前年度増減比 千MWh 56,000 8 6 51,258 千MWh 4 2 54,000 52,000 50,000 0 2000fy -2 2001fy 2002fy 2003fy 2004fy 2005fy 2006fy 2007fy 2008fy 2009fy 2010fy 2011fy 2012fy 2013fy 2014fy ▲0.49% 48,000 46,000 -4 ▲1.24% -6 44,000 42,000 -8 -10 40,000 中部電力 10 一般電気事業者計 中部電力販売実績 ★大口電力販売対前年度産業別寄与度 注)製造業その他=パルプ,紙,紙加工品製造業+ゴム製品 製造業,食料品製造業+石油製品,石炭製品製造業 その他の産業=鉱業+その他産業 8 6 4 中部電力 2 0 中部電力 -2 -4 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 -10 2013年度 2014年度 中部電力 -6 -8 中部電力 一般電気事業者計 一般電気事業者計 中部電力 一般電気事業者計 一般電気事業者計 中部電力 機械器具製造業 鉄鋼業 一般電気事業者計 窯業・土石製品製造業 一般電気事業者計 製造業その他 出所:資源エネルギー庁「電力調査統計」、電気事業連合会「電力統計情報」 非鉄金属製造業 化学工業 繊維工業 その他産業 千 % 10 東海経済のポイント 参 考 東海経済のポイント ① 主要指標の県別データ 全国 中部の 中部5県 全国比(%) (参考) 北陸3県 北陸3県の 全国比(%) 2014年 k㎡ 377,972 30,002 7.9 5,172 10,621 5,774 21,568 5.7 4,248 4,186 4,190 12,624 3.3 国土地理院 「全国都道府県市区町村別面積調」 人口 2014年 千人 127,083 13,547 10.7 7,455 2,041 1,825 11,321 8.9 1,070 1,156 790 3,016 2.4 総務省「人口推計」 世帯数 2015/01/01 千世帯 56,412 5,580 9.9 3,130 798 773 4,702 8.3 408 470 286 1,165 2.1 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人 口動態及び世帯数」 県内総生産(名目) 2012年度 億円 11.5 343,592 71,362 73,483 488,437 9.8 43,840 44,265 30,898 119,003 2.4 内閣府「県民経済計算年報」 うち第1次産業 2012年度 億円 1,690 717 906 3,313 6.1 うち第2次産業 2012年度 億円 1,174,607 202,917 17.3 129,175 21,422 27,801 178,397 うち第3次産業 2012年度 億円 3,743,709 365,512 9.8 210,395 48,672 44,378 303,446 就業者数 2010/10/01 千人 1,023 895 5,594 事業所数 (民営事業所のみ) 2012/02/01 事業所 11.2 316,912 102,073 79,050 498,035 農業産出額 2013年 億円 85,748 6,491 7.6 3,084 1,132 1,114 着工新設住宅戸数 2014年度 戸 880,470 87,562 9.9 55,204 10,331 製造品出荷額等 (従業者4人以上) 2013年 億円 2,920,921 629,642 付加価値額 (従業者4人以上) 2013年 億円 卸売業年間販売額 2012年 小売業年間販売額 360 1,331 2.5 内閣府「県民経済計算年報」 15.2 13,783 10,737 8,694 33,214 2.8 内閣府「県民経済計算年報」 8.1 29,265 32,801 21,654 83,720 2.2 内閣府「県民経済計算年報」 1,530 2.6 総務省「国勢調査」 9.1 53,523 61,710 42,815 158,048 2.9 総務省・経済産業省「経済センサス」 5,330 6.2 643 518 426 1,587 1.9 農林水産省「生産農業所得統計」 9,734 75,269 8.5 5,527 6,766 3,548 15,841 1.8 国土交通省「建築着工統計調査」 21.6 420,018 47,974 104,092 572,085 19.6 33,314 24,243 18,301 75,858 2.6 経済産業省「工業統計表」 901,489 192,365 21.3 124,827 17,173 29,600 171,600 19.0 11,696 6,989 27,755 3.1 経済産業省「工業統計表」 億円 3,654,805 377,810 10.3 295,811 22,178 16,829 334,817 9.2 19,434 23,558 10,840 53,832 1.5 総務省・経済産業省「経済センサス」 2012年 億円 1,148,523 124,554 10.8 69,672 17,791 16,500 103,962 9.1 7,336 27,927 2.4 総務省・経済産業省「経済センサス」 道路実延長(一般道路) 2013/04/01 km 1,208,769 125,759 10.4 43,520 30,407 25,035 98,962 8.2 13,725 13,071 10,738 37,534 3.1 国土交通省「道路統計年報」 乗用車の保有台数 2015/03/31 千台 13.0 4,064 1,282 1,136 6,482 503 1,907 3.2 国内銀行の貸出残高 (ゆうちょ銀行を除く) 2015/03/31 億円 4,519,437 302,004 6.7 171,989 38,691 33,230 243,910 5.4 30,619 27,475 16,858 74,952 1.7 国内銀行の預金残高 (ゆうちょ銀行を除く) 2015/03/31 億円 6,737,448 586,254 8.7 342,334 70,759 76,252 489,345 7.3 50,774 46,135 30,371 127,280 1.9 産業財産権出願件数 (特許、実用新案、意匠及び商標の出願の うち、日本人によるものの合計) 2014年 件 2,405 2,388 38,871 6,722 5,453,635 613,268 60,517 373,935 7,887 41,542 11.3 11.1 3,676 34,078 注1:事業所数は、事業内容等が不詳の事業所を除く。 注2:四捨五入の関係で、東海3県、北陸3県の値と該当県の合計値が異なることがある。 9.4 10.7 10.4 528 資料出所 444 59,611 7.9 東海3県 (参考) 福井 面積 4,284 三重 (参考) 石川 単位 54,238 岐阜 (参考) 富山 時点 5,001,582 576,542 愛知 東海3県の 全国比(%) 項目 546 582 9,070 9,577 11,015 700 1,441 704 1,230 402 1,289 3,960 1.1 (財)自動車検査登録情報協会 「自動車保有車両数月報」 日本銀行 「都道府県別預金・現金・貸出金」 日本銀行 「都道府県別預金・現金・貸出金」 特許庁「特許行政年次報告書」 注3:産業財産権出願件数の全国値は都道府県が不明のものを含む。 東海経済のポイント ② 社会・生活関連指標 項目 時点 単位 全国 愛知 岐阜 三重 富山(参考) 石川(参考) 福井(参考) 東京 1 188.52 6,111.64 5 人口密度 2014年 人/k㎡ 336.22 1,441.30 1世帯当たり人員 2015/01/01 人 2.27 2.39 1人当たり県民所得 2012年度 千円 2,972 完全失業率 総数 2014年平均 % 3.6 2012/10/01 % 58.1 2012/10/01 % 48.2 2013年 千人 1,433.0 2013年 千人 1,433.0 有効求人倍率 2014年平均 倍 家賃(民営)(※注2) 1か月(3.3㎡当たり) 2014年平均 円 --- 住宅地の平均価格 2015/07/01 千円/㎡ --- 乗用車の1世帯当たり 保有台数 2015/03/31 台 1.069 1.295 持ち家住宅率 2013/10/01 % 61.7 58.7 1住宅当たり延べ面積 2013/10/01 ㎡ 94.91 93.46 人口10万人当たり医師数 2012/12/31 人 237.8 下水道普及率(※注3) 2015/03/31 % 77.6 (※注1) 有業率 総数 (15歳以上人口に占める有業者の割合) 有業率 女 (15歳以上人口に占める有業者の割合) 常用労働者 当該県から他県へ流出した者 常用労働者 他県から当該県へ流入した者 1.09 2 5 2 8 8 4 2 9 7 6 3,437 2.6 61.4 3 9 192.16 316.05 2.62 2.41 2,687 2,932 2.5 2 2.3 3 6 7 8 251.91 276.15 2.66 2.47 3,077 2,849 2.7 3.0 7 2,802 1 2 279.0 厚生労働省「雇用動向調査」 272.1 厚生労働省「雇用動向調査」 1.57 厚生労働省「労働統計要覧」 8,704 総務省「小売物価統計調査年報」 323.8 国土交通省「都道府県地価調査」 1.752 0.456 (財)自動車検査登録情報協会 「マイカーの世帯当たり普及台数」 76.5 45.8 総務省「住宅・土地統計調査報告」 143.83 63.54 総務省「住宅・土地統計調査報告」 313.7 厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師調査」 99.5 (社)日本下水道協会 「下水道処理人口普及率」 6.6 12.1 93.5 26.1 18.2 14.9 17.7 5.8 1.29 1.21 4,971 3,624 3,888 3,979 4,051 3,533 97.9 33.8 31.2 30.5 41.6 31.5 1.604 1.467 1.712 1.494 79.4 70.8 9 7 7 10 74.5 9 73.2 122.32 112.90 209.4 201.2 205.6 75.6 74.2 50.7 ※ は、都道府県の順位(第10位まで)。完全失業率については、数値が低い方が上位。 注1:県別数値は、試算値であり、全国の結果に比べて精度が十分でなく、注意が必要。 注2:県別数値は、県庁所在地における毎月の調査値の年平均価格。 注3:福島県は、東日本大震災の影響で調査ができない市町村があったため除外されている。 6 2 1 1 1.36 150.08 8 7 248.5 8 83.3 10 1.35 127.58 3 1 4 2 内閣府「県民経済計算」 総務省「就業構造基本調査」 12.9 1.53 4,423 52.2 24.2 1 (財)国土地理協会 「住民基本台帳人口要覧」 総務省「就業構造基本調査」 36.1 52.2 1.96 62.5 51.6 2 総務省「人口推計」(2014/10/01) 総務省「労働力調査」 49.3 51.1 国土地理院「全国都道府県市区町村面積調」(2014/10/01) 3.8 50.9 4 1 2.2 59.0 6 60.1 2.81 59.7 50.7 59.8 1 資料出所 61.4 53.0 1.47 279.0 247.2 82.2 76.5 1 2 1 1 1 1 1 2 1 東海経済のポイント ③中部の主な製造事業所・産地 (愛知1) 電気機械(電) 輸送機械(輸) 1.トヨタ自動車㈱ 本社工場 <自動車部品(鋳鍛造部品、ハイブリッド用部品等)> 2~4.トヨタ自動車㈱ 元町工場、高岡工場、堤工場 <自動車> 5.トヨタ自動車㈱ 田原工場 <自動車> 6.三菱自動車工業㈱ 名古屋製作所 <自動車> 7. ㈱豊田自動織機 長草工場 <自動車> 8.トヨタ車体㈱本社・富士松工場<自動車> 9.トヨタ車体㈱吉原工場 <自動車> 10.愛知機械工業㈱熱田工場<自動車部品(エンジン)> 11.㈱デンソー 西尾製作所 <自動車部品(カーエアコン、燃料噴射装置等)> 12.アイシン・エイ・ダブリュ㈱ 岡崎工場 <自動車部品(トランスミッション等)> 13.アイシン精機㈱ 本社 <自動車部品(トランスミッション等)> 14.トヨタ紡織㈱ 猿投工場 <自動車部品(シート等)> 15.㈱東海理化電機製作所 本社工場 <自動車部品(スイッチ類)> 16.㈱三五 <自動車部品(マフラー)> 17.フタバ産業㈱ <自動車部品(マフラー)> 18.愛三工業㈱ 本社工場 <自動車部品(キャブレタ等)> 19.三菱重工業㈱ 名古屋航空宇宙システム製作所 <航空機部品(主翼等)> 20.三菱重工業㈱ 名古屋誘導推進システム製作所 <航空機部品(発動機)> 21. ㈱豊田自動織機 高浜工場<フォークリフト> 22.日本車輌製造㈱ 豊川製作所<鉄道車両> 1.㈱ジャパンディスプレイ東浦工場<液晶素子> 2.豊田合成㈱ 平和町工場 <発光ダイオード> 3.アスモ㈱ 豊橋工場 <小型モータ> 4.河村電器産業㈱暁工場<分電盤等> 5.アンデン㈱ 本社・工場 <電磁リレー等> 6.三菱電機㈱ 名古屋製作所 <プログラマブルコントローラ等> 7.パナソニックエコシステムズ㈱IAQビジネスユニット <換気扇> 8.日本特殊陶業㈱ 本社工場 <自動車プラグ> 9.アイホン㈱ 豊田工場 <インターホン> 10.日立ターミナルメカトロニクス㈱ <金融端末装置> 機2 機12 機8 機5 輸15 輸20 機1 電7 電2 電6 電8 輸10 輸19 電10 機13 輸18 輸7 機4 はん用・生産用・業務用機械(機) 電9 輸14 輸16 輸8 輸1~4 機11 輸9 機7輸13 機3 輸6 機6 輸17 電5 1.CKD㈱ <空気圧機器> 2.三菱電機㈱ 稲沢製作所 <エレベータ> 電1 3.㈱豊田自動織機 本社・刈谷工場 <カーエアコン用圧縮機、繊維機械> 輸21 4.日立住友重機械建機クレーン㈱名古屋工場<建設用クレーン> 5.オークマ㈱ 本社工場 <金属工作機械> 6.ブラザー工業㈱ 刈谷工場 <金属工作機械、ミシン> 7.㈱ジェイテクト刈谷工場<金属工作機械> 8.ヤマザキマザック㈱大口工場<金属工作機械> 9.㈱マキタ 岡崎工場 <電動工具> 10.オーエスジー㈱ 本社 <機械工具> 自動車関連は、三河地方を中心 11.富士機械製造㈱ 本社 <産業用ロボット> 12.村田機械㈱ 犬山事業所 <半導体製造装置等> に、金属工作機械は、尾張地方 13.愛知時計電機㈱本社工場<ガス・水道メーター> を中心に集積。 電4 機9 輸12 輸11 輸22 機10 電3 輸5 東海経済のポイント ④中部の主な製造事業所・産地 (愛知2) 鉄鋼(鉄) 1.新日鐵住金㈱ 名古屋製鐵所 <粗鋼、鋼帯等> 2.トピー工業㈱ 豊橋製造所 <普通鋼形鋼等> 3.共英製鋼㈱ 名古屋事業所 <普通鋼棒鋼等> 4.中部鋼鈑㈱ 本社・製造所 <厚板鋼鈑等> 5.愛知製鋼㈱ 知多工場 <特殊鋼鋼材> 6.大同特殊鋼㈱ 知多工場 <特殊鋼鋼材> 7.日新製鋼㈱ 衣浦製造所 <特殊鋼鋼材> 8.JFEスチール㈱ 知多製造所<鋼管> 9.日鉄住金鋼管㈱ 名古屋製造所 <鋼管> 10.アイシン高丘㈱ 本社 <鋳造品> 窯業土石製品(窯) 繊維(繊) 1.ユニチカ㈱ 岡崎事業所 <化学合成繊維> 2.東レ㈱ 岡崎工場 <化学合成繊維> 3.中伝毛織㈱ <毛織物> 4. ㈱ソトー <染色整理> 5.三菱レイヨン㈱豊橋事業所<炭素繊維> 紙・パルプ・紙加工品(紙) 1.王子製紙㈱ 春日井工場 <用紙等> 瀬戸陶磁器産地 尾州毛織物産地 金7 (瀬戸市) (一宮市など) 金2 窯6 繊4 窯5 窯3 繊3 窯2 化2 プ2 紙1 非鉄金属(非) 1.㈱UACJ 名古屋製造所 <アルミニウム板製品> 金属製品(金) プ1 1.瀧上工業㈱半田工場<橋りょう> 2.リンナイ㈱ 大口工場 <ガス機器> 3.㈱パロマ 本社工場 <ガス機器> 4.㈱松尾製作所 本社工場 <ばね> 5.㈱東郷製作所 本社工場 <ばね> 6.日本発条㈱ シート生産本部 豊田工場 <ばね> 7.兼房㈱ 本社・工場<機械刃物> 鉄4 鉄3 1.東レ㈱ 東海工場 <樹脂> 2.ホーユー㈱ 瀬戸工場 <頭髪用化粧品> 3.JX日鉱日石エネルギー㈱ 知多製造所<石油化学製品等> 4.出光興産㈱ 愛知製油所<石油製品> 1.フタムラ化学㈱ 名古屋工場 <軟質フィルム> 2.豊田合成㈱ 尾西工場 <機械器具部品> 3.小島プレス工業㈱本社工場<機械器具部品> 4.横浜ゴム㈱ 新城工場<タイヤ> 金6 窯7金3 化学・石油製品(化) プラスチック・ゴム製品(プ) 1.旭硝子㈱ 愛知工場(武豊) <強化ガラス等> 2.石塚硝子㈱ 本社・岩倉工場 <ガラス製ビン・食器> 3.クリオン㈱名古屋工場<コンクリート製品> 4.㈱LIXIL 榎戸工場 <衛生陶器> 5.日本特殊陶業㈱ 小牧工場 <ガスセンサ素子等> 6.セラミックセンサ㈱ <ガスセンサ素子> 7.日本ガイシ㈱ 名古屋事業所 <セラミックフィルタ等> 金5 プ3 金4 鉄10 非1 化1 鉄1、5、6 化3 鉄9 繊1 化4 繊2 知多綿スフ 織物産地 常滑陶磁器産地 窯4 (半田市など) (常滑市) 三河綿スフ織物産地 金1 (西尾市・蒲郡市) 鉄8 鉄7 窯1 繊5 鉄2 陶磁器、織物等の産地が各地に分布。 ファインセラミックスは、全国随一の生 産拠点。 プ4 東海経済のポイント ⑤中部の主な製造事業所・産地 (三重・岐阜) 輸送機械(輸) 紙・パルプ・紙加工品(紙) 電気機械をはじめ、一般機械、化学・ 石油製品なども集積。 陶磁器等の産地も分布。 1.本田技研工業㈱ 鈴鹿製作所 <乗用車等> 1.大王製紙㈱ 可児工場 <パルプ、用紙> 2.トヨタ車体㈱ いなべ工場 <乗用車等> 2.北越紀州製紙㈱ 紀州工場 <用紙等> 3.パジェロ製造㈱ <乗用車等> 4.岐阜車体工業㈱ 本社 <小型バス・トラック> 鉄2 鉄1 窯6 5.八千代工業㈱鈴鹿工場<自動車部品(エンジン等)> 機5 6.KYB㈱ 岐阜南工場 <自動車部品(ショックアブソーバ、油圧機器)> 輸3 美濃陶磁器産地 7.川崎重工業㈱ 航空宇宙カンパニー 岐阜工場 <航空機部品(胴体等)> プ2 (多治見市・土岐市・瑞浪市) 紙1 8.ジャパン マリンユナイテッド㈱ 津事業所 <鋼船> 窯2 輸7 輸4 輸6 電8 電2 繊1 金2機1 窯4 電気機械(電) 機3 繊2 1.パナソニック㈱ AIS社 伊勢工場 <コネクタ、電磁リレー等> はん用・生産用・業務用機械(機) 2.イビデン㈱ 大垣事業場 <電子回路基板> 1.ナブテスコ㈱ 垂井工場 <油圧機器> 3.㈱東芝セミコンダクター&ストレージ社 四日市工場 <半導体集積回路> 2.ダイベア㈱ 名張工場 <軸受> 窯3 輸2 4.シャープ㈱ 液晶三重工場 <液晶素子> 3.コベルコ建機㈱大垣事業所<建設機械> 5.シャープ㈱ 亀山事業所 <液晶素子> 窯5 4.DMG森精機製作所㈱ 伊賀事業所 <金属工作機械> 6.富士電機㈱ 鈴鹿工場 <モーター等> 金3 5. ㈱ヤマザキマザック美濃加茂製作所 <金属工作機械> 7.東芝産業機器システム㈱ 三重事業所<モーター等> プ3 6.旭ダイヤモンド工業㈱三重工場<ダイヤモンド工具> 8.TOTOウォシュレットテクノ㈱土岐工場<温水洗浄便座> 電7 7.富士電機㈱ 三重工場 <自動販売機> 9.京セラ㈱ 三重工場 <太陽電池モジュール> 繊3 10.新神戸電機㈱ 名張事業所 <蓄電池> 電3 窯業土石製品(窯) 化1 機7 1.セントラル硝子㈱ 松阪工場 <合わせガラス等> 萬古陶磁器 繊維(繊) 化6 2.日本耐酸壜工業㈱ 本社工場 <ガラスびん> 産地(四日市市) 化2~5 1.日本毛織㈱ 岐阜工場 <毛糸> 3.太平洋セメント㈱藤原工場<セメント等> 非2 2.東海染工㈱ 岐阜事業所 <染色整理> プ1 4.㈱日東製陶所 本社工場 <モザイクタイル等> 3.サンレックス工業㈱ <不織布等> 輸1、5 電5 5.㈱デンソー 大安製作所 <ガスセンサ素子、耐熱材等> 非1電6 6.イビデン㈱ 大垣北事業所 <セラミックフィルタ> 機4 鉄鋼(鉄) 1.名北工業㈱ <鋼線> 2.日鉄住金鋼線㈱ 本社・岐阜工場 <鋼線> 非鉄金属(非) 化学・石油製品(化) 機6 電10 機2 1.住友電装㈱ 鈴鹿製作所 <ワイヤーハーネス> 2.古河電気工業㈱ 三重事業所 <心線、光ファイバ等> 1.東ソー㈱ 四日市事業所 <エチレン、樹脂等> 2.三菱化学㈱ 四日市事業所 <樹脂、合成ゴム等> 3.JSR㈱ 四日市工場 <合成ゴム> 窯1 4.石原産業㈱ 四日市工場 <酸化チタン> 電9 電4 5.昭和四日市石油㈱ 四日市製油所 <プロピレン、石油製品等> 電1 6.コスモ石油㈱ 四日市製油所 <石油製品> 金1 輸8 金属製品(金) 1.久居LIXIL製作所㈱ <アルミ建材> 2.三和シャッター工業㈱ 岐阜工場 <シャッター> 3.日立金属㈱ 桑名工場 <管継手> プラスチック・ゴム製品(プ) 紙2 1.旭化成ケミカルズ㈱鈴鹿事業場<プラスチックフィルム等> 2.三甲㈱ <プラスチック製容器> 3.東洋ゴム工業㈱ 桑名工場 <タイヤ等> 東海経済のポイント ⑥ 工業地区別に見た中部の主要産業(東海) 地区名 事業所数 岐阜県 従業者数 製造品出荷額等による産業細分類上位業種および構成比 製造品 出荷額等 (百万円) 第1位 構成比 (%) 第2位 構成比 (%) 第3位 6,184 190,733 大垣 1,219 42,269 1,150,463 電子回路基板製造業 岐阜 1,812 50,429 1,260,895 その他の航空機部分品・補助装置製 造業 中濃 913 23,490 503,298 利器工匠具・手道具製造業(やすり、 のこぎり、食卓用刃物を除く) 高山 415 11,774 273,827 医薬品製剤製造業 19.5 他に分類されない非鉄金属製造業 東濃 1,199 34,117 744,510 自動車部分品・附属品製造業 10.0 空調・住宅関連機器製造業 可茂 626 28,654 864,439 自動車部分品・附属品製造業 19.6 金属工作機械製造業 17,187 789,092 東三河 1,867 87,042 4,367,583 自動車製造業(二輪自動車を含む) 岡崎 1,471 81,829 4,166,929 自動車部分品・附属品製造業 56.3 自動車製造業(二輪自動車を含む) X ビデオ機器製造業 知多・衣浦 2,324 153,255 6,376,707 自動車部分品・附属品製造業 44.5 自動車製造業(二輪自動車を含む) X 内燃機関電装品製造業 豊田 1,042 121,096 13,596,397 自動車部分品・附属品製造業 74.1 自動車製造業(二輪自動車を含む) 尾張 3,642 147,530 4,909,060 海部 1,053 27,311 815,535 名古屋 5,788 171,029 3,726 189,161 1,466 73,783 5,187,795 集積回路製造業 X 石油精製業 鈴鹿・亀山 421 32,405 2,230,732 自動車製造業(二輪自動車を含む) X 液晶パネル・フラットパネル製造業 松阪 509 20,592 728,302 液晶パネル・フラットパネル製造業 津 395 21,088 752,683 伊賀 413 23,433 929,465 自動車部分品・附属品製造業 東紀州 104 2,863 伊勢・志摩 418 14,997 愛知県 三重県 桑名・四日市 構成比 (%) 4,797,431 10.1 自動車部分品・附属品製造業 14.1 自動車製造業(二輪自動車を含む) 7.5 自動車部分品・附属品製造業 6.8 プラスチックフィルム製造業 X 医薬品製剤製造業 7.4 ボルト・ナット・リベット・小ねじ・木ねじ 等製造業 X 木製家具製造業(漆塗りを除く) 6.5 9.0 6.8 6.0 8.0 陶磁器製タイル製造業 5.0 15.0 油圧・空圧機器製造業 6.3 42,001,844 ラジオ受信機・テレビジョン受信機製 造業 その他の航空機部分品・補助装置製 造業 7,769,632 石油精製業 X 自動車部分品・附属品製造業 X 内燃機関電装品製造業 15.7 鉄鋼シャースリット業 X 高炉による製鉄業 22.1 自動車タイヤ・チューブ製造業 17.4 輸送機械器具用プラスチック製品製造 業(加工業を除く) X X 5.1 1.1 5.3 娯楽用機械製造業 5.0 8.5 自動車部分品・附属品製造業 4.7 X 自動車製造業(二輪自動車を含む) X 10,409,249 その他の通信機械器具・同関連機械 器具製造業 69,652 洋紙・機械すき和紙製造業 510,619 その他の電気機械器具製造業 39.9 その他の非鉄金属第2次製錬・精製 業(非鉄金属合金製造業を含む) X 自動車部分品・附属品製造業 12.6 医薬品製剤製造業 X その他の水産食料品製造業 26.5 コネクタ・スイッチ・リレー製造業 注:「×」は、事業所数が1または2のため、秘匿としたことを示す。また、記載の地区名の順番は、工業統計表工業地区編に準拠。 出所:経済産業省「平成24年工業統計表(工業地区編)」 14.5 自動車部分品・附属品製造業 11.4 X 自動車部分品・附属品製造業 10.0 X ゴムホース製造業 11.8 液晶パネル・フラットパネル製造業 8.8 金属工作機械製造業 4.3 8.4 7.9 13.1 ゴムホース製造業 X 14.9 自動車タイヤ・チューブ製造業 X 東海経済のポイント 付録 経済指標関連ホームページ ■経済産業省 中部経済産業局 http://www.chubu.meti.go.jp/ (上部メニュー「統計・経済動向」より) 経済動向、鉱工業指数、生産動態統計、企業活動基本調査 ほか ■経済産業省 (統計) http://www.meti.go.jp/statistics/ 工業統計、商業統計、生産動態統計、企業活動基本調査 ほか ■内閣府 (統計情報・調査結果) http://www.esri.cao.go.jp/ 国民経済計算、県民経済計算 ほか ■総務省 統計局 http://www.stat.go.jp/ 国勢調査、経済センサス、労働力調査 ほか ■財務省 名古屋税関 http://www.customs.go.jp/nagoya/ 貿易統計 ■各県の統計 愛知県 (Web統計あいち) 岐阜県 (統計情報) 三重県 (みえDataBox) 富山県 (とやま統計ワールド) 石川県 (いしかわ統計指標ランド) 福井県 (統計関連情報) http://www.pref.aichi.jp/toukei/ http://www.pref.gifu.lg.jp/kensei/tokei/tokei-joho/11111/ http://www.pref.mie.lg.jp/DATABOX/index.htm http://www.pref.toyama.jp/sections/1015/index2.html http://toukei.pref.ishikawa.jp/ http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/toukei/
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