14グループ発表 研究テーマ『地球温暖化って本当?』 発表者:下山 美咲 佐藤 広隆 操作者:佐藤 康平 メンバー:鳥居塚 錬 上田 健二 長谷川 大地 古屋 運万 渡辺 祐樹 大島 卓 菊池 翔一朗 研究内容 地球温暖化の原因のひとつである温室効果 ガスが地球にもたらす影響や原因を調査し た。 地球温暖化が進行した場合の環境の変化 や経済面での影響を調査した。 地球温暖化の原因 CO2・フロン・メタンガ スなどの『温室効果ガ ス』と呼ばれている気 体の増加が、地球から 放出される熱エネル ギーを地球内に必要 以上に閉じ込めて、地 球温暖化を加速させて いると言われている。 CO2 濃度(ppm) 年 ハワイ島マウナロア火山で観測された二酸化炭素の大気中濃度 出展:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E9%85%B8%E5%8C% 96%E7%82%AD%E7%B4%A0 主な温室効果ガス CO2・・・ 主に化石燃料の 燃焼などによって発生する。 フロン・代替フロン・・・古い エアコンや冷蔵庫の冷媒、 精密機器の洗浄に使用さ れている。 メタンガス・・・化石燃料の 燃焼、天然ガスや家畜の ゲップ、発酵した堆肥やご みなどから発生する。 温室効果ガスの割合 二酸化炭素 6% 14% 20% メタン 60% フロン・代替フ ロン 一酸化二窒素 参考:IPCC『第3次評価報告 書』 地球温暖化による影響 気温への影響・・・地球の平均地上気温は 1990年-2100年の間に1.4-5.8度上昇 するとされている。 気象現象への影響・・・気温の上昇は地域 差・時間差があるため、気圧配置が変わり、 これまでとは異なる気象現象が発生する。 地球温暖化による影響 降水量の変化・・・平均降水量は21世紀中 には増加すると予測されている。主に天候の 不安定、豪雨・旱魃(かんばつ)の増加など。 海水温・海洋循環への影響・・・海水温度が 上昇し、海流の変化により海水の激しい温 度差やエルニーニョ現象の増加につながる といわれている。 地球温暖化による影響 生態系・自然環境への影響・・・気候の変動 に温暖化が加わることによって気候の極端 化が発生し、生物が絶滅の危険にさらされる (ホッキョクグマ・アザラシなど)。 社会・経済・生活への影響・・・温暖化により、 作物・漁獲量の減少、アルコール飲料・発酵 食品の品質の変化、水不足による難民の増 加、永久凍土の融解などが懸念されている。 地球温暖化対策の概要 地球温暖化への対策は現 在、温室効果ガスの排出 の抑制と、森林育成などに よる大気中の二酸化炭素 の固定促進を主体として行 われている。しかし世界各 国の国民経済構造が異な るために国際社会におい て利害対立が起き各国国 内においても対策の影響 を受ける部門と対策の影 響が少ないまたは利益を 得られる部門で対立が起 きている 出展:freemap’s fotolife-森林の割合 http://f.hatena.ne.jp/freemap/20061114142541 政治的な対策と協力 温室効果ガスの削減としては、これまでに京都議 定書の目標達成を目標として行われており、目標 達成の目処がついたEUでは2002年までに温室 効果ガスの排出量を1990年比で20%削減を減ら すことを目標に合意した。しかし、地球温暖化対策 に世界的な合意を得たい先進国と、温室効果ガス の排出量に応じて責任を取るべきとする新興工業 国・発展途上国の間に深い対立がある。 具体的な対策 主に二酸化炭素の削減においては、発電や 熱を動力とするシステムの熱効率改善や再 生可能エネルギーの普及、エネルギーを消 費地の近くで供給できるような環境などがあ る。これらが難しいところでは現在研究中の 核融合エネルギーの利用が考えられている が、核融合は原子力発電のように被爆の危 険性があり、かなりの費用がかかるため根 強い反対がある。 省エネルギー 低電力消費の製品の普及や設備更新、電 力・エネルギー消費が少ない経済システム への転換、不要なエネルギー消費の削減、 省資源などがある、またこれらに関連して節 電、節水などを家庭や企業などで行う。特に 循環型社会という言葉に代表されるものは 温暖化対策というより環境保護や自然との 共生といった観点を重く見ている。 炭素吸収量の増加 植林をはじめ、森林伐採量の抑制、灌漑、水 資源の適切な管理、休耕地の積極的な利用、 二酸化炭素吸収の多い作物への転換、自然 植生の保護などがある。また、地中や水中 への二酸化炭素固定の技術においても研究 が進んでおり、実用化されれば将来の温室 効果ガス削減において大きなウェイトを占め ると考えられている。 身近なところから温暖化対策 国家間の問題や工場などのガスの問題だけ でなく、私たちが意識して地球温暖化防止に 協力する時代になっている。身近なところで 私たちができる温暖化防止策は エアコンの使用を控える。 公共共通期間を利用する。 冷房は1℃高く、暖房は1℃低く設定する。 身近なところから温暖化対策 待機電力をストップさせる。 シャワーを1日1分減らす。 風呂の残り湯を洗濯に使う。 炊飯ジャーの保温を止める。 家族が同じ部屋で過ごすようにする。 買い物袋を持って歩き、過剰包装のものを 避ける。 テレビの見る時間を減らす。 まとめ 現在、地球温暖化に対して様々な対策がと られるようになってきて、温暖化の進行を食 い止められるようになってきていると思われ ている。 しかし 本当に地球温暖化の進行を食い止めるには 個人個人が意識して温暖化防止対策をする ことが、地球規模の今後の課題である。
© Copyright 2025 ExpyDoc