スライド 1 - 千葉大学数学・情報数理学科

中国・清華大学との共同研究発表(要旨)
出展申込書
ジャンル 選択する
千葉大学とJSPS北京研究連絡センターとの共同シンポジウム
千葉大学
Chiba University
中国 清華大学 数学科学系
施設・建物・研
究室の写真等
教授 劉宝碇
千葉大学理学研究科基盤理学専攻
教授 安田正實
■研究テーマ
不確実性理論ーファジィ性とソフトコンピューティングの研究
■研究背景と研究目的・狙い
1960年代にザダによるファジィ理論が創成され、その後幾多の変遷を経て、今日では不確実
性理論とよばれ、数学のみならず、工学系、経済や社会分野などの多くの分野に応用を目指し
ている。ここでは新しい分野の理論的な構成、解析をおこなうとともに興味ある問題に取り組む。
■研究概要と特徴
●確率論は物理現象をはじめ、日常の生活にも関わる不確実
な現象の記述、モデル化とその解析に役立っているが、いくつ
かの欠点も指摘されている。ここでは新たに可信性測度を定
義し、従来の理論を克服できるよう構築し、展開する。いわゆ
るファジィ測度理論から出発するが、確率論との融合性を保ち、
研究内容を示
す代表的な写
真または概念
図等
新しい概念の創設に取り組む。
●さらに自然な要求としての3つの公理を提案する。このこと
から、確率論が応用されている多くの解析手法を包摂し、より
複雑な現象のモデル化や記述ができるよう、数理計画法、マ
ルコフ決定過程とその応用分野について考察する。
■説明
2007年日本語訳された
Uncertainty Theory (2nd
Edition), Baoding Liu
Springer-Verlag, Berlin,
2007
■代表者・連絡先
教授 安田正實 ・ E-mail: [email protected]
Tel: 043-290-3662
Fax: 043-290-3662
URL:http://www.math.s.chiba-u.ac.jp/~yasuda