造園CPD制度の概要

造園CPD制度の概要
CPD=Continuing Professional Development
継続的専門能力開発=継続教育
2012年4月 (社)日本造園学会
造園CPD協議会
■造園CPD制度の背景と目的
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

造園及び関連分野の技術者(造園系技術者)は、
講習会・論文等の発表、研修、技術指導、業務経
験等を通して自己研鑽、教育を続け
最新知識を得て自己の技術・知識の幅を広げ
倫理観を涵養し、自らの責任で的確な判断を下し、
適正に業務を実施し技術者の社会的使命を果たす
ことが求められている。
技術者の能力開発を支援し、努力結果を客観的に評価
■メリット


認定プログラム一覧表で、計画的受講が容易
努力結果の証明、客観的評価資料に活用


公共工事でCPD取得者を優遇する試行開始
協議会参加団体は会員サービス
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
個人会員は原則無料で登録可能、法人会員所属者や法人
所管の資格保有者は、割引料金で任意登録
他団体のプログラム参加料金にCPD割引料金を導入
プログラムの質向上、参加者増と収入増
■造園CPDの対象者



CPD会員1:協議会構成団体の個人会員
年会費 免除
CPD会員2:協議会構成団体の法人会員に
所 属 す る 者 、 協 議 会 構 成 団 体
が認定した資格保有者
年会費 2,500円
CPD会員3:上記のいずれにも該当しない者
年会費 4,000円
■造園CPDの実施のながれ
① 造園CPD会員登録
② CPD(自己能力開発)の目標や計画を立てる
③ CPDの実施(単位の取得:年間50単位)
④ CPDの実施記録の登録・確認・分析
⑤ CPDの実施記録登録証明書の申請・受領
①
造園CPD会員登録
■造園CPD会員1
各団体から全員に送られる造園CPD会員の仮IDと
仮パスワードで、希望者はWebより会員登録。
■造園CPD会員2
①各団体に加入する法人に所属する者
各法人がその法人に所属する造園系技術者を対象に募集
するので、希望者はこれに申請し、Webにて会員登録。
②各団体の有資格者
各団体が募集し、希望者はこれに申請し、Webにて会
員登録
■造園CPD会員3
造園CPD事務局を通して、会員登録。
(事務局から送付される会員証)
↑造園CPD会員証イメージ
一緒にID、仮パスワードも送付されます。
(Web上で登録)
②CPDの目標や計画を立てる
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
日常業務は対象外(顕著な成果は対象)
自己研鑚に適した内容を、自主的に選択
特定分野・形態に偏らない
数年後の能力向上目標を定め、計画的に
単位は、1時間の受講が原則1CPD単位
論文、技術指導、OJTなども単位に
CPD単位換算で 年平均50単位が目標
(4タイプの教育形態)
①参加学習型:講習会、講演会、シンポジウムへ
の参加(聴講)等
②情報提供型:論文、作品等の発表、コンクール・
設計協議への応募、図書執筆、
講師 等
③実務学習型:OJT、業務経験で成果をあげた
事項(賞の受賞等)
④自己学習型:専門図書・技術図書等の購読、
通信教育、茶・華道の練習 等
(4つの教育分野)
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

①基礎共通分野:倫理、一般科学、専門基礎科学、社会
経済動向、法律契約 等
②LA専門技術分野:原論、調査解析、計画、デザイン、
施設・材料、緑化、植栽、施工、管理・運営、環境保全、
合意形成、環境学習・教育、福祉、情報化
③総合管理分野:品質保証、公共経済学、事業評価手
法、経営管理、CM・PM 等
④周辺技術分野:建築意匠、農業土木、土木施工、情報
工学、建設生産システム 等
③造園CPDの実施(単位の取
得)
■単位のための教育形態区分
Ⅰ 講習会、研修会、講演会、シンポジウム、
発表会等への参加等
Ⅱ 論文等の発表
Ⅲ 企業内の研修及びOJT
Ⅳ 技術指導
Ⅴ 成果をあげた業務
Ⅵ その他(自己学習など)
Ⅰ.講習会、研修会、講演会、シンポジウム、発表会への参加
・各種講習会・勉強会
・現地視察
・自然観察会
・生き物調査への参加
・パネル展示の閲覧
・ガーデンショウの見学
Ⅱ.論文、作品の発表
・協会の総会などでの発表
・社内発表
・協会の機関誌での報告
・パネルでの発表
・本の執筆
・記事の翻訳
・ガーデニングショウへの出展 ・コンクールへの応募
・雑誌や機関誌への作品の発表
・ボランティアで行う公園の花壇のデザイン
Ⅲ.企業内研修及びOJT
・社内での技術研修会
・安全講習会
・CALS/EC研修会
Ⅳ.技術指導
・発表会の座長
・シンポジウムのパネリスト
・書籍の企画・監修
・見学会の説明者
・講師
・問題作成、面接官
・市民講座の講師
・技術に関する会議の委員
・論文査読
Ⅴ.成果を挙げた業務
・コンクールの受賞
・表彰・学会賞
・特許・実用新案などの取得
・作品が本などに掲載
Ⅵ.その他
・外部との共同研究
・雑誌の購読
・下刈りのボランティアへの参加
(造園CPD単位例 1)
■講習会、研修会、シンポジウム、発表会等の受講
→原則として1時間1単位
■認定プログラムである企画展示会の閲覧
→原則として1回につき1単位
■認定プログラムである比較的大規模なフェア、博覧会等
の視察
→原則として1回につき3単位
■認定プログラムである比較的大規模なフェア、博覧会等
の視察
→原則として1回につき3単位
■認定プログラム以外の講習会等は自己習として1時間
0.5単位として計上できる。但し、自己学習なので最大20
時間まで。
(造園CPD単位例 2)
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


研究成果及び作品等の口頭発表
責任者:1分につき0.4単位(法人格をもつ学協会での発表)
0.2単位(上記以外)
連名者:1分につき0.2単位(法人格をもつ学協会での発表)
0.1単位(上記以外)
論文・総説・技術報告の発表:
筆頭者:1編につき40単位(学術雑誌への査読付発表)
連名者:1編につき各10単位(学術雑誌への査読付発表)
教育形態や役割等に応じてきめ細かく設定
詳細は単位表(ガイドブック第4版)を参照。
④造園CPD実施記録の登録・確認



構成団体の認定プログラム:会員証で自動登録
その他の認定プログラム :Webで自己登録
認定プログラム以外のもの:Webで自己登録
■構成団体の認定プログラムは、カードリーダーが
使用されない場合やカードを忘れた場合でも、主
催者が用意する造園CPD受講記帳用紙に記帳
することにより把握されます。登録は主催者に確
認が必要。
■自己登録分は、証明する書類が必要となります。
(カードリーダーによる自動登録)
(登録・確認・調査解析)

登録されたCPD記録をWeb上で確認可能

教育分野、教育形態等のバランスの把握

造園CPD記録簿を造園CPDのホームペー
ジからダウンロードし、登録デ ータをコピー
すれば、自動解析が可能となる予定
(造園CPD記録簿の記入例)
造園CPD記録簿
最初に、ここを押して説明文を見てください
教育分野別の分析
区 分
基礎共通分野
LA専門技術分野
総合管理分野
周辺技術分野
合 計
№
年 月 日
開始
時刻
計画
終了
時刻
開始日
達成率
0
13
0
0
13
0%
43%
0%
0%
26%
記
号
教育
分野
番
号
教育
形態
区 分
参加学習型
情報提供型
実務学習型
自己学習型
合 計
CPDの名称
計画
実績
20
10
10
10
50
主催者等
5
8
0
0
13
達成率
25%
80%
0%
0%
26%
番 号
01-234-5678
氏 名
造園 太郎
電 話
FAX
03-123-4567
03-234-5679
CPDの内容
1
2005
5
26
14:00
14:20 h
原論
3
口頭発表 平成○年度全国大会
(学協会)
(社)日本造園 分科会「造園空間整備のあり方」で、口頭発表
学会
2
2005
9
22
10:00
16:00 m
植物材料
2
講演会,シ 「樹木管理の技術」講演会
ンポジウム
○○協会
3
2004/6/4 現在
2005/4/24
教育形態別の分析
実績
6
30
7
7
50
分析図へリンク 押す
説明の続き
外国等の樹木診断技術の講演会に参加し、聴講
実 重み CPD CPD
時間 係数 単位 単位
(1) (2) (1)×(2) 累計
20.0
0.4
8
8
5.0
1
5
13
時系列順に、通し番号を記入
0
4
0
5
0
6
0
教育分野を記入。記号だけでもよい
教育分野と教育形態について、第三者が見ても判るように簡潔に記入
7
8
9
教育形態とCPD単位を記入。番号だけでもよい
実際の参加時間を記入
(1)×(2)を計算。重み係数がない場合は単位、Q&Aを見て記入
10
0
0
0
0
(CPDの計画・分析例)
実績単位数は51で計画の50を上回ったが,内容は総合管理分野
の学習が不足し,教育形態も情報提供型に偏った
36
LA専門技術分野
30
36(30)
(計画)
20
20
実績
10
総合管理分野
2(7)
参加学習型
30
5(20)
2 0
5
10 5
基礎共通分野
情報提供型
41
41(10)
5(6)
8
0
3
自己学習型
3(10)
2
周辺技術分野
8(7)
実務学習型
2(10)
実績を計画と比較し、今後の計画に反映させることが大切
細分野別のCPD
20
15
10
5
0
教育形態(内容別)のCPD
20
18
15
10
8
2
社
動会
向経
済
3
法
律
約
・
契
基礎共通分野
原
論
5
植
物
材
料
5
環
境
保
全
LA専門技術分野
合
意
形
成
2
総
合
管
理
8
5
周
辺
技
術
0
18
5
ン講
ポ演
ジ会
ウ ,
ムシ
8
10
2
5
3
技
プ企 内 そ (
(口
(自
技
学
術 の ロ業 の研 の 委
読専
頭 執
術
己
協
図 受 グ 内講 修 他 員
等門
発 筆
会
学
会
書 講 ラ研師 会 , 等
誌
表
議 ) 習
修
等
社
購
の
ム
)
)
⑥造園CPD実施記録登録
証明書の申請・受領(H18年度より)



造園CPD実施記録登録証明書の申請
造園CPD実施記録登録証明書の受領
造園CPD実施記録登録証明書の発行料
の支払い
1回・1年度あたり1,500円
1年度単位でのみ証明書を発行
造園CPD協議会
造園CPD協議会
現在21団体
海洋博覧会記念公園管理財団
国際花と緑の博覧会記念協会
休暇村協会
公園財団
自然環境共生技術協会
自然公園財団
全国1級造園施工管理士の会
千葉大学園芸学部二葉会
東京農業大学緑友会
都市緑化機構
日本植木協会
日本公園施設業協会
日本公園緑地協会
日本水景協会
日本造園学会
日本造園組合連合会
日本造園建設業協会
日本造園修景協会
日本緑化センター
横浜市造園協会
ランドスケープコンサルタンツ協会
日本造園学会の役割

造園界のプラットフォーム






造園CPDを学会公益事業として実施
技術者の受入れ(1万人余をCPD会員に)
技術の評価(プログラム認定等)
学会の定款改正、規程の整備
土木、建築、技術士等の他学会との連携
職能・職域・新造園学領域の構築
建設系CPD協議会
造園CPD協議会
建設系CPD協議会
21団体
日本造園
学会
日本都市
計画学会
全国土木施
工管理技士
会連合会
全国測量設計
業協会連合会
建設コンサル
タンツ協会
日本工学会CPD協議会
森林・自然環境
技術者教育会
土質・地質技
術者生涯学習
協議会
全国上下水道
コンサルタン
ト協会
16学協会
32学協会
地盤工
学会
日本環境アセ
スメント協会
日本建築
士連合会
土木学会
日本技
術士会
日本コンク
リート工学
会
空気調和・
衛生工学会
農業農村
工学会
お問い合わせ






(公社)日本造園学会 造園CPD事務局
〒150-0041
東京都渋谷区神南1-20-11 造園会館6F
電話 03-5459-0515 FAX 03-5459-0516
e-mail [email protected]
http://www.landscapearchitecture.or.jp/cpd/cpd
_index.html
終