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大阪府立大学の認証評価 評価結果 概要
大学評価
資料9-1
大学機関別認証評価 評価結果(案)
1.本学の評価
「大学設置基準をはじめ関係法令に適合し、大学評価・学位授与機構が定める大学評価基準を満たしている。」
(1)認証評価機関による評価
※学校教育法第109条第2項
文部科学大臣の認証を受けた評価機関による教育研究活動等の総合的な状況について評価
基準に基づき行う評価。7年毎に受けることを義務化
(2)内部評価
自己点検・評価(H19に実施)
※学校教育法
第109条第1項
2.評価の目的
本学の教育、研究及び社会貢献等の活動について、一層の活性化を促すとともに、教育・研究
等の質の向上を図り、本学の理念・目標を達成し、社会的責任を果たすことを目的として実施
(公立大学法人大阪府立大学 大学評価基本方針)
【学校教育法 第109条】
第1項
大学は、その教育研究水準の向上に資するため、文部科学大臣の定めるところにより、当該大学の教
育及び研究、組織及び運営並びに施設及び設備の状況について自ら点検及び評価を行い、その結果
を公表するものとする。
第2項 大学は、前項の措置に加え、当該大学の教育研究等の総合的な状況について、政令で定める期間ご
とに、文部科学大臣の認証を受けた者による評価を受けるものとする。
認証評価の内容等
【認証評価プロセス】
H21に認
証評価を
学位授与
機構で受
けることを
決定
H18.3
(大学)
H21.6末
認証評価
自己評価
書作成・
提出
H21.7~
12月
書面調査
及び
訪問調査
(大学⇒
機構)
(機構⇒
大学)
H22.1
H22.2
H22.3
評価結果
(案)通知
意 見
申立て
評価結
果確定・
公表
(大学⇒
機構)
(機構⇒
大学)
(機構⇒
大学)
【主な優れた点】
●専門看護師(CNS)コースでは、11分野が専門看護師教育課程認定委員会による認定を受け、多くの認定取得者を輩出している。
●国の補助金等の採択を受け、教育等の充実を図っている。
・「地域の大学からナノ科学・材料人材育成拠点」では、テニュア・トラック制導入により若手研究者を配置。研究環境の整備・充実を推進
している。
・「地域・産業牽引型人材育成プログラム」の下で、産学協同高度人材育成センターを設置し、基礎研究能力と産業応用志向を高いレベ
ルで調和させた研究者の育成に取組んでいる。
・「大学初年次数学教育の再構築」では、統一教科書の作成、質問受付室等初年次数学教育の充実を図っている。
・「地域学による地域活性化と高度人材養成」の実績を基礎に、全学の学生を対象に副専攻「堺・南大阪地域学」を展開している。
・「看護実践能力の獲得を支援するe ラーニング」では、e-learning 用の教材を作成し、支援期間終了後も授業や実習に活用している。
・「ヘテロ・リレーションによる理学系人材育成」では、専門力に人間力を上積みした理系人材の育成に取り組んでいる。
・「EBCP志向の博士前期・後期課程リンケージ」では、臨床実践EBCPの知の探究者、文化的差異への鋭敏性を有する若手研究者の
育成に取り組んでいる。
・「WEB学生サービスセンター構想」に基づき、相談機能が充実している。
・「販売現場に密着した問題発掘型スタディーズ」では、専門基礎教育から専門教育へのブリッジとなるような販売現場に密着した問題
発掘型教育プログラムを推進している。
・「近畿圏のがん医療水準の向上と均てん化を目指した国公私立大連携プロジェクト」では、「職種横断的ケーススタディ演習」や「SPを
用いた職種横断的臨床課題演習」を開講している。
・「実践力のある地域人材の輩出」において、大学連携キャリアセンターを核として、就職支援に向けた取組を実施している。
●看護師、社会福祉士、理学療法士、管理栄養士等の国家試験の合格率が高い。
●博士課程の学生を対象とした特別研究奨励金を制度化し、経済的な支援策の充実を図っている。
●自己評価を適切に実施し大学として更なる改善に向けて必要な事項を極めて的確に把握している。
●各授業科目の授業を行う期間は補講・試験等の期間を除いて15 週確保されている。
●大学院生の学会発表及び論文掲載の件数が高い数値を維持しており、特に、理系研究科の学生の研究成果は国内外で学会賞を受
け高く評価されている。
【主な改善を要する点】
●博士前期課程の一部の研究科及び博士後期課程の多くの研究科においては、入学定員超過率が高い、又は入学定員充足率が低い。
【更なる向上が期待される点】
●教員参加型のFDワークショップ、ピア授業参観制度を導入するなど、FD活動に努めているが、教育の質の向上を図るため、
FD活動の更なる実質化が期待される。
●教育研究活動等については、教員活動情報データベースシステム等を通じて学内外に公開しているが、さらに府民にわかり
やすい形で、積極的かつ効果的に情報を発信・公表していくことが期待される。
●法人化及び統合・再編が教育研究活動等のより一層の発展につながることが期待される。
【評価の内容等】
選択的評価事項A「研究活動に係る状況」の評価結果(案)
1.大学機関別認証評価
大学全体の教育研究活動や管理運営、財務等の総合的な状況を対象にして、機構が定め
る11の基準を満たしているかどうかを判断
「目的の達成状況が良好である。」
◆11の評価基準
①大学の目的
②教育研究組織(実施体制)
③教員及び教育支援者
④学生の受入
⑤教育内容及び方法
⑥教育の成果
⑦学生支援等
⑧施設・設備
⑨教育の質の向上及び改善のためのシステム
⑩財務
⑪管理運営
2.選択的評価事項A「研究活動に係る状況」
大学が研究活動に係る目的を記載し、その目的に照らして、機構の定めた観点から達成状況
を4段階で評価
◆観点
①研究の体制整備とその機能
④研究活動の活発さ
②研究活動の施策とその実施
⑤研究の質
③研究活動の検証と改善の取組
⑥研究成果の活用と評価
◆4段階評価
①非常に優れている ②良好 ③概ね良好
④不十分
【主な優れた点】
●「教員活動情報データベースシステム」、「学術情報リポジトリOPERA」を構築し、教員の研究成果を一元的に収集・蓄積し、学内外へ発信している。
●学長裁量経費及び部局長裁量経費を戦略的・重点的配分経費として措置するとともに、大規模研究プロジェクトに参画している教員を定年後も研究
を継続できる特命教授制度を導入している。
●「地域・産業牽引型高度人材育成プログラム」及び「地域の大学からナノ科学・材料人材育成拠点」を中心として、若手研究者の育成を推進している。
●H18 年度以降は学術論文数、学会発表件数とも大幅に増加しており、共同研究及び受託研究の件数は年々増加し、法人化前のH16 年度と比較して、
H20 年度はそれぞれ189%及び158%と大幅な増加となっている。また、科学研究費補助金の申請及び特許出願の件数も、ここ数年、漸増している。
●21 世紀COEプログラムのほか、現代GP、「魅力ある大学院教育イニシアティブ」等に採択され、教育に関する研究や地域研究を行い、国際シンポジ
ウムも開催している。
●高度研究型大学として、全学的な研究水準の向上、公立大学としての意義を踏まえた特色ある研究の推進、産学官連携等による研究成果の社会へ
の還元」という主旨を(基本理念の)前文に掲げ、研究に関わる具体的な目標及び計画を策定し、それを達成している。
●バイオ研究の蓄積を活かした研究交流拠点の先端バイオ棟、理学系教育研究推進のためのサイエンス棟を整備するなど、施設の充実に努めている。
●産学官連携機構を設置して、共同研究を推進し、研究成果の社会への還元に努めている。
●法令遵守や研究者倫理等に関しては、「学術研究に係る行動規範」を定め、研究費不正防止対策と大阪府立大学として、「研究費の取扱いに関する
規程」を策定している。
●教員自らが自己点検・評価し、これを部局ごとにとりまとめており、報告書において改善を要する点とされた事項について、改善方策・計画を策定し、
外部資金の獲得等着実に成果を上げている。
【更なる向上が期待される点】
● 法人化及び統合・再編が研究活動のより一層の活性化につながることが期待される。