第1回[平成15年4月17日(木)]:PN03-01.ppt プログラミング入門 ガイダンス と イントロダクション • ガイダンスの内容 1 プログラミング関連科目のガイダンス 2 プログラミング入門とプログラミング応用 3 プログラミング演習との関係 4 目標・方針 5 授業の進め方 6 勉強の仕方・諸注意 0. 自己紹介など 氏 名: 森下 伊三男 (もりした いさお) 出 身: 静岡県浜松市笠井町 現住所: 大垣市木戸町 研究室: 7号館5階 科目分野: 情報システム分野 コース名:マルチメディアコース 研究分野: 太陽系・宇宙線物理学 (個人) 数値情報処理、数値解析 e-mail:[email protected] 1. 関連科目のガイダンス コンピュータ概論、情報科学概論[1学年] プログラミング入門 プログラミング演習 プログラミング応用 コンピュータアルゴリズム ソフトウェア演習 コンピュータシステム Ⅰ~Ⅳ オペレーティングシステム 2. P入門とP応用 プログラミング入門 → 前学期 教科書 プログラミング言語入門[第1章] 『明解 簡単なプログラム作成[第2章] C言語 構造化プログラミング[第3・4章] 入門編』 配列[第5章] ソフトバンク 関数[第6章] プログラミング応用 → 後学期 基本型、再帰[第7・8章] 服部先生 ポインタ、文字列[第9・10・11章] 構造体[第12章] 3. プログラミング演習との関係 P入門とP演習は同じ教科書を使う P入門と同時進行(並行して進めていく) 1時限目開講のP入門と連携→2時限目へ P入門の講義はP演習のための準備 P演習はP入門で学習した事を、パソコン を使って実際に自分で試みる授業 P演開講:木曜日2時限[パソ教室1] 7号館3階(オープン利用室の上の階) 4. 目標・方針 自分でプログラムが作成できる(目標) → 講義はそのお手伝いをする(方針) 問題演習を欠かさない → アウトプットが大切 質問:歓迎 → 授業中の提出物 → e-mail : [email protected] 基本情報技術者試験(午後):Cの問題 5. 授業の進め方 プロジェクターを利用して進める 内容は Microsoft Power Point で作成 pptファイルはパソコン教室のサーバーに 2日前にはアップロードしておく(つもり) → 各自で aucopy でコピーし印刷・持参する → {森下伊三男}→{プログラミング入門} → ファイル名は今回は PN03-01.ppt → 『センター利用の手引き』 30,31頁 授業の最後に演習問題をやり提出する → 提出用紙に質問・感想なども書く 6. 勉強の仕方・諸注意 授業に出席しただけでは、プログラミングの考 え方は十分に理解できない。 → 自分の中に考え方を作り上げること → 分からないところは必ず質問する 予習、復習を欠かさない → 自分で演習問題をやってみる(アウトプット) 情報処理技術者試験にチャレンジする 遅刻・早退・欠席による不利益は自分の責任 『専門演習Ⅰ~Ⅴ』で森下ゼミに入るつもりの人 → 必ず単位を修得してほしい 以上で ガイダンス を終わります。 続いて イントロダクション に進みます。 プログラミング入門 ガイダンス と イントロダクション • イントロダクションの内容 1 プログラムの重要性 2 プログラミングにおける4つのステップ 3 簡単なプログラム(構造) 4 文字列と整数値の出力 5 今日の提出物 1. プログラムの重要性 ソフトウェアを構築 銀行のオンラインシステム、POS、ゲーム NC工作機械、天気予報システム、CG ハードウェア(コンピュータ、電子計算機)を 情報処理システムに変身させる コンピュータはソフトがなければただの箱 コンピュータはプログラム通りに計算を実行 コンピュータで計算 → 結果が正しいとは限らない 2. プログラミング(広義) における 4つのステップ [1] 設計{消費税の例で考えてみる} (1)問題の分析、明確化、要求分析 (2)目標、入出力仕様の設定、精度 [2] 算法解析(狭義のプログラミング:1) 算法[アルゴリズム]の導きだし、選定 算法 → 問題解決のための道筋 情報処理手順 [どんな情報をどのように処理する 2. プログラミング(広義) における 4つのステップ [3] コーディング(狭義のプログラミング:2) プログラミング言語を用いて アルゴリズムを表現 → プログラム プログラミング言語 →コンピュータの為の表現形式 [4] 検査 プログラムのテストとデバッグ(Debug) コンピュータはプログラムに従って忠実に実行し ていく(善し悪しを問わない) 3.簡単なプログラム • 教科書2頁:List1-1(簡単な計算結果の表示) /* 整数値15と37の和を表示する */ #include <stdio.h> int main(void) { printf(”%d”, 15 + 37); return (0); } プログラム の一般形 注釈行 おまじない おまじない #include <stdio.h> main() { 実行部 } プログラムの構造 • C言語は関数の集まり main() がメイン(主)関数となる printf(実引数) も関数 実引数 → 関数に渡したい内容 • 注釈行 /* で始まり、*/ で終了する 人間のメモ書き・覚え書き プログラムの実行には全く無関係 プログラムの中のどこに記述しても良い プログラムの構造[おまじないの部] おまじない • 標準ヘッダ #include <stdio.h> stdio → Standard input output • main関数はプログラムの本体 { で始まり、 } で終了する おまじない この中に記述する内容が大切 当面は int main(void) と書く • main関数の最終行は return文 return(0); おまじない 4.1数値(整数値)の出力の方法 計算結果の整数値の出力[変換指定子(%d)] printf("%d",15*2+18*4); 文字"%d"の代わり に、整数値を数(文) 字に変換して出力 計算式[*は掛算記号] 整数値を与える式 人間が読める数文字 の列として表示する 計算結果 → 102 %d による変換 パソコンのメモリ内では (102)10は(01100110)2 で表現されている 演習 • 画面に、1年は何時間かを表示するプログ ラムを作成せよ(注釈行は入れなくて良い) #include <stdio.h> int main(void) { printf("%d",24*365); return(0); } 4.2 文字列の出力 教科書は \n と記述してあ 朝日大学情報管理学科 • printf (書き出すデータ[実引数]); るが、ここで – 出力する文字列を実引数として与える は ¥n と書く – 出力先はCRTとなる – 出力後に改行する場合は \n 朝日大学 (半角)が必要 – 書き出すデータは 情報管理学科 ダブルクォーテイション ” で囲む → ”朝日大学情報管理学科\n” → ”朝日大学 \n情報管理学科\n” 数値(整数値)と文字列の出力比較 文字列の出力 printf("プログラミング2000:万歳 \n"); 文字並び(文字列)は全角でも 良い[そのまま出力される] 改行指定 計算結果の数値(整数値)の出力 printf("%d",15*2+18*4); 文字の代わりに整数値を 数(文)字で出力する ,の後に計算式 整数値を与える式 printf の制御文字列(書式) printf("1日は %d秒\n",24*60*60); 文字列はそのまま 書式を指定 変換指定子による変換 1日は 86400秒 見出し付き の出力 となる #include <stdio.h> プログラムの int main(void) 記述の仕方 { printf(”プログラミング万歳 \n”); ..... } 文、{、}の間の改行は意味を持たない #include <stdio.h> int main(void){ ...... return(0);} #include <stdio.h> main(){printf(”プログラミング万歳 \n”);} #include <stdio.h> int ma in(void){printf(”プログラミング万歳 \n”);} printf(”プログラミング万歳 \n”); 文字列の中では改行しない printf(”プログラミング 万歳 \n”); printf(”プログラミング ” ”万歳 \n”); printf(”プログラミング” ”万歳 \n”) ; printf(”プログラミング \n ” ”万歳 \n”); printf(”プログラミング \n 万歳 \n”) ; 演習(まずは、紙に書いてみよう) • 画面に 朝日大学 経営学部 と1行に表 示させるプログラムプログラムを作成しよう • 画面に 上の文字列を2行に分けて表示さ せるプログラムを作成しよう #include <stdio.h> int main(void) { printf(”朝日大学 経営学部 \n”); printf(”朝日大学\n 経営学部 \n”); printf("朝日大学 \n"); printf("経営学部 \n"); return(0); } 演習(つづき) • 次のプログラムの誤りを正せ #include <stdio.h>; int main(void) { printf(”朝日大学 経営学部 \n”); return ( 0 ) ; } 演習(つづき) • 次のプログラムの誤りを正せ #include <stdio.h> int mein(void) { printf( ”朝日大学 経営学部 \n”); return(0); } 演習(つづき) • 次のプログラムの誤りを正せ #include<stdio.h> int main(void) { print f(”朝日大学 経営学\n”); return(0); } 演習 • 画面に、1年は何分かを見出し付きで表示 するプログラムを作成せよ #include <stdio.h> int main(void) { printf("1年は%d分です\n", 365*24*60); return(0); } 今日の提出物 • • • • この講義に対する要望事項 今日の内容についての質問事項 今日の授業の理解度(%)・満足度(%) その他、何でも可 配付した用紙に学籍番号、氏名を書き、上記の件 について記入して提出してください。 提出をしたことで、今日の授業を出席と し、前学期のプログラミング入門の今後 の受講許可を与える。 第1回終了 次回(第2回)は 4月25日です。 引き続き開講される プログラミング演習も 必ず受講してください。
© Copyright 2024 ExpyDoc