第4回金融課題 Tパート 日経平均株価 日経平均株価とは・・・ 日本経済新聞社が東証第1部上場銘柄のう ち、売買が活発だと判断した225銘柄につい て、株価を調整、計算したもの。 集計株価指標、日経平均の月次デー タ過去20年間の動向 (a)時系列のグラフ,元データと対数化した ものを,それぞれ描け 日経平均株価推移 45000 40000 35000 30000 25000 20000 15000 10000 5000 0 1988/4/1 1992/4/1 1996/4/1 2000/4/1 2004/4/1 対数化したもの 対数化 56 54 52 50 48 46 44 42 1988/4/1 1992/4/1 1996/4/1 2000/4/1 2004/4/1 (b)各月の年利回り(収益率)を計算し グラフに描け Xt:t時点での株価 月利回り:(Xt+1ーXt)/Xt ↓年利化 (1+ (Xt+1ーXt)/Xt)12 ↓対数化 log10 (1+ (Xt+1ーXt)/Xt)12 ヒストグラム ヒストグラム 50 45 40 35 30 25 20 15 10 5 0 -1 -0.7 -0.4 -0.1 0.14 0.41 0.69 0.96 対数化したものを標準化(24を中心として引いたもの)し、階層ごとに仕分けして、ヒ ストグラム化。 縦軸は度数で、横軸はその区間。 (c)上で求めた収益率データの基本統計量(平 均,標準偏差,他)を計算せよ. 対数値平均 -0.0171 平均利回り 対数値分散 0.101472 対数値標準偏 差 0.318546 -3.86 (d)収益率データの動向と,主要な経済ニュースをならべてみて, 両者は関連するか考察せよ。 日経平均株価推移 45000 40000 35000 30000 25000 20000 15000 10000 5000 0 1988/4/1 1992/4/1 1996/4/1 2000/4/1 2004/4/1 (e)四半期データの成長率と日経平均の収益率の相関係数を 求め、両者に関係があるか考察せよ。 日経平均の GDPの成長 収益率 率 平均 -0.001797838 0.00852897 分散 0.006886878 0.005919034 共分散 -0.00069211 相関係数 -0.10949038 日経平 公定歩 長期プ ライム 均の収 合 益率 平均 分散 共分散 相関係 数 短期プ 国債 ライム 1.2409299 -0.001797838 0.956982428 0.006886878 0.106096678 -0.0042458 1.33609036 1.275942085 0.03373097 0.03945542 0.040034125 -0.0022889 -0.0026564 -0.00229207 -0.1624226 -0.13841163 -0.150581 -0.15777959 (g)上記以外の方法を自ら考え、日経平均の 収益率の動向を考察せよ。 日経平均の収益率 ダウ 物価 平均 -0.001797838 0.025625109 -8.687E-05 分散 0.006886878 0.00226595 3.794E-05 共分散 0.001416147 9.102E-05 相関係数 0.362111408 0.1796213 2.日経平均の個別銘柄の動向 各月の年利回り(収益率)を計算し、グラフに 描け 硝子・土石製品 7 6 5 日東紡 旭硝子 日本板硝子 住友大阪セメント 太平洋セメント 東海カーボン TOTO 日本ガイシ 4 3 2 1 0 -1 -3 4月 年 06 20 月 4 年 04 20 月 4 年 02 20 月 4 年 00 20 月 4 年 98 19 月 4 年 96 19 月 4 年 94 19 月 4 年 92 19 月 4 年 90 19 月 4 年 88 19 -2 サービス業 2 1.5 1 0.5 0 -1 -1.5 -2 -3 -3.5 4月 年 06 20 4月 年 04 20 4月 年 02 20 4月 年 00 20 4月 年 98 19 4月 年 96 19 4月 年 94 19 4月 年 92 19 4月 年 90 19 4月 年 88 19 -2.5 東京ドーム セコム 電通 -0.5 食品 8 6 4 2 0 -2 4月 4月 年 06 20 4月 年 04 20 4月 年 02 20 4月 年 00 20 4月 年 98 19 4月 年 96 19 4月 年 94 19 4月 年 92 19 年 90 4月 -10 19 -8 年 88 -6 19 -4 食品 明治製菓 明治乳業 日本ハム サッポロホールディングス アサヒビール キリンホールディングス 宝ホールディングス キッコーマン 味の素 ニチレイ 日本たばこ産業 通信業 8 6 4 2 0 -2 -6 -8 -10 -12 -14 4月 年 06 20 4月 年 04 20 4月 年 02 20 4月 年 00 20 4月 年 98 19 4月 年 96 19 4月 年 94 19 4月 年 92 19 4月 年 90 19 4月 年 88 19 -4 コナミ 東宝 KDDI エヌ・ティ・ティ・データ 日本電信電話 ソフトバンク CSKホールディングス エヌ・ティ・ティ・ドコモ ヤフー トレンドマイクロ スカパーJSAT 保険 5 0 -5 -25 -30 -35 ミレアホールディングス -20 4月 年 06 20 4月 年 04 20 4月 年 02 20 4月 年 00 20 4月 年 98 19 4月 年 96 19 4月 年 94 19 4月 年 92 19 4月 年 90 19 4月 年 88 19 -15 三井住友海上グループ ホールディ 損害保険ジャパン -10 (c)上で求めた収益率の基本統計量(平均、標準偏差等)を計算せよ 利回り平均 10.00 5.00 0.00 -5.00 -10.00 -15.00 -20.00 ガ ゴサそ そ パ海 化卸医 機金銀 航建鉱 小証 食水精 石繊倉 通鉄電 電非不 保輸陸 日 ラ ムー の のル運 学売薬 械属行 空設業 売券 品産密 油維庫 信鋼気 気鉄動 険送運 経 業品 製 業機 ・製 ・業 ガ 機金産 業機業 平 ス製ビ他 他プ 品 ス金 製 品 械 石品運 ス器属業 械 均 ・ ・ 土 業融 品紙 炭 輸 石 製 製 品 品 利回り分散 25.00 20.00 15.00 10.00 5.00 0.00 ガ ゴ サ そ そ パ海化 卸 医 機 金 銀 航建 鉱 小 証 食 水精 石 繊 倉 通 鉄 電電 非 不 保 輸 陸 日 ラ ムー の の ル運学 売 薬 械 属 行 空設 業 売 券 品 産密 油 維 庫 信 鋼 気気 鉄 動 険 送 運 経 業品 製 業機 製 業 ガ機 金 産 業 機 業 平 ス製 ビ 他 他 プ ・ ・ 品 ス金 製 品 械石品運 ス器 属 業 械 均 ・ ・ 土 業融品紙 炭 輸 石 製 製 品 品 (d)株価収益率に関する200以上の会社の上記統計量を使って、 何が言えるか、考察せよ 。 33業種中、 利回り平均がプラス・・・・7業種のみ 分散は保険業は保険業を除けば ほぼ1.3前後となる。 3、株価動向をめぐる 経済評論家、証券会社のエコノミ スト達の過去の発言を データに照らし合わせて どの程度正しかったか評価せよ。 2002年2月20日時点での その年の日経平均株価予想 2002年の最安値 8197円22銭 3月の終値 11024円94銭 国際証券・水野和夫チーフエコノミスト予想 3月末 8500円 その後7000円にまで落ち込む可能性があ る。 結果;大外れ ドイツ証券・武者陵司チーフストラテジスト予想 5000円でも不思議ではない 結果;まったくの見当違い 2003年5月7日時点における 3ヶ月後(8月末)の日経平均株価予想 8月の終値:10343円55銭 みずほ証券・佐治信行チーフエコノミスト 株安が進行し7300円程度まで落ち込むであ ろう 結果;大外れ 2004年1月2日時点における 2004年全体での日経平均株価予想 始値 10825円17銭 最高値 12163円89銭 最安値 10365円40銭 終値 11488円76銭 三菱証券・石井純チーフ債権ストラテジスト 9000~11000円で動くであろう 結果;若干低く見積もりすぎである みずほ証券・上野秦他チーフマーケットエコノミスト もみあい後9000円割れに 結果;全く違います 東短リサーチ・加藤出チーフエコノミスト 9000~12000円で動く 結果;底値以外はだいたい正確である。 JPモルガン証券・宮野雅明調査部長 最初が底で10500円、年末がピークで12000円 結果;底の時期はあっているが、ピークは年末ではなく、4月 であった。 BNPバリバ証券・河野龍太郎チーフエコノミスト 年半ばまで株価上昇の見通し、ただし夏以降は下落する。 結果;おおむね正確である。 モルガンスタンレー証券・佐藤健裕エコノミスト 年前半は11000円を天井に重い展開。後半は12000円あた りまでいくのではないか。 結果。実際は、前半は12000円あたりまで行き、後半は 11000円前後で推移 日興シティグループ証券。佐野一彦チーフストラテジスト 1万円を中心とするもみ合い。ただし米株価次第では上昇も ある。 結果・実際は11000円あたりでもみあい。 UFJ総合研究所・嶋中雄二投資調査部長 年央時点で12000円。年末にかけてやや低下するであろう。 結果;おおむね正確である。 大和証券SMBC・白石誠司チーフマーケットエコノミスト 8000円~11000円で動く後半以降8000円を指向 結果;全く違う UBSウォーバーク証券・白川浩道チーフエコノミスト 3月までピーク11000円で堅調に推移、その後下が るであろう。 結果;ピークの値以外おおむね正確 野村證券・松中中チーフストラテジスト 8500~11500円で推移。 結果:底値を低く見積もりすぎであった。 ドイツ証券・水野温氏チーフストラテジスト 9000円~13000円で推移し、7~9月がピーク 結果;推移の幅が大きすぎ。ピークは実際はもっと 早い ゴールドマンサックス証券・山川哲史チーフエ コノミスト 上昇 結果;実際は後半は下落傾向にある。 バークレイキャピタル証券・山崎衛チーフエコ ノミスト 前半は10000~11000円で推移。後半は 12000円へ向けて上昇。 結果;実際は、前半はもう少し高めで、後半 は下落傾向 2006年4月13日時点における 年末の日経平均株価予想 2006年12月の終値 17225円83銭 カブドットコム証券・山田勉マーケットアナリス ト 18000円 結果;ほぼ正しい 2006年7月28日時点における 1年後の日経平均株価予想 2007年7月の終値 17248円89銭 株式会社フィスコ・坂口敬子アナリスト 20000円 結果;外れ フェアトレード株式会社・西村剛代表取締役 20000円越え 結果;外れ 2007年10月11日時点における2007 年12月の日経平均株価終値予想 12月終値 15307円78銭 SMBCフレンド証券・中西文行株式ストラテジ スト 18000越えして年初来高値 結果;大外れ、ちなみに2007年の最高株価 は、2月に記録した18300円39銭 2006年12月29日時点における 各証券会社エコノミストによる、 2007年末の日経平均株価予想 2007年12月の終値 15307円78銭 野村証券 東田雅昭エコノミスト 15000~19000円 結果;かろうじて正確 大和証券SMBC 高橋和宏エクイティマーケティン グ部部長 15500~20000円 結果;外れ 日興コーディアル証券 西広市商品担当付部長 16000~20500円 結果;外れ 新光証券 瀬川剛エクイティストラテジスト 16,000~20000円 結果;外れ 三菱UFJ証券 白木豊シニアストラテジスト 15500~18500円 結果;外れ 大和総研 東英治専務チーフストラテジスト 16800~20000円 結果;外れ べア・スターンズ証券 倉持宏朗株式営業部長 15500~18500円 結果;外れ 三井住友銀行 宇野大介市場営業推進部ストラテ ジスト 12500~17500円 結果;あたり りそな銀行 下出衛チーフストラテジスト 16000~19500円 結果;外れ 大和住銀投信投資顧問 窪田真之シニアファンドマ ネージャー 16000~19000円 結果;外れ 三菱UFJ投信 宮崎高志運用戦略部長 15500~20000円 結果;外れ 富士投信投資顧問 岡本佳久執行役員 15000~19000円 結果;かろうじてあたり ピクテ投信 小野塚二也ヘッドトレーダー 14500~19500円 結果;かろうじてあたり AIG投信投資顧問 元木宏常務執行役員運用本部 長 16000~20000円 結果;外れ 東海東京調査センター 矢野正義シニアマーケット アナリスト 16500─22000円 結果:外れ SMBCフレンド証券 中西文行株式ストラテジスト 14000~19000 結果;かろうじてあたり みずほインベスターズ証券 大塚徹投資情報室参 事役 15500~18500円 結果;かろうじてあたり 丸三証券 水野善四郎専務 16000~18000 結果;外れ 東洋証券 大塚竜太ストラテジスト 16000~20000円 結果;外れ 平野憲一 立花証券情報企画部長 16000~19000円 結果;外れ 丸和証券 小林治重調査情報部長 16800~19800円 結果;外れ 水戸証券 阿部進投資情報部長 15500~19500円 結果;外れ エース証券 子幡健二専務 17000~21000円 結果;外れ 丸八証券 細井克己企業調査部長 17000~21000円 結果;外れ SBI証券 鈴木英之投資調査室長 16000~20000円 結果;外れ リテラクレア証券 井原翼投資情報部長 15000~19000円 結果;かろうじてあたり 楽天証券経済研究所 福永博之チーフストラテジス ト 16000~19000円 結果;外れ カブドットコム証券 山田勉マーケットアナリスト 15500~21000円 結果;外れ ジーク証券 水谷秀夫投資調査室長 15500~19000円 結果;外れ 岡地証券 森裕恭投資情報室長 15500~19500円 結果;外れ 経済アナリスト・森永卓郎氏による これから上昇するであろう株 都心の一等地に不動産を多く抱えている企 業 三菱地所 2006年7月終値 2375円 2006年12月終値 3080円 結果;確かに上昇している。 三井不動産\\ 2006年7月終値 2435円 2006年12月終値 2905円 結果;確かに上昇している。 住友不動産 2006年7月終値 2850円 2006年12月終値 3820円 結果;確かに上昇している。 東急不動産 2006年7月終値 879円 2006年12月終値 1122円 結果;確かに上昇している。
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