北大阪バイオクラスターにおける司令塔機能の必要性(関係者の声) ●必要なのは、地域の現状と可能性をダイナミックに捉えた新しい展開を引き起こすことのできるバイオクラスターデザイン。適切な投資が必要で、それが企業や国の投資 意欲を呼び起こすものでなければならない。こうした戦略策定は総合調整機能を持つ機関が行うべき。 (大学関係者) ●イノベーションのためのシステムづくりが必要。自分たちに足りないものを国内・海外に求めていくようなことを担う機関:トータル的なプロデューサーが必要。 (大学関係者 ●リスクを負う企業体であるバイオベンチャーを生み出し、新陳代謝により最終的にモノを生み出すというシステムをトータルでコーディネートする組織的なものが必要。 (製薬企業関係者) 総 論 ●道修町は沈没している。この解決策を見出せば大阪も復活するのでは。そのための取組みを進める機関が必要。 ●ヘッドクオーターを整備し、機能を備え、ヘッドクオーターの存在を告知するだけで、大阪のバイオへの期待を集められる。 (製薬企業関係者 (海外バイオ関係者) ●国内企業の充実と海外からの投資、提携の関心を大阪に集約するためには、業界鳥瞰図をもとにした、基礎研究の充実・新規事業のための人脈・アイデア入手・環境対 策・地元への貢献などの活動が必要。 (海外バイオ関係者) ●大阪のバイオクラスターには、これからの戦略を示すもの、それを打ちたて、発信する組織がないのが弱み。神戸と比べただけでも全く発信力が弱く、大阪からは 伝わるものがない。明確なビジョンときっちりした戦略が見えて、広報をする発信者がはっきりしている組織を作るべき。 (海外バイオ関係者) ●大阪に来れば何でもあるというブランドイメージが必要。 (大学関係者) ●今、府に足りないのは広報戦略。国内では一定の認知はあるが、海外では認知度が低く、海外クラスターの視察団は東京に行ってしまう (大学関係者) ●北大阪バイオクラスターとして、統一したパンフレットを作成したり、メルマガ等で随時情報を発信することが必要。海外のバイオクラスターと対等な英文資料、ホームペ ージの早期作成、公開も不可欠。 (バイオ振興関係機関) ●ユニークな技術やソフトを持っていることを周知したいが余力がなく、情報発信などの支援が欲しい。 情報発信 機能 ●事業を宣伝できる場が欲しい。 (バイオベンチャー) (バイオベンチャー) ●国内外の情報を集めるためにも、(大阪のバイオの情報を)組織から総合的な情報として国内外に発信することが必要。 (製薬企業関係者) ●活発な活動を行うクラスターには、外部から「クラスターの広報部」のように見える窓口がある。初めてその地域と接触を持つ際にはその窓口に必ず問い合わせる。窓口が ないと、質問も提案もできない。ビジネスチャンスがあるように見え、興味も抱くが、取り付くしまがないように見える。 (海外バイオ関係者) ●大阪への投資や興味をひきつけるための情報発信は、提携や詳細について問い合わせたくなるものである必要がある。そのためには、発信源が明らかかつ定期的・安定 した内容を保証する必要がある。 (海外バイオ関係者) ●地域のクラスター形成に重要なのは、中心となる自治体(大阪府)が将来の知的集約型産業の代表であり、歴史的にも大阪の強みである製薬・ライフサイエンス産業を 本気で強化・育成する姿勢を見せること。 (海外バイオ関係者) ●ヘッドクオーターですべての情報が手に入ればいい。現状では、どこにコンタクトしてよいかわからない。 ワンストップ 窓口機能 ●進出企業は、土地の情報はもとより、地域の現状や他の進出企業の状況、支援情報を得るため、個別に関係団体に問い合わせを行う必要があり、煩雑。 (バイオ振興関係機関) ●いろいろな機関が支援策を講じているが、多すぎて、また情報がバラバラで分からない。交通整理して欲しい。 (バイオベンチャー) ●実際には存在していても知らない支援策もあるようなので、一つのところに聞けば分かるようにして欲しい。 (バイオベンチャー) ●大阪にはバイオ関連機関がいろいろあり、それぞれに機能分担しているかもしれないがよく分からない。どういう内容ならどこにアクセスすべきか、ワンストップサービス があればよい。 (製薬企業関係者) ●どのような内容でも対応できる組織が必要。大阪にそのような機関がないことについて疑問を提示されたことがある。 国内・海外 クラスターとの 交流 (大学関係者) (海外バイオ関係者) ●バイオは世界的なネットワークが不可欠。海外のバイオ関連情報は製薬企業にもニーズがある。情報の収集、クラスター内へ発信する機関が必要。 - 10 - ●(大阪だけでなく)国内外のいろいろなクラスター情報が集まる機能が整備されると、大手企業にとっても利便性が高まる。 ●神戸等、近隣他地域のバイオクラスターとの連携が、今後は必要。 (製薬企業関係者 (製薬企業関係者 (バイオ振興関係機関) - 10 -
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