ネットワーク型宇宙線観測装置を用いた 広域宇宙線の探索 大阪市立大学 渡辺丈智、寺本吉輝、中野英一 大阪市立科学館 斉藤吉彦 大阪府立金岡高校 佐々木康仁 近畿大学工業高専 本田康子 姫路市立姫路高校 井上剛一、川本清 大阪府立大手前高校 中山寛二 樟蔭高校 船田智史 目的 •2万~20万km2程度の広域に時間相関をもって到来 する 宇宙線を観測 方法 •各地の学校に4台のシンチレータによる空気シャワーの リアルタイム観測装置を設置 装置(1セット) シンチレーション検出器 大阪市立大学での設置図 データ収集ボックスの回路 PC上のプログラム 観測ネットワーク HTTP server CRScenter 姫路高校 Internet Fire Wall 大阪市立大学 Fire Wall 樟蔭高校 金岡高校 近畿大学工業高専 大手前高校 大阪市立科学館 観測期間 大阪市立大学 大阪市立科学館 大阪府立金岡高校 近畿大学工業高専 姫路市立姫路高校 大阪府立大手前高校 樟蔭高校 2003年2月~ 約300万Event 2003年8月~ 2003年9月~ 2004年3月~ 約200万 約150万 1サイトの時間差分布 2サイトの時間差分布 2サイトのすべての組み合わせの 時間差分布 3サイトの時間差の決め方 ② ③ ① ② T1 T2 T2’ T3 T2 = T2’ となるイベントを探す その時、①-②-③の順序において (T3-T1) を 3サイトにおける到来時間間隔の最小値とした。 3サイトの時間差分布 3サイトのすべての組み合わせの 時間差分布 4サイトの時間差分布 まとめ •7つのサイトで連続観測の継続 •時間差分布 特定のサイトの組み合わせでは時間差とイベント数の比例関 係から外れたイベントを見つけたが、すべての組み合わせでは 埋もれてしまった。 統計的な揺らぎではないかと考えられる。 今後の計画 •7サイトの連続観測による広域宇宙線の探索の継続 •観測ネットワークの拡大 •サイト間の相関性を持った現象の解析 EASの到来時系列のカオス性等
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