java.langパッケージ

第8回:参照データ型
java.langパッケージの利用
プログラミングII
2007年11月13日
本日の講義内容
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Javaのクラスライブラリとパッケージ
java.lang パッケージ
Systemクラス
Mathクラス
Stringクラス
javadoc コマンド
前回の復習
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Javaの参照データ型
他のクラスのメソッドの呼び出し
コマンドライン引数と main()
ラッパクラスと基本データ型
Integer クラスのメソッドの利用
メソッドの呼び出し
public class SumValue {
public static void main( String[] args ){
int[] sample = { 32, 44, 28 };
int sum = sumValue( sample );
}
public static int sumValue( int[] data ) {
:
return s;
他のクラスからも可能
public class SeisekiShori {
public static void main( String[] args ) {
int[] sample = { 10, 25, 4, 88, 39 };
int sum = SumValue.sumValue(sample);
:
}
}
*クラス名+ . +メソッド名
java.lang.Mathクラス
いつでも利用可能な数学の関数
double d = Math.random();
*Mathクラスに定義された staticなメソッドを
呼び出している!
参照データ型
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内部に構造を持つデータ
クラスと配列
無限に定義が可能(予約語ではない)
クラスライブラリとして提供
String, Math など
プログラマが新しく定義
Javaではすべてのプログラムがクラス
ラッパクラス
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基本データ型をクラスとして取り扱う
Byte, Short, Character, Integer, Long
Float, Double, Boolean, Void
便利なメソッドを提供
int x = Integer.parseInt( “10000” );
System.out.println(
Integer.toOctalString( x ) );
コマンドライン引数
public class ArgTest1 {
public static void main(String[] args) {
System.out.println( args[0] );
System.out.println( args[1] );
}
}
java ArgTest1 Wakkanai Hokusei
クラスライブラリとは?
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常に利用可能なクラスの集まり
Javaのシステムの構成要素
Java Virtual Machine (JVM)
ツール群 javac, javadoc など
クラスライブラリ
パッケージとは?
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クラスを分類してグループにしたもの
分類は階層的にすることが可能
java.lang
javax.swing.event
org.xml.sax
java.lang パッケージ
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最も基本のクラスを提供
System, Math, String
Integer, Character, Double など
Systemクラス
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JVM自身に対応
JVMおよびシステム外部の情報も
exit() -- JVMの強制終了
getProperty(), getProperties()
-- 実行環境の情報の取得
out, err, in – 標準入出力
Mathクラス
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数学の計算の機能
random() – 乱数の発生
sqrt() – 平方根の計算
log10() – 対数の計算
sin(), cos(), tan() – 三角関数の計算
Math.PI – 円周率の値
toRadians() – 孤度法への変換
Stringクラス
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文字列を記憶
charAt() – 指定された位置の文字
split() – 区切り文字で複数の文字列に
equals() – 内容の比較
javadoc コマンド
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ソースファイルをもとにAPIドキュメント
(HTML形式)を自動生成
javadoc HogeHoge.java
index.html, HogeHoge.html など自動生
成