電磁波 レントゲン(Wilhelm C. Röntgen)は、ドイツの物理学者。 1901年、第1回ノーベル物理学賞。 放射能の発見 1895年、黒いボール紙で覆ったク ルックス管に20kV程度の電圧を加え るとそばの蛍光紙が発光した。目に は見えないが光のようなものが装置 から出て、それが分厚い本などは透 過するが鉛には遮られること、陰極 線のように磁気を受けても曲がらな いことから放射線の存在を確信し、 X線と名付けた。検出に写真乾板を 用いて鮮明な写真を得た。特許等を 申請しなかった。癌のため死亡。 核分裂・放射能の研究史 • • • • • • • • • • 1871:ノーベル:ダイナマイトを発明 1895(明治28):レントゲン:X線を発見 1896:ベクレル:ウランの透過力ある光線を発見 1898:キューリー夫妻:ウランの放射能とラジウムを 発見 1903:ライト兄弟:飛行機を発明 1911:ラザフォード:原子核モデルを発表 1914:第一次世界大戦 1938:ハーン&マイトナー:ウランに中性子を当て核 分裂が起こることを発見 亡命ユダヤ人科学者らの提案でマンハッタン計画 → 1944:広島、長崎に原爆投下 1954:ソ連で原子力発電所、次いで英、米で 核分裂の発見:ハーンとマイトナー オットー・ハーンはドイツの化学者。 1944年にノーベル化学賞を受賞。 1921年:ウランの核異性体を発見 1938年:リーゼ・マイトナーと30年 以上、一緒に研究を行ったが、彼 女は1938年、ナチスの迫害を避け るために、スウェーデンに移った。 同年、ハーンはウランの原子核に 中性子を照射すると核分裂が起こ ることを発見した。 ・今日では、ハーンは核分裂の発見 者であり、マイトナーは核分裂の 概念の確立者であるとされている。 ・アインシュタインはウランの核分 裂が強力な爆弾を生むことを米国 大統領に知らせた。 ハーン(右)とマイトナー(左)
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