大阪府都市整備中期計画(案)の概要

資料9
平成24年度第1回
大阪府建設事業再評価監視委員会
H24.6.11
大阪府都市整備中期計画(案)の
見直しについて
平成24年6月
都市整備部
P1
1.計画の性格
○都市インフラ政策の中長期的展望
近年の社会情勢変化や都市整備上の課題、大阪の成長戦略
や財政運営の方向性を踏まえ、「都市インフラ政策の中長期的
展望」として、都市整備部の所管する事業(道路・河川・下水・
公園・港湾)の計画・建設・維持管理・地域協働にわたる施策
推進の方向性を示す指針。
○計画の対象期間
「概ね30年先を見通しつつ当面の10年間」
P2
2.計画策定の背景
◇東日本大震災、人口減少社会 ⇒「自立した強い大阪」へ
・津波防災、国土構造デュアル化、首都機能バックアップなど
◇都市間競争、成長戦略の実現
・集客、人材育成、産業集積、活力、都市再生への取組強化
◇建設投資余力の減少
・建設費は10年前から半減 → 半数の事業が「休止・遅延」
◇インフラ施設の老朽化
・橋梁、水門等の更新需要増大 → 予防保全による長寿命化へ
P3
2.計画策定の背景
インフラ建設事業費の縮減
・これまでの財政改革に伴い、インフラ建設事業費は抑制基調
(ピーク時の1/3)
・今後も厳しい財政運営見通しを踏まえ、計画の見直しや事業の
選択と集中を進める必要
P4
3.基本方針
○目 標 ①成長と活力の実現
②安全と安心の確保
③都市魅力の向上
○視 点 ①インフラ・マネジメントの推進
・建設事業の見直しと維持管理の重点化
・ハードとソフト連携、施策のパッケージ化
②利用者の視点、ストックの活用
・高速道路、港湾、鉄道などの利便性向上
・公共空間利用の規制緩和、民間活力の導入
③地域力の再生、連携・協働のシステムづくり
・現場機能やノウハウを活かした地域支援の推進
P5
4.アクションプログラム
(1)都市の成長を支えるインフラの強化
(2)維持管理の重点化と建設事業の見直し
①戦略的な維持管理の推進
②建設事業・計画の見直し
即効性、実現性を重視した「さらなる選択と集中」
(例)道路整備の重点化(成長・活力と安全・安心)
(3)減災、安全・安心のまちづくり
(4)連携と協働による都市の魅力づくり
P6
4.アクションプログラム
(2)維持管理の重点化と建設事業の見直し
①戦略的な維持管理の推進
《予防保全対策の強化・維持管理の重点化》
高度成長期に建設された施設が老朽化、今後耐用年数を超える施設が増加
⇒施設の劣化状況を見極め、計画的に細かな補修を行う「予防保全対策」を実施
【今後耐用年数を迎える施設の割合】
現状
10年後
20年後
P7
4.アクションプログラム
(2)維持管理の重点化と建設事業の見直し
①戦略的な維持管理の推進
施設の長寿命化や更新時期平準化を図り、ライフサイクルコストを縮減
K今後20年間の維持管理費
P8
5.進行管理
PDCAサイクルに基づき、施策の効果検証、
進捗管理、計画内容の見直しを適時に実施。
今後、財政状況や新たな大都市制度等の
変動要因にも適時に対応。
(例)財政構造改革プラン終了(H25)時
P9