研究背景 Ti合金の航空機用材料としての需要の拡大 Ti-6Al-4V合金(Ti-64合金) 優れた強度,延性,靭性,溶接性 問題点 素材費および加工コストが非常に高い Fig. Image of domestic transport (MRJ). 素材・加工コストを改善する材料および製造・加工プロセスが必要 研究目的 素材・加工コストを改善した材料を用いて、ミクロ組織および力学的特性等の材料特性およ び同特性に及ぼす製造プロセスの影響について系統的に調査・検討を行い、適切な合金製 造およびそのプロセス条件を得るための指針を策定する。 1 供試材 ① チタン板金部品の低コスト製造技術の開発 Ti-4.5Al-2Mo-1.6V-0.5Fe-0.3Si-0.03C合金 (KS Ti-9) ② 高加工性新チタン合金の押出/鍛造材を用いた低コスト製造技術の開発 Ti-4.5Al-2Cr-1Fe-0.1C合金 (KS EL-Fmod) 加工条件、焼鈍温度および時効時間変化に対する各合金のミクロ組織 および力学的特性を以下の方法にて調査する。 評価方法 ミクロ組織評価 力学的特性評価 光学顕微鏡(OM) 硬さ試験 走査型顕微鏡(SEM) 引張試験 X線回折装置(極点図) 疲労試験 電子後方散乱回折装置(EBSD) 破壊靭性試験 2
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