ペン入力ジェスチャーの ユーザビリティ評価

ペン入力ジェスチャーの
ユーザビリティ評価
A1講座 M1
前川 和登
はじめに
情報端末 インタフェースの多様化
- 音声・ペン・視線・身振り
 ペン入力インタフェース

ペン入力インタフェースの特徴





全ての操作をペン1本で行う
デバイスの持ち替えが不要
ペンによる直感的な記入
端末の小型軽量化
従来のアプリケーションでは
機能実行が難しい
ペン入力ジェスチャー

ジェスチャーと呼ばれる記号を認識し
対応する機能を実行するショートカット
対象に直接 機能実行(編集など)を行えるため
操作性や作業効率の向上
ボタンなどのUI部品を減らすことができ
GUI画面の有効利用
ユーザビリティの新技術は

ジェスチャーに関わらず・・・
開発者の経験に基づく「使いやすさ」
製品化されてから本当の評価
他社との総合的な比較にまで至らない
ジェスチャーについて調査

既存製品や研究論文など
→良いジェスチャーについての基準はない
→開発手法・ユーザテストが非公開
→良いペン入力ジェスチャーを研究
日常使用する消去記号の調査

日常、紙に描画する際に使用する記号
一般的に消去を行う記号の
イメージを持つ図形から
ジェスチャーの候補を選択する
日常使用する消去記号の調査
良く使用されている消去記号は4種類
×で消去
斜線で消去
塗りつぶしで消去
二重線で消去
ジェスチャー評価実験

4種類の消去ジェスチャーを評価
日常使用する消去記号の調査
ジェスチャー評価実験
主観評価アンケート
2つのジェスチャーが良い
斜線で消去
×で消去
ジェスチャー評価 追加実験案

目的
1.
2.
3.
4.
前回の実験で評価できなかった部分を
明らかにする
消去以外のジェスチャーも実装し評価する
ジェスチャーを使用しない場合との
比較を行う
機能別の最適なジェスチャーについて考察
ジェスチャー評価 追加実験案

具体的には
1.
2.
3.
4.
「×で消去」・「斜線で消去」の違いを
明らかにする
コピー・ペーストジェスチャーの
実装と評価実験
リドゥ・アンドゥジェスチャーの
実装と評価実験
ジェスチャーを使用しない操作ログの取得
ジェスチャー評価 追加実験案
ジェスチャー評価 追加実験案
作成するアプリケーションはペイントツール
ジェスチャー機能を実装しログを保存する



「×で消去」・「斜線で消去」ジェスチャー
→実験ツールより移植
コピー・ペーストジェスチャー
→新しく追加
リドゥ・アンドゥジェスチャー
→新しく追加
コピー・ペースト ジェスチャー案
リドゥ・アンドゥ ジェスチャー案
今後の課題


実装するジェスチャーの仕様と調整
実験案作成