日本概況 資源問題 石炭 石油 天然ガス 鉱物資源 水資源 新しいエネルギー資源 国土利用と総合開発 資源(しげん)は,人間の働(はたら)きで つくりだすことはできず,消費(しょうひ) される一方であるので,有効(ゆうこう) に利用(りよう)する必要(ひつよう)があ る。 地下にある有用で利用可能(りようかのう)な資 源(しげん)。一般(いっぱん)には鉱物資源(こ うぶつしげん)とエネルギー資源(しげん)*を いい,広い意味では地下水や温泉(おんせん)な どもふくめる。鉱物資源(こうぶつしげん)は金 属鉱物資源(きんぞくこうぶつしげん)と非金属 鉱物資源(ひきんぞくこうぶつしげん)(石灰石 (せっかいせき)・ケイ石など)に分けられるが, 金属鉱物資源(きんぞくこうぶつしげん)はさら に鉄鉱石(てっこうせき)と,銅(どう)・鉛(な まり)・亜鉛(あえん)・スズ・アルミニウム・ 金・銀などの非鉄金属(ひてつきんぞく)鉱物資 源(こうぶつしげん)に分類(ぶんるい)される。 人間が利用(りよう)する天然資源(てんね んしげん)の中で鉱物(こうぶつ)である もの。広い意味では石油や石炭,天然(て んねん)ガスなどもふくむが,せまい意 味では有用な元素(げんそ)をふくむ鉱物 (こうぶつ)をいう。金・銀・銅(どう)・ 鉄など金属(きんぞく)は,すべて鉱物(こ うぶつ)からとりだして使われている。 〔日本の水資源量(しげんりょう)〕 水資源(し げん)のもとをなすものは降水(こうすい)であ る。日本の降水量(こうすいりょう)は年平均約 (へいきんやく)1700mmで,国土全体では年に 約(やく)6000億(おく)m3の降水(こうすい)が もたらされている。このうち約(やく)2000億(お く)m3が蒸発散(じょうはっさん)で大気中に帰 り,残(のこ)り約(やく)4000億(おく)m3が日 本の水資源(しげん)の総量(そうりょう)となる。 しかし,海に流出する河川(かせん)水約(やく) 1000億(おく)m3をさし引くと,実際(じっさい) に利用(りよう)できる水資源量(しげんりょう) は約(やく)3000億(おく)m3となる。 しげんのさいりよう【資源の再利用】 一度製品(せいひん)化された品を分別収集(ぶん べつしゅうしゅう)し,分解(ぶんかい)または 加工(かこう)して再(さい)活用すること。リサ イクル。紙・ダンボールからは再生(さいせい) 紙がつくられ,ペットボトルなどのプラスチッ ク製品(せいひん)は衣服(いふく)や靴下(くつ した)などに再加工(さいかこう)される。資源 (しげん)の再利用(さいりよう)は,エネルギー 資源(しげん)などのむだ使いをへらせるだけで なく,埋(う)め立て地の節約(せつやく)にもつ ながる。日本のごみのリサイクル率(りつ)は 10.7%(1996年度)。
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