プレゼン用資料

第2章
ネットワークでかわる社会
第2節 ネットワークのしくみ②
情報 プレゼン用資料 (C403)
1
4 共有とセキュリティ
◆
情報の共有
 アクセス
読んだり変更するために情報にふれること
 アクセス制御
アクセスの種別許可や禁止=①アクセス権
変更 読みとり 書き込み

②パスワードの設定
2
4 共有とセキュリティ
★
アクセス権の設定
ユーザ
制御の内容
許可・不許可
3
4 共有とセキュリティ
★
パスワード管理時の注意点
問1
 ユーザIDを他人と共有しない
 好ましくないパスワードを設定しない
 パスワードを他人に教えない
 定期的にパスワードを変更する
 他人に見られないようにパスワードを入力する
 ネットワーク接続中は席から離れない
4
4 共有とセキュリティ
★
好ましくないパスワード例
 短いもの
 同じ文字の繰り返しなど単純なもの
 名前,電話番号,誕生日など推測され易いもの
 メモが必要となるような覚えづらいもの
5
4 共有とセキュリティ
◆
アクセス管理
 ネットを通したデータ送受信の危険性
盗み見(盗聴) なりすまし 改竄
 セキュリティ技術の必要性

③暗号化
なりすまし

④個人認証
6
改竄
4 共有とセキュリティ
★
暗号化
 暗号
意味のあるデータから,一定の規則で作り出さ
れたもの
平文
apple
暗号化 暗号文 複号化
⇒
dssoh
7
⇒
平文
apple
4 共有とセキュリティ
★
暗号の特徴
問2
 変換の規則を知らない人には
意味がわからない
 変換の規則を知っている人は
基の意味が復元可能
8
4 共有とセキュリティ
★
古典的な暗号①
シーザー暗号
多文字置換暗号
暗号化
z o o k d
a p p l e +
-
b q q m f
c r r n g
d s s o h
e t t p i
複号化
平文
I
a
m
a
b
o
y
鍵
7
3
2
4
7
3
2
暗号文
p
d
o
e
i
r
a
9
4 共有とセキュリティ
★
古典的な暗号②
① 行→列
転置式暗号
円盤式暗号
① 内側の小さい円盤位置決め
② 1列→3列→2列→4列 ② 外側の大きい円盤の文字
③ 短い方の矢印が指している
小さい円盤の文字が暗号
10
4 共有とセキュリティ
★
暗号方式と鍵
 “apple”をアルファベット順に3つずらす
 暗号方式=「アルファベット順にずらす」
 鍵 = 「3」
 受信者以外に鍵を知られないことで秘匿性
が守られる
平文
暗号化
暗号文
複号化
平文
apple
⇒
dssoh
⇒
apple
11
4 共有とセキュリティ
★
暗号の複号化
問3
次のような暗号方式で作成された暗号文を複号化せよ。
暗号方式:
a,b,c,d,e,f,g,h,i,j,k,l,m,n,o,p,q,r,s,t,u,v,w,x,
y,z,0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,(space)
鍵 x 分だけ右にずらす(はみ出た場合は先頭 a に戻る)
鍵: 5
暗号文: “ n e f r e f e g t 3 ”
12
4 共有とセキュリティ
★
共通鍵方式と公開鍵方式
 共通鍵方式
暗号化と複合化で同じ鍵を使用
シーザー暗号 など
 公開鍵方式
暗号化と複合化で違う鍵を使用
RSA暗号 など
13
4 共有とセキュリティ
★
RSA暗号のしくみ①
 平文 =1234
 暗号文=1234を37乗して2491で割った余り
=2328
平文
1234
みんなに公開
37 乗して
2491で割る
公開鍵
n=2491
e=37
暗号文
97乗
2328
平文
1234
秘密鍵
d=97
14
自分だけが
知っている
4 共有とセキュリティ
★
RSA暗号のしくみ②
37乗したあと97乗すると元に戻る
2
3
4
5
6
7
8
9
10
…
36
37
…
1197
…
2393
…
3589
2
4
8
16
32
64
128
256
512
1024
…
672
1344
…
2
…
2
…
2
3
9
27
81
243
729
2187 1579 2246 1756
…
788
2364
…
3
…
3
…
3
4
16
64
256
1024 1605 1438
770
589
2356
…
713
361
…
4
…
4
…
4
5
25
125
625
634
679
904
2029
181
905
…
897
1994
…
5
…
5
…
5
6
36
216
1296
303
1818
944
682
1601 2133
…
1444 1191
…
6
…
6
…
6
7
49
343
2401 1861
572
1513
627
1898
831
…
354
2478
…
7
…
7
…
7
8
64
512
1605
385
589
2221
331
157
1256
…
864
1930
…
8
…
8
…
8
9
81
729
1579 1756
858
249
2241
241
2169
…
685
1183
…
9
…
9
…
9
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
1234
755
36
…
664
2328
…
1234
…
1234
…
1234
…
…
2077 2270 1296
42
37乗
2008 1818 1512
15
97乗
4 共有とセキュリティ
★
RSA暗号のしくみ③
 2つの素数の積=簡単に計算できる
38903 × 60293 = 2345578579
 ある数を2つの素数の積に分解する
=コンピュータを用いても困難
2250021941 = 40253 × 55897
暗号の秘密は「素因数分解の困難性」に起因
16
4 共有とセキュリティ
★
個人認証
 個人認証
本人であることの確認
 「もの」による認証
 生体認証
 指紋による認証
 網膜パターンによる認証
 目の虹彩による認証
 声紋による認証
17
4 共有とセキュリティ
★
安全性確保の方法
 ⑤イントラネットの導入
 安全性の確保
 システム管理者による利用者の管理
 パスワード管理による不正アクセス排除
 コンピュータウイルスに対するワクチン

⑥ファイアウオール
シ
ス
テ
ム
内
部
ト外
ワ部
ーの
クネ
ッ
ファイアウオール
18
5 正確で効率的な情報の伝達
◆
誤りの検出・訂正
 誤りの検出・訂正
 エラー
:送付データと受信データが異なること
 エラー検出 :エラーを見つけだすこと
 エラー訂正 :エラーを訂正すること
 エラー検出の原理
 エラー検出のための冗長性
必要な最小の量を超えた情報を付加すること
 エラー検出用のビット = 付加ビット(パリティビット)
19
5 正確で効率的な情報の伝達
★
パリティチェック
問5
エラー検出用のビットを加えて,1の個数が偶数になるようにする
0
1
1
1
0
0
1
0
0
1
0
0
1
=6
0
1
1
1
0
0
1
1
0
1
0
0
1
=7
エラーでビットが変わってしまうと,1の個数が偶数でなくなる。
20
5 正確で効率的な情報の伝達
◆
データの圧縮

①圧縮
情報をあらわす容量を減らすこと

②展開
(伸長,解凍,復元)
圧縮したものをもとの情報に戻すこと
 圧縮ソフト
=
③アーカイバ
21
5 正確で効率的な情報の伝達
★
ファイルの圧縮形式
 LZH
問4
・・・日本で開発
 Zip
 Exe
・・・自己解凍形式
 SIT
22
5 正確で効率的な情報の伝達
★
圧縮の種類
シャノン・ファノ符号化
静的符号化 ハフマン符号化
算術符号化
可逆圧縮
(損失の
ない圧縮)
連長(ランレングス)符号化
動的ハフマン符号化
動的符号化
非可逆圧縮
(損失の
ある圧縮)
LZ符号化
ユニバーサル
BSTW符号化
符号化
インターバル符号化
JPEG圧縮法
音声符号化
23
5 正確で効率的な情報の伝達
★
圧縮のしくみ①
ランレングス符号化
白白白白黒黒黒白白白白白黒黒黒黒黒黒黒黒
白0,黒1で符号化
0 0 0 0 1 11 0 0 0 0 0 11 1 1111 1
4 3 5 8
20ビット
圧縮
0 11 0 1 0 1 0 0 0 11 0 0 0 1
圧縮率80%
伸長
0 1 1
0 1 0
1 0 0 0
16ビット
1 1 0 0 0 1
24
1
000
2
001
3
010
4
011
5
1000
6
1010
7
110000
8
110001
5 正確で効率的な情報の伝達
★
圧縮のしくみ①
ランレングス符号化
問6
(1)
ランレングス符号化に基づいて圧縮された次のデー
タを,右の表に基づいて伸長せよ。
また圧縮率を計算せよ。
0101000011110001
25
1
2
000
001
3
4
5
010
011
1000
6
7
8
1010
110000
110001
5 正確で効率的な情報の伝達
★
圧縮のしくみ②
晴
曇
晴
晴
ハフマンの符号化
雨
晴
晴
雪
曇
晴
晴00,曇01,雨10, 雪11で符号化
0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 1 0 1 0 0
20ビット
圧縮
0 1 0 0 0 11 0 0 0 111 1 0 0
圧縮率80%
伸長
晴
曇
晴
晴
雨
晴
16ビット
晴
雪
26
曇
晴
晴
0
曇
10
雨
110
雪
111
5 正確で効率的な情報の伝達
★
圧縮のしくみ②
ハフマンの符号化
問6
(2)
次のデータを,晴00,曇01,雨10,雪11で
符号化したあと,右の表に基づいて圧縮せよ。
また圧縮率を計算せよ。
晴 曇 晴 晴 雨 晴 晴 雪 曇 晴
27
晴
曇
0
10
雨
110
雪
111
5 正確で効率的な情報の伝達
★
画像の圧縮形式
形式
GIF
圧縮による
損失
なし
問7
表現できる
色数
圧縮に適する
素材
256色
イラスト
ロゴマーク
JPEG
あり
フルカラー
写真
風景画
PNG
なし
フルカラー
汎用
28
5 正確で効率的な情報の伝達
★
画像の圧縮
色数の少ない画像
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265色(1735バイト)
16色(933バイト)
3色(613バイト)
圧縮レベル50(1820バイト)
圧縮レベル80(978バイト)
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29
PNG8 2色(578バイト)
JPG
圧縮レベル10(3432バイト)
PNG
PNG24(3135バイト)
5 正確で効率的な情報の伝達
★
画像の圧縮
色数の多い画像
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16色(949バイト)
3色(3358バイト)
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圧縮レベル50(3901バイト)
圧縮レベル80(2520バイト)
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