農産物の現状課題 - 国際情報農学研究室

農産物
食品安全・ITとSCM
イオン
農産システム
高橋博
農産物の課題
農産物の現状課題

消費生活における関心事・・・・豊かさとは
モノは豊かに、便利になったが
①、食の安全・表示・・・不信、不満
現状は、取引農産物について安全についてどのような取り組
みがされているか明確でない。消費者の不信、不満の最大の要
因はここにある。
農産物の安全についてどのような取り組みがされているか明
確にすることが、今、最も、求められている事である。
②、家庭におけるゴミ、リサイクル、資源、エネルギー問
題・・・使い捨て時代の終焉
③、将来設計・・・将来に対する不安
農産物の現状課題・・九州農政局ホームページより
安全への取り組み事例

EUREP GAP・・バナナ、パブリカ、アスパラ等
・ヨーロッパでは、50%を超えている国がある
SQF2000・・・・・バナナ、アスパラ等
 韓国輸出ブランド・・フィモリ・・パブリカ
 ISO22000・・もやし
 JGAP
 その他自主規格

ISO安全・品質規格の取得事例
第三者のチェック
農産物の現状課題
総務省ホームページアンケート調査結果にみられる消費者等の期待
消費者が食品表示に関して有している意識等を把握する
ため、平成14年5月に消費者3,000人を対象に食品表示に
関するアンケート調査を実施したところ、次のとおり、消費者
が現行の食品表示に係る制度における表示基準やガイドラ
イン等に基づく表示について、不十分ないし不満足としてい
る状況等がみられた。
1) 生鮮食品(農産物、畜産物、水産物及び精米)及び加
工食品の表示について、現在の表示で十分と回答した者は、
農産物で7%、畜産物で4%、水産物で8%、精米で16%、
加工食品で9%となっている。また、新たに表示を義務付け
てほしい事項については、農産物では「出荷日又は収穫日」
を挙げた者が62%、加工食品では「原料原産地」を挙げた
者が61%トとなっている。
農産物の現状課題・・・表示事例
ロットNO
農産物の現状課題・・・表示事例
農産物の現状課題・・・農産物のブランド化の現状
農産物の現状課題・・・農産物のブランド化の現状
消費者の不信、不満・・・社会の構成員としての社会的責任
・自ら情報の確認、取り組みの生産、流通の現場確認等能動的な活動による自ら信
頼できる農産物の追及と努力農産物の積極的な支援(選択・消費)が育成につながる
・消費者の支援(選択・消費)が生産をささえ農業を変える・・・消費者の社会的役割
・リスクコミュニケーション
識別表示(流通ケース)
ゼスプリ キウィフルーツ EAN PACK LABEL
A
H
B
C
D
I
E
J
F
K
G
A
EAN 128 Barcode
トレースに必要な情報(14 桁)
B
Human readable information:
(01)
194
15835
72306
8
(10)
203
1281
9
21232
6
(AI 01)
ニュー
ジーラ
ンド
ZIL
商品コー
ド
Check
digit
AI 10
パックハ
ウスコー
ド
生産者
番号
Filler
識別番
号
Check
digit
A1 01 = Application identifier
Global Trade Item Number
What am I?
C
D
E
AI 10 = Batch or Lot Number ロット番号
識別番号=収穫・パックした日の詳細内容
クラス(等級)
品種
数、内容: Z – ブランド, OB – 栽培方法(OB はオーガニックバルクの略),
MB – 箱の規格(MB=10kg箱 SL=3.3kg箱)
F
重さ(weight band)
G
Barcode – AI412 Global Location Number
H
原産地
I
サイズ
J
生産者番号(下 1 桁で園地についても追跡可)
K
パックハウスで使用するコード。
9.7~10.8kgの意味
(GLN). (ゼスプリ・ニュージーランド)
農産物の現状課題

食のバランス(PFCバランス)
・ たんぱく質、脂質、炭水化物(糖質)のバランスは、1980年前後が良く、日本型食生
活が世界的に評価された時代である。
しかし、商品が豊かに、生活が便利になった現在は、そのバランスが悪くなっている。
1980年前後は、スーパーマーケット、コンビニ、ファーストフォードの台頭前の時代で
ある。その後のこれら成長発展は、モノを豊かに、生活を便利にしたが、食の栄養バラ
ンスという健康に資する豊かな食生活という視点では、課題を残している。
農産物の現状課題

野菜の消費量の急激な減少
平成16年の年間一人当たり消費量は、93キログラムである。
平成13年と比較すると、8キログラムの減少であり、このような
急激な消費量の減少は、過去に経験のなかったことである。
これを、一日当たりにすると、平成16年で254グラムとなる。
これは、大玉のトマト1個程度の消費量である。
日本型食生活と世界的に食事バランスが評価された1980年
ごろは、1日約300グラムであった。(昭和43年337グラム最高)
家計支出においても同様の動きである。平成13年が1人当
たり購入量年間58キロに対し15年は55キロに減少し、過去
最低の水準となっている。
食生活指針、健康志向、5 A DAY、べジフルセブン、1日35
0グラム等々消費拡大に向けての動きがある中で、いっこうに、
その効果は、現れていない。掛け声だけでは、成果がないこと
を反省すべきである。
農産物の現状課題
出典 平成17年度食料需給表
農産物の現状課題 家計支出数量野菜
(1)家計消費
ア 生鮮野菜
(1人1年当たり購入数量)
1日当たり
165
160
160
160
160
159
157
151
生鮮野菜 キ ャ ベ ほうれん は く さ ね
ツ
そう
い
ぎ レ タ
ス
8年度
60,059 5,376 1,709 3,015 1,752 1,695
9
58,221 5,306 1,497 2,881 1,749 1,603
10
58,328 4,972 1,587 2,493 1,700 1,583
11
58,305 5,159 1,558 2,840 1,720 1,678
12
58,296 5,209 1,481 2,656 1,805 1,699
13
58,041 5,150 1,553 2,576 1,726 1,818
14
57,149 5,043 1,436 2,691 1,619 1,712
15
55,199 4,960 1,280 2,570 1,612 1,717
7年度
1.5
5.0 ▲ 5.5
11.1
6.6
0.3
8年度
2.2
1.3
4.1
0.1
3.4
2.9
9
▲ 3.1 ▲ 1.3 ▲12.4 ▲ 4.5 ▲ 0.2 ▲ 5.4
10
0.2 ▲ 6.3
6.0 ▲13.5 ▲ 2.8 ▲ 1.3
11
▲ 0.0
3.8 ▲ 1.8
13.9
1.2
6.0
12
▲ 0.0
1.0 ▲ 4.9 ▲ 6.5
4.9
1.2
13
▲ 0.4 ▲ 1.1
4.9 ▲ 3.0 ▲ 4.3
7.0
14
▲ 1.5 ▲ 2.1 ▲ 7.6
4.4 ▲ 6.2 ▲ 5.9
15
▲ 3.4 ▲ 1.6 ▲10.8 ▲ 4.5 ▲ 0.4
0.3
資料:総務省「家計調査」
注:生鮮野菜全体の家計消費量は、いも類、きのこ類を含む。
さ と い だ い こ に ん じ た ま ね き ゅ う な す
も
ん
ん
ぎ
り
1,203
1,207
1,122
1,018
987
984
917
922
7.8
4.1
0.3
▲ 7.1
▲ 9.2
▲ 3.0
▲ 0.4
▲ 6.8
0.6
5,947
5,425
5,410
5,488
5,452
5,605
5,177
5,308
7.2
1.6
▲ 8.8
▲ 0.3
1.4
▲ 0.6
2.8
▲ 7.6
2.5
2,936
2,927
2,696
2,717
2,729
2,694
2,682
2,696
1.5
3.9
▲ 0.3
▲ 7.9
0.8
0.4
▲ 1.3
▲ 0.4
0.5
4,852
4,844
5,166
4,838
4,851
4,814
4,999
4,763
3.4
2.7
▲ 0.2
6.7
▲ 6.4
0.3
▲ 0.8
3.9
▲ 4.7
3,370
3,159
3,254
3,215
3,105
3,201
3,035
2,878
▲ 4.7
▲ 2.8
▲ 6.3
3.0
▲ 1.2
▲ 3.4
3.1
▲ 5.2
▲ 5.2
1,869
1,851
1,883
1,907
1,879
1,747
1,677
1,575
▲12.6
5.7
▲ 1.0
1.8
1.3
▲ 1.5
▲ 7.0
▲ 4.0
▲ 6.1
農産物の現状課題
生産基盤の弱体化
①、野菜生産量減少
年々、生産量は、減少し、平成16年で12286万トン。
実
8年産
生
産
量
14,621
数
(千トン)
9
10
11
12
13
14
15
14,313
13,652
13,861
13,722
13,572
13,296
12,857
資料:農林水産省「食
料需給表」
②、作付面積の年々の減少に歯止めがかからない。
③、高齢化の進展と後継者問題は大きな課題である。
農薬出荷量の推移と慣行栽培の基準
農薬出荷量の推移
農産物の現状課題

野菜の成分変化・・・図①(50年前の食品成分2訂版を100とし
て、現5訂版との食品成分表比較)
50年前と比較して、成分は豊かになっているのだろうか、品
目にもよるが総じて成分は低下していると言わざるを得ない。
50年前と比較し、ほとんどの野菜が、周年化され春夏秋冬、
食したい野菜を求める事ができる豊かな、便利な時代にはなっ
たが、一方、その代償を払っている事も忘れてはならない。
農産物の現状課題
成分比較5訂と2訂比較
食 品 名
トマト
キャベツ
レタス
キューリ
廃
棄
率
エ
ネ
ル
ギ
ー
水
分
食品成分表2訂(1954年)100
無 機 質
マ
リ
グ
ン
ネ
シ
ウ
ム
た
ん
ぱ
く
質
脂 炭 灰
質 水 分
化
物
70%
50%
83%
88%
137%
0%
135%
98%
87%
67%
83%
91%
113%
75%
80% 100%
60%
50%
100%
90%
88%
90% 100%
128%
156%
99% 143% 100%
カ
ル
シ
ウ
ム
71% 137%
鉄
レ
チ
ノ
ー
ル
A
カ
ロ
テ
ン
63% 100% 233%
75%
100%
50%
10%
51%
60%
7%
83%
13%
50%
133% 100%
330%
150% 150% 100%
93%
ピーマン
88% 102%
69%
50%
100% 110%
79%
80%
20%
かぼちゃ
91% 102% 145%
50%
100%
45%
75% 100%
73%
さといも
65% 111%
50%
100%
71%
128% 100%
じゃがいも
97% 100% 107% 100%
113%
60%
95%
63%
233%
100%
127%
67%
なす
105%
99% 110%
50%
100% 113%
115%
75%
500%
67%
にんじん
90% 103%
32%
50%
70%
60%
42% ####
ねぎ
97% 100%
33% 100%
80%
62%
51%
20%
4%
99%
57% 100%
75% 130%
83%
50%
99%
87% 100%
73% 100%
50%
90%
61%
53%
125% 230%
98%
25%
0%
ごぼう
大根
218%
80%
900% 100% 130%
133% 150%
もやし
233% 200% 100%
80%
50%
106%
38%
60%
96% 167%
ほうれん草
43%
40% 100%
148%
108%
30%
78%
たまねぎ
はく
さい
レ
チ
ノ
ー
ル
当
量
ビ タ ミ ン
ナ
イ B6 C
B1 B2
ア
シ
ン
20%
80%
100% 167% 167%
40%
50%
50%
80% 140%
80% 400%
80%
44%
60%
60% 120%
48%
92%
67%
35%
60%
97%
0% ####
84% 104%
44% 100%
129%
98%
87%
88%
17%
80%
45%
100%
86%
106%
67%
67%
50% 150%
113% 100%
40%
60% 117%
17%
150%
60%
農産物の現状課題
出典 平成17年度食料需給表
農産物の現状課題・・・都道府県別自給率推移
カロリーベース
生産額ベース
16年度
10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 15年度
10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 15年度
(確定値) (概算値)
(確定値)
全 国
北海道
青 森
岩 手
宮 城
秋 田
山 形
福 島
茨 城
栃 木
群 馬
埼 玉
千 葉
東 京
神奈川
山 梨
長 野
静 岡
新 潟
富 山
石 川
福 井
岐 阜
愛 知
三 重
滋 賀
京 都
大 阪
兵 庫
奈 良
和歌山
鳥 取
島 根
岡 山
広 島
山 口
徳 島
香 川
愛 媛
高 知
福 岡
佐 賀
長 崎
熊 本
大 分
宮 崎
鹿児島
沖 縄
40
192
118
101
80
163
129
76
66
68
34
12
30
1
3
21
52
19
91
70
47
64
23
13
42
54
13
2
17
14
29
63
67
43
24
36
48
38
42
44
21
93
42
63
55
62
88
37
40
178
121
106
81
163
129
81
71
74
34
12
30
1
3
21
53
19
94
74
50
66
26
14
44
54
13
2
17
15
31
62
63
40
23
33
48
38
41
45
20
87
41
53
45
58
76
40
40
176
117
103
81
157
128
79
72
76
34
12
30
1
3
21
52
18
92
74
48
64
26
13
43
53
13
2
17
15
30
62
63
40
24
34
47
38
40
46
22
98
41
61
54
62
80
33
40
183
118
101
81
158
129
82
70
75
33
12
29
1
3
20
52
18
96
75
49
66
26
13
43
52
13
2
17
14
31
63
62
40
25
35
47
39
42
46
22
96
43
62
54
61
83
34
40
190
115
102
81
158
128
82
72
77
34
12
29
1
3
21
53
18
98
76
49
64
27
14
44
54
13
2
17
15
30
62
63
40
24
34
47
38
41
46
22
100
42
63
54
60
83
31
40
192
84
86
64
167
131
79
72
76
35
12
30
1
3
21
53
18
99
77
50
67
27
14
42
51
13
2
17
15
30
62
63
41
25
34
47
40
41
48
22
94
43
62
55
62
80
33
40
201
117
106
83
141
122
85
72
81
34
12
30
1
3
21
53
18
89
72
48
66
26
13
42
53
13
2
16
15
29
58
63
37
23
29
44
35
38
45
19
83
41
52
47
60
78
27
70
174
190
173
105
142
155
108
129
99
98
25
79
5
13
90
126
58
110
68
65
66
45
38
81
45
21
6
42
28
125
126
106
64
38
63
153
100
137
156
43
153
137
149
136
219
193
50
72
179
213
188
110
146
159
119
129
113
101
25
80
5
13
97
128
60
111
72
68
67
49
40
86
45
23
7
41
30
109
126
111
68
39
61
150
99
130
160
42
148
136
145
132
234
205
55
71
180
200
187
110
144
160
113
122
114
94
23
77
5
15
91
127
56
115
73
69
67
48
39
86
45
23
7
41
30
120
122
112
67
41
64
146
100
133
151
43
149
137
154
138
240
211
54
70
179
197
181
109
148
159
116
119
110
94
23
74
6
12
85
122
56
117
73
67
68
46
38
87
43
23
7
40
31
110
118
107
66
40
62
137
101
140
151
41
146
129
156
133
235
201
53
69
177
190
179
107
147
161
118
122
117
94
23
75
6
12
99
124
54
121
74
67
64
47
37
84
44
23
7
41
30
101
117
109
69
39
60
138
100
132
144
42
147
127
153
130
241
203
54
70
177
175
170
97
172
171
118
127
124
93
24
76
5
11
89
123
53
131
81
69
75
49
37
82
48
25
6
40
31
102
117
111
68
39
60
145
102
125
145
42
158
133
159
130
249
209
54
農産物の現状課題
インプット(動脈)
エネルギー
エネルギー
グリーン調用水
用水
達
種
ダンボール
農薬
発泡スチロール
削減
肥料
包装容器
堆肥
0化
生産プラスチック資材
生産その他資材
refuse
ダンボール
return
包装容器
生産地
アウトプット(静脈)
固形廃棄物
reduse
収穫後残渣
reuse
廃プラスチック
廃生産材
大気廃棄物
C O 2
SO X
N O X
排水、汚泥
エネルギー
用水
ダンボール
発泡スチロール
包装容器
原料
エネルギー
用水
ラベル
帳票
エネルギー
用水
トレー等包装資材
ラベル
販促資材
販売什器
レシート
買い物袋
チラシ
事務用品
エネルギー
用水
回収ボックス
集荷場、物流
製造工場
センター、物流
店舗
家庭
回収
固形廃棄物
ダンボール
生ゴミ
大気廃棄物
C O 2
SO X
N O X
排水、汚泥
固形廃棄物
固形廃棄物
生ゴミ
ダンボール
大気廃棄物
CO2
SO X
NO X
排水、汚泥
固形廃棄物
生ゴミ
ダンボール
発泡スチロール
廃トレイ等
爪楊枝
廃販促、P O P
廃プラスチック
廃事務用品
大気廃棄物
CO2
SO X
NO X
排水、汚泥
固形廃棄物
生ゴミ
包装容器
チラシ
大気廃棄物
CO2
SO X
NO X
排水、汚泥
固形廃棄物
食品トレイ
協同配送
resycle 堆肥,酵素活用
再資源化 店舗什器、備品、回収箱(課題は塩ビ)
飼料、堆肥、肥料
環境負荷への対応
農産物段階別環境負荷と安全問題
大気廃棄物
CO2
SO X
NO X
排水、汚泥
肥料、堆肥
再生紙
店舗什器、備品
回収箱
燃料
缶
ビン
牛乳パック
ペットボトル
農産物の課題

公の視点への対応力
・食の安全、表示、環境、人権に関するガイドラインの策定、法改正、新法
による公正さへのハードルが高くなってきている
・種々の規格、法改正は、公(社会)にとって安心につながる
・農場から食卓にいたる参画者は、社会の構成員としての公の視点をなく
して、その機能、役割を果たすことができなくなっている
・生産から消費に至る過程において農産物は、多種多様な参画者があり
その対応には多くの関係者の協力が必要
・賠償訴訟、株主訴訟等利害関係者の目が厳しくなっている
・製造、生産責任のみでなく、流通、小売責任も問われる
・事後対応で、リスクへの備えがないのが現状。これからは、事後対応で
は、公の視点では、認められない、社会から問われる
100%危害を除去することはできない・・最悪を想定した対応が求められる
・事前(予防)の仕組みと事後の仕組み
農産物の現状課題
農業環境の変化







食のグローバル化
食生活の変化(加工・調理食品50%、外食30%、生鮮食品20%)
食する立場・公的視点
大学の役割・大学の社会的貢献
・国立大学の独立行政法人化
・研究成果、技術の社会的応用成果と新産業創出への道筋
・産学連携の具体的成果
公的機関(独立行政機関等)の役割・社会的貢献
都道府県の農政の改革
全農、農協等従来型系統組織のリーダーシップ
大学の新しい動き
20世紀の負の遺産
(課題のまとめと対応の視点)
食の安全
表示
使い捨て
生産基盤と環境
成分
栄養バランス
地域の農・食の個性
消費量
自給率
農産規範基準研究会
食の仕組みの信頼
循環型農業基盤
食のスタイル
パートナーシップ
栽培から製造へ
1
21世紀は 農(食)が食(農)・社会を変える
みどりのプロジェクト
地域本来の味
新しいライフスタイル
食することで社会を変える
地域を食す、バイ地域
旬を食す
食農体験
スローフード
パートナーシップ
リサイクル
地域自給率の向上
新しい地域協同
土、水,生態系の元気
地域つくりのインフラ整備
農と街の協同
地域特産,名品つくり、奨励
交流促進
地域ブランド推進
PR,販売促進
経営組織、法人化の促進
安全安心システム
地域エネルギー
地域資源循環
地域循環型農業
地域の活性、個性、元
社会的責任
安心、安全
農業優良(適正)生産規範
トレースアビリテイ
食と農の距離の縮小
新しいライフスタイルの提案
地域食農環境教育
農と街の距離の縮小
•対応の視点・・・・これからの農産物の品質
対応
求められる品質

官能品質
・食感
甘い、酸っぱい、にがい、しゃきしゃ
き感等
・内、外観、
色、形、大きさ重さ
・その他
香り、重さ等



農産物の基準・規格化
(規格、基準の義務化、法制化)
・有機JAS
・表示JAS改正
・食品衛生法(残留基準)の改正

成分品質
倫理品質(社会的責任)
農産物の基準・規格化への科学
的対応
・適正規範
ヨーロッパギャップ
SQF2000
日本版GAP(農林省)
適正農業環境規範(農林省)
・農産物の品質ISO規格
・ISO22000、ISO14000、ISO9000
・SA8000
・トレーサビリティガイドライン
・特別栽培表示ガイドライン
・安全
・表示
・トレーサビリティ
・環境
・人権

検証・・第三者監査
対応の視点
求められる農産物
従来型農産物のボリュウム縮小
品質力
価格力
自らの価値・ニーズ
・おいしい
ベーシック
・より価格
・トレードオフ
・生産、流通の構造改革
・成分
誰にもあう品質・・・中途半端
農産物
・社会的側面・・貢献
(フェアトレード農産物)
・地域
・簡便・調理型
社会的・倫理品質(安全・表示・トレーサビリティ・環境・人権)
(公の視点)
対応への視点
・・変化への対応から変化を起こす
誠実な組織、企業
・義務的対応(対処療法)・・×
・戦略活用
・・○
 3.5.10年後は、農産物は、どのような姿になって
いるか未来を予測、または、どのようになりたいかの
視点で、いま、何をしなければならないか
 当面の課題・・・ブランド化
・食の信頼・・・倫理品質(社会的責任)
・科学的対応と第三者検証
・ITの活用・・・SCM・・・バリューチェーン

対応への視点



ITとSCM
生産・製造業や流通業において、原材料の調達から生産・
製造、流通、販売という、生産から最終需要(消費)にいたる
商品供給の流れを「供給の鎖」(サプライチェーン)ととらえ、
それに参加する組織・企業の間で情報を相互に共有・管理
することで、ビジネスプロセスの全体最適を目指す戦略的な
経営手法、もしくはそのための情報システムをいう。
生産・製造-流通-販売という商品のサプライチェーン(供
給連鎖)に関わる組織、企業がパートナーシップをベースに、
食の安全・表示・価格・品質・品揃え・場所・時間といった消
費者の要望に無駄やロスを省き、最適なシステムで応えて
いこうとするものである。
このように、複数の企業や組織の壁を超えてひとつのビジネ
ス・プロセスとして経営資源や情報を共有し、チェーン全体
の最適化を目指して組織の目標、プロセスの無駄・ロスを削
減を実現することがSCMの狙いである。
対応への視点・・ITとSCM
サプライチェーン上の情報が可視化(見える化)されていることが重要な
前提条件となる 。
 お互いが見える化により新しい価値
・ネットワーク化により点在している情報を容易に、誰でも、収集・統合
・リアルタイム化
・いつでも、どこでも(ユビキタス)

情報共有によるビジネスモデル化(SCMによるバリューチェーンの構築)
ITシステムは、農産物の基準の実現を可能にするものである。
・ITは効率化にとどまらず、組織のビジネス目標の実現
・競争は、企業間からサプライチェーンへ
対応の視点・・・・卸売り市場の役割







集荷機能 国の内外から、大量多種類の品物を集荷
(平成15年物量ベース野菜80%、果物55.5%)
公正な価格の形成 公開の場におけるせり取引及び相対取
引により、公正な価格形成
分化機能 大量単品目から少量多品目まで、小売店などが
買いやすい分量に迅速かつ確実に区分して売り渡し
取引の決済機能 販売代金の徴収や出荷者への支払いが
迅速かつ確実に
情報の提供 当日の市場入荷量や卸売の価格などを迅速
に公表
衛生の保持 衛生的な施設の衛生状態の保持と食品の安
全性のチェック
(社会的責任品質)
対応の視点・・・21世紀農業のリーダーシップ
新しいパートナーシップ
新しい連携
・産官学
 公的視点の優先
・倫理品質
・科学的手法と検証
 リスクコミュニケーション
・農場から食卓
 生産基盤
・地域・ブランド農産物の開発
 国内農業改革組織

対応の視点(消団連WEBサイトより)
消費者の不信、不満・・・社会の構成員としての社会的役割
・自ら情報の確認、取り組みの生産、流通の現場確認等能動的な活動による自ら信
頼できる農産物の追及と努力農産物の積極的な支援(選択・消費)が育成につながる
・消費者の支援(選択・消費)が生産をささえ農業を変える・・・消費者の社会的役割
・リスクコミュニケーション
取り組み
目的と概要
目的

生産段階(農場)から消費段階(食卓)にいたる過程におい
て、一貫した基準・規範の適用によって農産物に由来する食
のリスクを最小化し、ITを最大限活用した正確かつ迅速な情
報提供と活動記録の収集・保持を実現して食の安心を向上
させることを目的とする。

生活者の立場に基づく達成目標
・ 食の安全に対する不信・不満の改善
・ 表示に対する不信・不満の改善
・ 企業コンプライアンスに対する不信・不満の改善
- 食品をめぐる社会的責任(CSR)の確立
- リスク分析に基づく科学的対応と第三者による検証
- 必要なときIT活用による正確な、迅速な、タイムリーな情報開示
- IT活用によるデータ管理における信頼性の向上
概要
取り組み項目
1,基準
農産物基準
安全基準
・物理的其準
・化学的基準
・微生物基準
品質基準
食品成分表5訂
食品安全基本法
食品衛生法
GFSI
環境基準
栽培区分基準 表示基準
商品化基準
栽培基準 表示基準
食品衛生法
JAS法
計量法
容器リサイク
ル法
景品表示法
有機JAS
不正競争
計量法
環境関連法 特別栽培ガイ 健康増進法 食品衛生法
ドライン
薬事法
容器リサイクル法
特別栽培ガイドライン
ISO2200
SCR基準
食安全
説明責任
公正
基準達成の適正規範
ビジュアル適正規範
ISO9000シリーズ ISO14001
有機JAS
行動規範
・組織規範
SA8000
・適正生産規範
・適正流通規範
HACCP
EUROPGAP
SQF2000
データの担保
データの信頼性
データの活用
システムのセキュリテ
イ・信頼性
・データのチェックシ ・参画者の事業活動に
3,データ管理 ・データの範囲と種類
貢献するデータバンク ・システムの第三者
ステム
(参画者の事業活動に貢献するデータ)
監査
・生産者の誰もが容易な入力法
・リアルタイムチェック ・他システムとの連携
システム
・監査システム
・セキュリテイシステム
・誰でも参画できるオープンなシステム
・チェックデータの改 ・情報公開システム
廃システム
・提案システム
・お客さまの声管理システム
・追跡システム
4,同意・契約 法遵守・商品保証・適正規範導入と第三者監査、製造委託契約、取引契約
2,工程管理
5,検証
検査 ・検査システム 内部監査 ・内部監査システム
・監査システム 6,第三者監査 認証 7,オリエテー 参画者への規範・システム導入プログラム
・ビデオ
・セミナー
ション・教育 ・リーフレット
8、普及
普及プログラム
推進組織
リスク評価と基準・規範の見直し
アドバイザーチーム
リスク管理
リスクコミュニケーション・・・・・管理システム
概要図(農場から食卓にいたる適正規範とユビキタスデータ管理システム)
概要
農 場
食 卓
生産段階
生産者
JA
適正農業規範
流通段階
経済連
卸売業者
仲卸業者
小売段階
集配送
センター
適正流通規範
基準・規範
適正資材供給規範
(安全の共通のモノサシ)
ビジュアルGAP
システム
生産履歴
システム
・4つの記帳方法
・農薬等チェック
・管理画面
・栽培管理支援
店舗
適正小売規範
消費段階
生活者
適正消費
ガイダンス
(仮称)
規範チェックシステム
流通履歴システム
・既存システムのデータ利用
・バーコード利用
ICタグの活用
・物流、温度トレース
情報提供
システム
携帯、
ホームページ
ブログ
POP、など
概要図(農場から食卓にいたる適正規範とユビキタスデータ管理システム)
食安全とSCM
概要
1 適正規範
農産物(生鮮野菜・果物・米等)の食品リスクを最小にするため農場から
食卓に至る各段階に適正規範を開発・実証し、安全・安心な農産物を提供
するための共有化可能な規範と基準の構築を目指します。
‐管理すべき農産物基準の明確化
農産物安全基準、
農産物品質基準、
農産物環境基準
農産物栽培区分基準 農産物表示基準
農産物商品化基準
社会的責任(CSR)基準
概要
◆ 適正規範における開発上の視点
‐生鮮青果物における食の安全危害の予防措置の優先
‐農産物の食の安全危害を除去するのでなく、安全危害を低減することに
重点を置く。潜在的な食品安全危害のすべてを排除することは出来ない。
‐農産物の栽培、収穫、洗浄、選果、保管、出荷、輸送、流通、小売及び消
費に共通する食の安全危害と適正な農業及び管理規範。
‐生産から消費に至る各段階の参画者は、自己の管理できる分野での適
正規範、管理手順の実施。
‐定期的見直しと修正
‐国際貿易協定との適合性の重視。
国内または国外の生産者に不必要なあるいは不当な制限または障壁
を与えようとするものでない。
国外の当事者は、これに相当するものまたは類似の規格、法律、規則
に従う準拠すべきである。
概要
2 ユビキタスITシステム
参画者の活動に貢献するITを活用したユビキタス
データ管理システムを開発・実証し継続性と汎用性の
あるシステムの構築を目指します。
正確なデータが容易に、簡便に、低コストで集積でき
るシステムを構築し、個々の生産者等参画者がデータ
バンクとしてデータを集積し容易に、多様に活用できる
システムとして運用できることを実証し、参画者の誰も
が必要に応じ、いつでも、どこでも活用できるユビキタ
スITシステムを目指します。
概要
◆ ユビキタスITシステムにおける開
発上の視点
①データの収集・蓄積
‐誰もが参加可能なオープンシステム
‐ユビキタス(いつでも、どこでも、必
要なときに)システム
‐簡便な入力方式のためのシステム
開発
‐適正規範のビジュアルデータシステ
ム開発
‐他システムとの連携
‐適度なコスト水準に抑制
‐データ加工管理における発展性の
確保
②登録データの精度、信頼確保
‐データチェックシステムの開発
‐監視システムの開発
③データの統合共有
‐農場段階、集出荷段階、流通段階、小売
段階の各データのセンターコンピュータに
よる管理および関連付けによるデータ統
合システムの開発
‐既存システムとの一体化、連携
④データの活用
‐適正規範ビジュアルデータの監査等活用
プログラム
‐生産者用データバンクとしての活用プログ
ラム
‐追跡、遡及プログラム
‐情報発信プログラム
‐レシピ等活用データベースの充実
‐生活者段階における高度情報化プログラ
ム
‐他のシステムとの連携と応用
⑤データ管理システムの信頼確保
‐システムの第三者チェックシステム
IT活用・・・SCM・・・バリューチェーンの実現

ITシステムは、農産物の基準の実現を可能に
するものである。
・ITは効率化にとどまらず、組織のビジネス目標の実現
・競争は、企業間からサプライチェーンへ
概要
3 検証は・・・・・・第三者
ISO22000の取得に向けて
この取り組みを通し農産物基準、適正規範、データ管理
システムに関する第三者監査を導入し、システムの継
続性、発展性、客観性を目指します。
これら審査結果をベースに、いわゆるPDCA(計画・
実行・検査・行動)サイクルに基づいた、適正規範と
データ管理システムへの改善を行い、実証実験後の
活用・定着を目指します。
概要
4 取り組みのマーク化・・農産物ブランド化にむけて
みどりのプロジェクト
農産物
信頼のスタンダードと
その普及
5 先進技術
光と鮮度管理
・コンテナ・・・コールドチェーン
 RFID
・コンテナ・・・流通履歴
 フィールドサーバー
・生産管理システム
 食品感性工学・・・品質評価

フードチェーン全体をカバーする適正規範とユビキタスデータ管理
具体的取組
農産物の基準
取り組み①適正規範・・・・・農産物安全基準案
危害大別
危害の種類
内容例
微生物学的危害 病原性微生物 病原大腸菌・
サルモネラ
法規・
基準類
基準値
食品衛生法
基準値以内(
製品について)
食品衛生法
基準値以内(
製品について)
農薬取締法
遵守(
生産者・
メーカー)
黄色ブドウ球菌 等
ノロウイルス
化学的危害
残留農薬
カビ毒
重金属
殺虫・
殺菌・
除草剤・
他
デオキシニバレノール(
DON)厚生労働省指針
1.1p
p
m(
μg/g)
以内 (
小麦)
アフラトキシンB1
食品衛生法
10p
p
b
(
μg/k
g)
以内
パツリン
食品衛生法
50p
p
b
(
μg/k
g)
以内(
りんご)
カドミウム
コーデックス
0.4p
p
m(
米)
農用地の土壌の汚染防
止等に関する法律
1m g/k
g
以下(
土壌)
総水銀
土壌の汚染に係る
環境基準
0.0005m g/l以下(
土壌)
砒素
農用地の土壌の汚染防
止等に関する法律
0.01m g/L(使用水)、15m g/kg未満(土壌)
銅
農用地の土壌の汚染防
止等に関する法律
125m g/kg未満(
土壌)
鉛
土壌の汚染に係る
環境基準
0.01m g/kg以下(
土壌)
食品衛生法
1.0pg/g以
下(
茶葉
を除く
)
、
基準値以内
その他化学物 ダイオキシン
質
食品添加物
放射線
10キ ログレイ以下(
C O D EX )
国内(
ジャガイモのみ輸入も認めない)
硝酸態窒素
物理学的危害
異物混入
その他危害
遺伝子組み替え
種の混入
誤表示
EU基準値に準じる
虫等生物
及び金属
片・
プラス
自主基準
遵守
自主基準
遵守
アレルギー成分・
期限表示等 食品衛生法
遵守
取り組み②品質農産物基準・・・・・特性ある品質表示基準
農産物品質基準
特性化する品質
食感
美味しい
甘い、からい、すっばい、にがい
濃くがある
もちもち感
シャリシャリ感
ねばねば感
風味がよい
外感
1、農産物に求める特性を左記の
表より選定
2、選定した特性を右記の表の
成分、物性等に求める数値等
指標を科学的に策定
3、官能検査
4、内部検証と第三者検証
美味しそう
大きい、小さい
きれい
食味がよさそう
熟している、食べごろ
新鮮、鮮度感がある
食品表示の役割
<3つの機能>
①事故・危害の防止、
②食品選択の支援、
③公正、誤認の防止
指標化品質構成要素
味
甘味
酸味
苦味
辛味
渋味
粘り
香り
硬さ
硬度
外観
形
サイズ
表面色
光沢
表皮
内観
内面色
重さ
づっしりしている
捨てる部分が少ない
重さ
歩留
成分
成分が豊富
栄養豊か
水分
カロリー
成分
ビタミン
ミネラル
食物繊維
その他
取り組み③栽培区分基準
不使用
使用
化学肥料
多年生作物=最初
の収穫前3年以上
それ以外の作物=
播種又は定植前2
年以上
農薬
不
使
用
多年生作物=最
初の収穫前3年以
上
それ以外の作物
=播種又は定植
前2年以上
収穫前1年以上
その他
収
穫
前
一
年
以
上
その他
農薬と化学肥料の使用状況からみた「有機農
慣行的使用量の 産物及び特別栽培農産物」が「日本農林規格」
慣行的使用量の 慣行的使用量の3割
3割減以下で栽 及び「ガイドライン」に定義する有機農産物及び
5割以下で栽培
減~5割減で栽培
培
特別栽培農産物に占める関係は、以下のとおり
である。
①有機農産物
④栽培期間中農
薬不使用・化学肥
料節減栽培農産
物
⑦栽培期間中農薬不使用栽培農産物
②転換期間中
有機農産物
③栽培期間中農薬不使用・栽培
期間中化学肥料不使用栽培農産
物
①~②は、日本農林規格における有機農産物
③・④・⑤・⑥が、新ガイドラインで定義された特
別栽培農産物の範囲で、③~⑥の名称は特別
栽培農産物に一本化される。
⑦~⑩、⑪~⑭は、その対象から外れる。
⑬栽培期間中農 グリーンアイは①~②をグリーンレベル、③~⑩
薬不使用農産物 オレンジレベルとして取り扱う。
特別栽培農産物
注1 「有機農産物」及び「転換期間中有機農産
慣行的使用回数 ⑤農薬節減・栽培期間中化学肥 ⑥農薬節減・化学
物」の農薬、化学肥料の無使用とは、有機農産
の5割以下で栽
肥料節減栽培農
⑨農薬節減栽培農産物
⑭農薬節減栽培農産物
料不使用栽培農産物
物の日本農林規格別表1、2に掲げられたもの
培
産物
以外の無使用を指す。
使
用
慣行的使用回数
の3割減~5割
減で栽培
⑧栽培期間中化学肥料不
使用栽培農産物
⑩化学肥料節
減栽培農産物
慣行栽培
慣行的使用回数
の3割減以下で
栽培
⑪栽培期間中化学肥料不
使用栽培農産物
⑫化学肥料節
減栽培農産物
注2 「農薬節減栽培農産物」の農薬は、化学合
成農薬を指す。
注3 「栽培期間中農薬不使用栽培農産物」の
農薬は、農薬取締法第1条の2第1項及び第2
項の農薬(天敵を除く。) を指す。
取り組み④農産物基準・・・・・・表示基準
食品表示の役割<3つの機能>
表示の種類
品名
価格
原産地
生産法(栽培区分)
収穫日・製造日
出荷日
生産・流通・販売者、輸入者
上記住所
上記TEL等問い合わせ法
ロットナンバー
加工者、住所(計量法)
農薬等使用生産資材
添加物
重量
形状・サイズ
成分
消費・賞味期限
使用法
調理法
保存法
アレルギー
遺伝子組換え
包装資材リサイクル表示
第三者認証およびマーク
ブランド名およびマーク
環境
人権
動物福祉
安全
選択
①事故・危害の防止、②食品選択の支援、③公正、誤認の防止
役割
公正
定性
定量
携帯
Web
ツール
店頭端末 店頭POP 包装資材
取り組み④農産物基準・・・・・・表示基準
個包装用ラベル・・・店舗ラベリングシステムの開発実証
産地地域名
ロゴマーク
みどりのプロジェクト
出荷日
消費者の選択の目印
マルセキみかん出荷組合
17年度農林省ユビキタ
ス食の安全安心システ
ム開発事業参加
品名
または、収穫日
生産情報用のコード
生産情報・流通履歴用の
2次元コード
消費者等の商品
問い合わせ番号
ロットno12345
○○(株)お問い合わせ 12345
小売の品名コードをバーコード化
(POSレジ対応)
取り組み⑤商品化基準
訴求力、イメージ力のある商品化(参照別紙)
 表示項目の絞込み
 単純化
 デザイン力
 使用資材
 提案力
商品化・・表示・情報における商品化比較
取り組み⑥、⑦環境基準、倫理品質
農業の循環型システムの構築を推進いたします。
その実現にむけて、地域の自然やコミュニティとの共存を目指す新しい取り組みを提供していきます。
●地球温暖化防止のアクション
●新ライフスタイルの提案
地域のエネルギー源を探し出し、地域にあった利用法を考
えることは、地域温暖化対策だけでなく、地域の産業振興
へとつながります。グリーンアイ農作物の生産・流通を通じ
て、地域エネルギーの有効活用を検討していきます。
各地域の行政、生産、市民の皆様をはじめ多くの皆様と協同し
推進いたします。
選択し、消費していただくことで環境、地域社会貢献につながる
ことを理解いただくには、そのバックグラウンドを理解いただくこ
●エネルギーの地域調達によるCO2、資源の削減
とが大切であり、このことに努めます。
[地域の自然条件を活かした生産方式]
食と農
環境と人権
ハウス暖房等農業分野への太陽熱、温泉熱エネルギー ●環境・地域を考えた美味しく、健康的な食生活の提案
●地域で循環する生産文化の形成と推進 環境 ・ 地域のためにできること、
イオンは考え推進いたします。
●エコファーマー皆様の組織化・法人化
地域の自然を生かした生産方式を宣言し知事に
認定されたエコファーマーの皆様と協同しグリーンアイ
農産物の生産を推進いたします。
●糞尿、生ゴミなどの,堆肥化、肥料化、飼料化 畜産の糞尿、店舗からでる生ゴミなど地域未利用資源を堆肥化
して土壌に還元。地域に根ざす静脈システムの構築。
●使用済み資材の回収と円滑処理
●生産、商品化、流通資材
生分解資材、
●糞尿、生ゴミなどの,堆肥化、肥料化、飼料化 通いコンテナ
●環境対応の数値化
1.地域の自然を生かしたエネルギー調達と
農業への活用
2.地域の自然を生かした地域で循環する持続性
ある生産文化の形成と推進
●環境家計簿の提案
●エコマネー
●Social Acountability
自治体や専門家、市民のみなさまへ協力を呼びかけ、
より環境、地域を考えた生産・流通方法を推進していきます。
取引先様とのパートナーシップ
毎日の消費活動を通じて環境、地域問題に取り組むグリ
客観的基準
-ンコンシューマーのみなさま等NPOの皆様と交流を深めていき 第三者検証
ます。
●人・・・・・・SA8000
●地域で認知される農業システム
●地域とのコミュニケーション活動
商品、サーヴィスに対する公的視点グローバルスタンダード
●公正な取引
●グリーンコンシューマーの皆様との連動
●エコクッキング
●旬のカレンダー提案
栽培等の消費エネルギー量が低い旬食材、地域食材
を食べることでCO2削減に参加貢献を提案します。
●「地域を食する日」の提案、地産地消
地域食材を使ったメニュー提案。
●環境・地域を考えた生活の提案
3.地域のくらしに密着し、環境を考えた
ライフスタイルを提案していきます。
●行政・市民・専門家との連動
●5 a dayの推進のいっかんとして提案
●環境・・・・ISO14001
●お客さまと生産者のふれあい
●自治体との協同推進
●IT活用によるコミュニケーション
●消費者の産地体験の実施
●小学校との連動等食育
都道府県、市町村の皆様との協同による循環型農業シス
テム構築とPR
●安心、安全
●地域認証システムと地域農産物ブランド
●買い物、消費をしていただくことで参画し環境・地域貢献に
つながる仕組みつくり
都道府県、市町村の皆様との協同による循環型農業シス
テム認証制度
●トレーサビリティ ●自治体との協定
計画、記録、検査、公開
環境基準(六つの取り組み)
フードチェーン全体をカバーする適正規範とユビキタスデータ管理
規範とチェックシステム
ビジュアルGAP
取り組み実証① 適正規範・・・適正規範の実証・・・紙のチェックリスト
各段階での実証
1、適正農業規範
・生産者、生産組織
チェックリスト(ほ場・定植・栽培工程)-2
○年○月○日
CA02
作業用
作業用
具・機械 具・機械
2、適正流通規範
3、適正小売規範
・小売店舗
4、適正消費ガイドライン(仮称)
・消費者(参加登録)
5、適正資材規範
・農薬、肥料、種等の生産、
取扱者
16
◎作業用具・機械は定期的なメンテナンスと点検を実施したか
⇒RA03 保守点検記録
毎月
土壌
(ほ場、
周辺環
境)
土壌
(ほ場、
周辺環
境)
17
◎土地の生産履歴やほ場の周辺環境を確認したか(野菜栽培の適
地であること、当該作物の生産において問題がないことを確認し
年1回
たか)
⇒RA10 ほ場台帳の確認
土壌
(ほ場、
ほ 周辺環
場 境)
土壌
(ほ場、
周辺環
境)
18
◎有害物質による汚染はないか周辺環境を確認したか
⇒RA10 土壌診断結果の確認
19
◎前作や周辺での病害虫発生状況を確認し、必要な対策を実施し
たか
年1回
⇒RA10 ほ場台帳の確認
20
◎水源が明らかであるか(水道水・地下水・その他;
)
⇒水源の確認
年1回
21
△水道水以外の原水を使用する場合、水質検査を実施したか
⇒RA07 水質検査結果の確認
年1回
22
◎衛生的な取扱いのための研修を受講し、実践したか
⇒RA05 教育記録の確認
年1回
23
△健康診断(検便を含む)は全員受診し、結果に異常はないか
⇒診断結果の確認
年1回
・JA,経済連等産地段階
・荷受、仲卸等流通段階
実施者
・
定
植
・
栽
培
工
程
土壌
土壌
(ほ場及 (ほ場及び
び周辺環 周辺環境)
境)
水
水
作業者
作業者
水
(原水)
水質検査
教育訓練
健康管理
年1回
取り組み実証①適正規範・・・・・適正規範の開発
分類
項目番号
チ
基本理念
1
◎
ェ
ッ ク
項
目
消費者がどのような農産物を選択し、食するかで農業を変え、社会を変えることをが
できるか理解している
消費者の立場から生産者に対して意見を発信している
2
◎
消費の立場として環境問題に積極的に取り組んでいる
3
基本理念
◎
4
◎
5
◎
⇒購入時に買い物袋を持参する
リサイクルを積極的に行う
日本人の野菜消費量が減少し、そのことが日本の農業に大きな影響を及ぼしているかを
理解している
安心して購入、消費できる野菜、果物を具体的に言える(ブランド、小売店)
安心して購入、消費できる野菜、果物を自ら能動的に見つける努力をしている
6
◎
7
◎
安心して購入、消費できる野菜、果物を消費者で情報交換し、支援している
取り組み実証① 適正規範・・・適正規範の実証・・・IT活用
ビジュアルGAPの実現度のデータ化とビジュアル適正規範の作成
・規範のあるべき姿と実施状況を
比較対照して、規範の実現度合を
確認する。
・今年度は、文字規範の実現度を
ビジュアルデータ化し、ビジュアル
規範の作成を目指す。
あるべき姿
実施状況
規範のビジュアル化
・判り易い
・誰もが出来る
・導入し易い
推進のスピードアップ
・標準化
・実現レベル
・監査レベル
特許出願中
取り組み実証① 適正規範・・・適正規範の実証・・・IT活用
内部監査員
外部監査員
適正農業規範
適正流通規範
監査の前に状況確認
改善の進捗状況を確認
実際の監査へ
組織の規範実施状況
確認画面
適正小売規範
適正消費ガイドライン(仮)
適正資材規範
消費段階の声①
~生鮮農産物フードセイフティチェーン規範の導入~
アンケート結果
わからない
17%
その他:2%
つながら
ない
6%
適正規範は安心に
つながる:75%
消費者の声
・流通側から消費者に対し提案をし、消費者に
対して食品安全についての意識を変えていこ
うということは今までなかったことであり、この
意味は大きい。
・自分自身の生活を見直す良い機会になっ
た今後も食の安全・環境問題に取り組み
たい。
・適正規範を大いに活用するべきだ。
・食育は重要。
・食べ物について多面的に捉えられており、
的確な規範である。
・ライフスタイルは各自で異なるものなので、
規範の汎用性に疑問を感じる。
九州農政局 消費者アンケート集計結果・・・・適正規範
《全体的な意見》
○肯定的意見 (50件)
・ 自分の生活を見直す良い機会になった、今後も食の安全・環境問題に取り組みたい
・ 適正規範を活用するべきだ(8)。
・ 食育を進めることは重要(6)。
・ 適切なチェックリストだと思う(2)。
・ 自分はほぼ実行できており、自信がついた。
・ この程度のことは常識。
○否定的意見 (8件)
・ 理想ではあるが、実践は難しい(2)。
・ 飲食店ならともかく、家庭でここまでする必要は無い(2)。
・ なぜ規範が必要なのか、わかりにくい。
・ 適正規範の意味がわからない。誰のための、何のための適正規範なのか、何の統計を
取りたいのかわからない。
・ アンケートをする前に、情報がほしかった(この規範の実施により、どのように食のリスク
を最小化できるのか?等)
・ 安心につながる意識を持たせる一環となるのは確かだが、どれだけの効果を生むのか
は不明。
・ 紙の無駄なので、各家庭には配布しないでほしい。
○運用方法についての意見 (3件)
・ 「市政便り」に入れるなどして、配布してほしい。
・ チェックリストがスーパーのカウンターの上やバス、電車の中に貼ってあると、日常的に
見られて良い。
フードチェーン全体をカバーする適正規範とユビキタスデータ管理
生産管理・履歴システム
取組み② ITを活用した生産管理・・科学的対応・・生産システムソリューション
農業への生産システムソリューションの具体的応用
効果
手段
高収率
高品質
安定生産
設備
1.土壌消毒
2.土壌分析
7.育苗システム
資材
生産技術
5.農薬
農薬肥料施用技術
10.養液土耕
8.肥料(含む液肥)
12.減農薬とハウス外張り
14..農ビと農POの
比較・使い分け
13.防虫網
マルチフィルム等
レスポンシプルケア(RC)
8.肥料
(簡易土壌診断キット)
9.葉菜硝酸態窒素低減
生産条件制御
(温度、湿度、日照)
(反応条件解析)
10.養液土耕
コスト削減
7.育苗システム
品質管理
6.水質管理
受け入れ管理
工程分析
出荷分析
7.育苗システム
20.資材供給過程、作物生産、販売過程の最適化
(サプライチェーンマネジメント)
3.種の履歴
残留農薬分析
4.堆肥の履歴
予冷、輸送のコールドチェーン
5.農薬登録の有無確認
19.資材受け入れ記録、生産作業記録、出荷品の品質保証のシステム化
(履歴品質管理マネジメント)
農薬使用法保管法
11.肥料の提供方式
安全操業
環境配慮
8.肥料
(簡易土壌診断キット)
2.土壌分析
15.農ビのリデュース
9.土壌硝酸態低減
従事員教育
18.店舗排出ゴミの削減
(イフココンテナ)
15.農ビのリサイクル
10.養液土耕
従事者健康管理
エネルギー有効利用
16.農産有機物リサイクル
17.店舗有機物リサイクル
1.土壌管理 ・ 土壌消毒
特別栽培農産物システムにおける圃場整備
現行問題点
・作付け体系、気候、土壌条件等、太陽熱を利用できる条件が揃っており、現行の太陽
熱利用消毒が、エネルギー面、コスト面よりベスト
・過去の使用状況やリスクが、完全に把握されていない部分がある
改善の目的
・投入資材面、エネルギー面、トータルでの環境への負荷を軽減しつつ、圃場の整備効
果を高める
・過去のリスクを負っていない事を保証する
提案
・土壌消毒における農薬の使用は無くす
・専門家による技術指導で、現在よりも、より効率的な消毒が期待される
・太陽熱のみによる徹底した消毒法の探索 (技術指導可能)
・資材の野焼き等による有害物質(ダイオキシン)が残存していない事を分析により証
明する
(補足)無農薬の土壌消毒には、他に、蒸気法、熱水法の二つもあるが、これらは殺菌効
果や処理可能時期が太陽熱消毒熱法に比べやや勝るものの、設備投資やランニングコ
ストが大きい
対応AGAP
4-(2)-③
5-(2)-①
10-(1)-③
農場内外からの風、排水、灌漑による農薬、化学物質、汚水、オイル等からの
汚染の防止策をとりおこなう事に努力する
水蒸気や太陽熱利用、対センチュウ効果のある緑肥活用等、薬剤消毒の
代替技術活用を行う。臭化メチルは禁止
省資源・省エネルギー・CO2配慮に努力する
取り組み② ITを活用した生産管理システム・・フィールドサーバー
栽培管理システム
フィールドサーバー
中央農業総合研究センター
フィールドサーバー
フィールドサーバー
取り組み実証② ITを活用した生産履歴
「4つの」生産履歴 記帳方法
(1)携帯電話
●i-mode
●iアプリ
(2)パソコン
(3)代行入力
~生産履歴をデータ化してください~
(4)データ利用
取り組み② ITを活用した生産履歴
総合的病害虫・雑草管理(IPM)
 別紙参照
 農林省植物防疫課防除第1班、第2班との連
携
 ポイント
・慣行基準の評価、設定
・IPMの効果・成果

取り組み② ITを活用した生産履歴 ・・・ 農薬の物量管理
農薬購入量および、農薬使用量を自動計算した結果(システム在庫量)と、現物の農薬在庫量
を監査時に比較して、農薬の適正量使用を支援する仕組みです。
購 入
使 用
読取り
監 査
監査時に現物の農薬在庫量と
システム在庫量を照合する。
例.
■購入履歴■
■使用履歴■
■農薬在庫量■
伊藤 次郎
- 購入農薬名 サンプル乳剤
伊藤 次郎
サンプル乳剤
伊藤 次郎
サンプル乳剤
伊藤 次郎
サンプル乳剤
8月25日
購入量 50 cc
JAN読取
登録
6/25
50cc
7/25
50cc
8/25
50cc
-------
購入量 150cc
6/25
50cc
7/25
30cc
8/25
20cc
-------
使用量 100cc
■購入農薬登録■
農薬購入時にJANコードを読み、
購入数量を記録する。
農薬使用量を自動計算する。
農薬庫
-------
在庫量 50cc
在庫量 40cc
システム在庫量
現物の在庫量
使い過ぎ!
フードチェーン全体をカバーする適正規範とユビキタスデータ管理
流通履歴システム
既存システムのデータ利用
バーコード利用
取り組み②ITを活用したデータシステム
①流通履歴の実証
それぞれの生産者や事業者が利用してきた様々なコード体系に無理な
コードの標準化を強制することなく、農場段階、集出荷段階、流通段階、小
売段階の各現場から収集された情報をデータベース上でコンバート(翻訳)
し関連付けて情報の統合を実現します。
(1)新たなシステムを導入するのでなく各段階の既存システムとの一体
化、
統合化による流通履歴システムの開発実証
(2)携帯電話等モバイル機器を活用した流通単位(ダンボール、コンテナ
等)に添付したラベルの2次元コード等の読み取りによる流通履歴シ
ステム開発実証
(3)ICタグを活用する流通履歴システムの開発実証
(4)流通履歴のパターン
購入者も登録し履歴に参加
購入者も登録
できる
流通履歴システム
流通履歴全体が検索できるトレース検索画面を作成します。
トレース検索画面
生産者
産地
卸
仲卸
ロット
圃場までいける
生産者
トラッキング(範囲の特定)
小売
消費者
流通履歴システム ・・ 各段階における管理項目
項目
流通履歴
生産者、組織
①生産者
1、生産者名
2、圃場(圃場別、全体)
3、(収穫日)
4、出荷日
5、出荷量
6、(栽培区分)
7、(有機JASその他)
8、(生産履歴)
生産履歴
(1)履歴登録
(生産のみ) ・携帯電話
・パソコン
・システム連携
・代行入力
(2)データのチェック
システム
(3)データの活用
集出荷組織
荷受
仲卸
仲卸
1右記の受入、登録 1右記の受入、登録 ②仲卸
2右記のロット形成、登録 2、ロット別の出荷管理 1右記の受入、登録
・生産者圃場別
3、ロット別出荷の登録 2、ロット別の出荷管理
・生産者圃場全体
3、ロット別出荷の登録
・集荷生産者全体
4、袋詰め等加工する場合は
3流通単位へのラベリング
ロットの再形成と登録
・品名、産地名
5流通単位へのラベリング
・出荷者名、出荷日
・品名、産地名
・ロットNO
・出荷者名、出荷日
・QR,バーコード
・ロットNO
・出荷者住所
・QR,バーコード
・問い合わせ先
・出荷者住所
・その他項目
・問い合わせ先
4(小売単位へのラベリング)
・その他項目
・別紙
6小売単位へのラベリング
・別紙
小売店舗
小売店舗
③小売店舗
1右記の受入、登録
2(ロット別の販売管理)
3、袋詰め等加工する場合は
ロットの再形成と登録
4小売単位へのラベリング
・品名、産地名
・出荷者名、出荷日
・ロットNO
・QR,バーコード
・出荷者住所
・問い合わせ先
・その他項目
5(ロット別販売の登録)
家庭
消費家庭
1、参画登録
2、購入登録
3、ラベリングの確認
・品名、産地名
・出荷者名、出荷日
・ロットNO
・QR,バーコード
・出荷者住所
・問い合わせ先
・その他項目
識別コードの標準化
ゼスプリ キウィフルーツ EAN PACK LABEL
流通履歴の課題
・情報伝達媒体・・伝票、バーコード、ICチップ等
・商品識別コード・・右図の例等
・各段階のデータ統合
・ロット形成、ロットの再形成
取り組み④農産物基準・・・・・・表示基準
個包装用ラベル・・・店舗ラベリングシステム
産地地域名
ロゴマーク
みどりのプロジェクト
消費者の選択の目印
出荷日
マルセキみかん出荷組合
17年度農林省ユビキタ
ス食の安全安心システ
ム開発事業参加
品名
または、収穫日
生産情報用のコード
生産情報・流通履歴用の
2次元コード
消費者等の商品
問い合わせ番号
ロットno12345
○○(株)お問い合わせ 12345
小売の品名コードをバーコード化
(POSレジ対応)
農場から食卓にいたる適正規範とユビキタスデータ管理システム
情報提供
6つの情報提供方法とシステムの開発
生産者や生産団体が、情報提供していくために必要なテキストや写真情報を入力・更新できる
システムの開発を行い、入力された内容は、パソコンや携帯電話のホームページなど6つの媒体にて実証する。
●情報提供システムの概略図
一回の入力データでさまざまな
情報ツールに活用
A.パソコンホームページ
B.携帯ホームページ
情報データ入力システム
今回開発したシステムでは、情報提供システムに入力した情報が1時
間後に自動生成されるもので、生産者が随時情報を更新できる内容
のものを開発しました。
C.店頭端末
D.包装資材
E.紙POP
F.電子POP
情報提供
携帯電話
消費者(登録していただいた方に限定)は、携帯電話で次のことができます。
①購入登録
② 流通履歴参照
③ 生産情報参照
④ アンケート返信
双方向
消費者の方に購入登録を行っていただく
ことで、流通履歴が消費者までつながります。
情報提供
店頭POP
電子POPによる情報提供
店頭にPOPサイズの電子ディスプレイを設置して、生産者情報の提供実証をする。
このシステムは、流通ケース、個包装に添付されているQRコードを読み取ることで
電子POPに情報が表示される仕組みで、簡便に、いつでも、どこでも、情報を表示可能で、
紙も必要がなく、これからの情報表示の方向です。
●電子POPによる情報提供
2月27日滋賀県大津市菱屋町商店街 丸二果実店にて
電子POP
専用の端末で流通ケース、個包装のQRコード読み取ると
電子POPに情報が表示される
実験・・・電子POPをつけた場合と、
つけない場合の売れ行き比較
・動画、静止画等
一般ブランド農産物
農場から食卓にいたる適正規範とユビキタスデータ管理システム
検証
・第三者
・農産物基準(検査、監査)
・規範、データシステム
ISO22000取得に向けて
農産物の農場から食卓にいたる適正規範とユビキタスデータ管理シス
テムの活用

農場から食卓・・SCMによるバリューチェーン

農場から食卓の農産物安全規格

開発システム導入から内部監査に至るマニュアル
フードチェーン全体をカバーする適正規範とユビキタスデータ管理
ブランド化
ブランド化
取り組みのマーク化・・農産物ブランド化にむけて
みどりのプロジェクト
農産物
信頼のスタンダードと
その普及
ブランド化の視点
・公の視点の対応はあたりまえ
・品質力または価格力が前提
・産官学連携
・生産・流通・小売ブランド
・協同ブランド
・地域ブランド・大学ブランド
地域ブランド農産物の開発・・地域行政、大学との連携
 地域の誇り・自慢農産物
・推進組織
・農産物基準・規格
・適正規範
・ユビキタスIT管理システム
・検証、監査
・ブランド化
・普及、食育
国内外農産物構築モデル
構築トモデル
品目
産地
PB
バナナ
PB
GEかぼちゃ
PB
みかん
地域農産物
三重県キャベツまたは米
地域農産物
(県ブランド)
千葉エコ農産物キャベツ
または洋ニンジン
その他
比島
高品質バナナ・・オリジナルブランドモデル
輸入果物の管理モデル
ニュージーランド EUREPGAPの取得に向けて
輸入野菜の管理モデル
三重県
美味しいみかんに向けてフィールドサーバー
の活用モデル
三重県
産学官消の地域協同ブランドに向けてのモデル
米の仕組みに向けてのモデル
千葉県
産学官消の地域協同ブランドに向けてのモデル
産官学消による県ブランドの育成モデル
経済連ブランド
ピーマンまたはきゅーり
宮崎県
大型産地のモデル
生産組織ブランド
赤ピーマン
鹿児島県
荷受ブランド
ちじみほうれん草
宮城県
生産者の栽培でなくい栽培モデル
今後に向けた新しい栽培モデル
地場農産物の卸売り市場のモデル
荷受ブランド
サンチェ
愛知県
地場農産物の卸売り市場のモデル
生産者ブランド
洋ニンジン
熊本県
仲卸ブランド
なす
栃木県
農産物の日本で最初の生産情報公表JAS取得
今後に向けた法人生産組織のモデル
地場農産物安全、品質管理の組織育成モデル
仲卸の商品の入りから出までのITシステム導入モデル
農産物ブランド化にむけて
参加のお願い
消費者の不信、不満への取り組み・・・消費者社会の構
成員としての社会的責任(役割)・・商品評価
・自ら情報の確認、取り組みの生産、流通の現場確認等
能動的な活動による自ら信頼できる農産物の追及と努
力農産物の積極的な支援(選択・消費)
・信頼できる農産物の共有化と育成
・農産物の消費量を増やす
・消費者の支援(選択・消費)が農業を変える
・リスクコミュニケーション・・消費者の立場の積極的な発
信と実現
農場から食卓にいたる適正規範とユビキタスデータ管理システム
普及
 食育

農場から食卓にいたる適正規範とユビキタスデータ管理システム
推進
・農産規範基準研究会
・産官学コラボ推進組織