Creation Of Cultural Identity In Digital Space and Analog Space - デジタル、アナログ両空間における文化的コンテンツの創造 - 2004/06/10(Thu) Presentator:Yu Kimoto Creation Of Cultural Identity In Digital Space and Analog Space とは? <要約> 日本の文化的なコンテンツをDigital Space、Analog Spaceにおいて発 信し、日本において欠落している『Cultural Identity』の再構築を目指 すものとする Digital Space Cultural Identity Analog Space 2 ゼミにおける自己の問題意識 <1>様々な美術館、イベント、ショー、展覧会(特に日本の文化的なコン テンツ)などにおける情報公開への問題意識(Problem) ⇒詳細 page3 <2>サイバースペースにおける創造的インターフェース構築への興味 (Interest) ⇒詳細 page4 3 問題意識の明確化<1> <1>様々な美術館、イベント、ショー、展覧会(特に日本の文化的なコンテンツ) などにおける情報公開への問題意識(Problem) 2000年以上の歴史を誇る日本は、シルクロードの終着点として遠くはペル シャ、インドなどの世界中の文化を取り入れ、洗練された新しい文化(模倣と 創造)を育んできた。そこには、伝統を日々革新し続ける先人たちの普段の 努力があり、それらの結晶が今日の伝統産業といわれる、世界で最高水準 のものづくり技術として今も息づいているのである。しかし、今日、日本にお ける様々な伝統産業は衰退の一途をたどっている。その原因には、高度経 済成長による日本人のライフスタイルの変化(欧米思考)、大量生産大量消 費の経済構造、またその先の目に見えない価値(喜び、楽しさ…etc)を求め る消費構造への変化などがあげられる。これまで社会の流れに順応してき た日本の伝統産業であるが、ここ何十年かの急速な変化には対応すること が出来なかった。 4 問題意識の明確化<1> 原 研哉『デザインのデザイン』 [2003] 5 問題意識の明確化<1> <1>問題点の整理(Problem) (どういった社会的な流れについていくことができなかったのか…) ①経済力を基準に動く世界(文化資産価値の無視) ⇒美術館などの地理的な問題 ⇒開館時間の問題 ②情報化社会の流れ(情報Literacyの無視、情報Communityの無視) ⇒説明文の不明確さ(専門用語などの多用による) ⇒他の美術館、展覧会との互換性なし ③物質快楽の時代から無形快楽の時代への変化 ⇒エンターテイメント性の欠落 6 問題意識の明確化<2> <2>Digital Space(デジタル空間)における創造的インターフェース構築 への興味(Interest) ①Digital Spaceにおける可能性 ⇒Flashなどによるインタラクティブインターフェースデザイン ⇒時間的、空間的制限のない世界におけるデザイン (Analog SpaceとDigital Spaceにおけるデザインの違い) ②Digital Contentsへの興味 ⇒Digital Contentsの分類化 ⇒Digital Contentsの権利問題 7 具体的な理想状態とは? Ⅰ.文化的なコンテンツのデジタルアーカイブ化 『松本文夫』 http://www.plannet-arch.com/index.htm 8 具体的な理想状態とは? Ⅱ.デジタルアーカイブ上のコンテンツのパーソナル化 『Chapter World』 http://www.chapterworld.com 9 具体的な理想状態とは? Ⅲ.デジタルアーカイブ上のコンテンツをAnalog SpaceへMapping (携帯情報端末などによるナビ機能付加) 『松本文夫』 http://www.plannet-arch.com/index.htm 10 具体的な理想状態とは? Ⅳ.他の美術館との連携 『関西ドットコム』 http://www.kansai.com/areaMain.do?larea=8#ko 11 いったい何を研究するのか? Ⅰ.文化的なコンテンツのデジタルアーカイブ化 ⇒文化コンテンツの分類方法(メタ情報の分類) ⇒デジタルコンテンツのデザイン ⇒デジタルアーカイブ Ⅱ.デジタルアーカイブ上のコンテンツのパーソナル化 ⇒デジタルコンテンツにおける権利問題 Ⅲ.デジタルアーカイブ上のコンテンツをAnalog SpaceへMapping (携帯情報端末などによるナビ機能付加) ⇒記号論 ⇒Mapping(都市計画) Ⅳ.他の美術館との連携 ⇒地域政策 ⇒Community Management 12 References 情報デザインアソシエイツ 『情報デザイン』 [2002] 原研哉 『デザインのデザイン』 [2003] D・A ノーマン 『誰のためのデザイン』 [1990] リチャード・ソウル・ワーマン 『インフォメーションアーキテクチャー』 [1996] P・F・ドラッカー 『ポスト資本主義社会』 [1993] 松岡正剛 『情報の歴史』 [1996] マーシャル・マクルーハン 『グーテンベルグの銀河系』 [1986] NTTデータ・コミュニティ 『コミュニティ・イノベーション』 [2003] 『国立図書館のアーカイブ』 http://www.mediascope.gr.jp/yanobe/archives/cat_07ninenu.html 13
© Copyright 2024 ExpyDoc