ワークショップ2 子どもを守り育てる地域に根ざした展開 アドバイザー 原田 正樹(日本福祉大学) 岡村英雄(湘南医療福祉専門学校) 参加者状況 1.ワークショップ会場 宝昌寺 2.参加者 セミナー参加者 9名 (社協職員6名、大学関係者1名、学生2名) 藤里町住民 10名 目 的 藤里町での子どもを守り育てる実践から学び ながら、地域住民を巻き込む「地域づくり活動」 への展開方法を考える。 キーワード 子育て支援から地域づくりへ 展開方法 藤里の実践から学ぶ 実践報告 ・防災寺子屋(宝昌寺住職:新川泰道氏) ・更生保護女性会の取り組み (更生保護女性会会長:菅原優子氏) まちあるき(駒踊り保存庫、社協、中学校、球場、 土床体育館、小学校、学童保育・通学路危険個所) ワークショップ セッション1(藤里の取り組みから学ぶ) セッション2(地域での子育て・子育ちの課題) セッション3(地域での実践プログラム案) 実践の概要 • 防災寺子屋 宝昌寺での「禅のつどい」の内容の一つとして開催。 「防災」をキーワードにし、実際に町を歩く、防災マッ プ作成を通じ、子どもたちが自分の町のことを知る、 考える。地域の大人を巻き込む。 • 更生保護女性会のとりくみ 登下校の見守り、幼稚園でのかざぐるま作成や絵本 の読み聞かせなどの活動を通じて、子どもとのつな がりを築く。また、町内の危険個所の点検をし、改善 の働きかけを行い、すでに改善されたものもある。 藤里町の子育て支援システム • 藤里町の社会資源 公立幼稚園(1) 保育所(1) 子育て支援センター(保育所に併設) 子育てサロン 中学校(1) 小学校(1) 学育保育(1) 「地域のおじさん・おばさん」⇒クラブ活動等の支援 教育委員会を中心として一体的な対応 就学後の相談窓口:子ども係・町民生活課(児童福祉・保健師) 主任児童委員・民生児童委員などとの連携 結果(1) 藤里の取り組みから学ぶ • 郷土愛、文化で地域づくりを大切にしている。 • 自然やいのちの大切さを伝える取り組み。 • 子どもたちが主体的に学ぶことの工夫。 • 藤里の町民性・住民の参画意識の高さがある。 • 地域が子どもを守るということに関心が高い。 • 行政と住民、関係機関の一体感がある。 結果(2) 地域での子育て・子育ちの課題 • 地域のなかで子どもが少ない 少子化対策と若い人たちのニーズ • 遊ぶ場が少ない(遊ばない・遊べない) • 親・大人のかかわり方にも課題 • キーワードは「つながり」を育む • そのときに社協や地域の支援が大切 • 藤里⇒転入・ひとり親家庭、外国籍の母親、 ○○寺子屋(プログラム作成) • 地域の状況(強みと課題) • 活動の目的、ねらい • • • • • 自分のまちを好きになる 地域のつながりの大切さを再確認 募集対象 活動内容 地域の大人を巻き込む 社協の役割 このプログラムを実施する上での留意点 考察・留意点 • 地域ぐるみで展開する際に 企画の段階から、つながりや広がりを意識し て、いろいろな団体・個人と話し合いをしてい く。(みんなが主体的に関われるように) また地域の社会資源をよく理解して、共通認 識をもっておく必要がある。 (地域づくりへの関心を持続させ、関係性を 継続していくため) 結論・今後の展望 • 子育て支援(親子や関係者・専門職の問題)と いう狭い視点だけ事業展開するのではなく、 「誰もが住みやすいまちにしたい」「このまちが 好きだ」という気持ちを住民一人ひとりに育ん でいくことが大切。 • 社協は、こうした地域でのつながりを意識して 子育て・子育ちのプログラムを実践していくこ とで、地域の課題を見つけ、その解決とともに 地域のつながりを再構築していくことになる。
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