鈴木 翔

26ロバスト制御に基づく片持ち梁の外乱抑制制御系の設計
機械創造工学課程 08104288 鈴木翔 担当教員 小林泰秀 准教授
3.制御実験
1.研究背景
本研究室では非接触センサを使い,ロバスト制御を用いることで,振動
制御を行ってきた.
・制御対象との相対的な位置決めを精密に行う必要がある
・センサ自体の振動を防ぐため十分な固定が必要
周波数応答実験を行い,実験結果をもとに,44次のノミナルプラン
トで近似した.周波数応答実験の結果を図5,6に示す.また,実験
結果をもとにコントローラの設計を行い,制御実験を行った.実験結
果を図7,8に示す.
実際の物に適応するには上記の問題がある
ひずみゲージを用いて外乱抑制制御系の設計を行う
本発表の目的:ひずみゲージを用いた片持ち梁の外乱抑制制御
2.実験装置
図5 Gyw
エラーセンサ
図1に現在の実験装置の概略を示す.
外乱用
制御用
アクチュエータ
アクチュエータ2
リファレンスセンサ
制御用
アクチュエータ1
25
65
380
640
図6 Gyu
945
950
PA.
LPF
w
z PSD
A/D
Circuit
u
D/A
LPF
D/A
PC
y
PSD
PA.
Circuit
A/D
D/A
v
PA.
PA.
LPF
図1 実験装置概略
図2に指向性アクチュエータの概要を示す.
case A :v(t) = 0
case B :v(t) = -u(t - Td)
+
y
v
u
+
+
図7 エラー信号zの時間応答
=0
=0
Controller
図2 指向性アクチュエータ概要
リファレンスセンサに使用しているひずみゲージのゲージ長の長さ,
A/Dの設定レンジ,ブリッジ回路を変更した.
表1 実験装置の変更点
ゲージ長[mm] A/Dレンジ[V] ブリッジ回路
5
2ゲージ法
変更前
±5.0
8
4ゲージ法
変更後
±2.5
z
R1
R2
R3
R4
出
力
電
圧
y
w
G
u
K
入力電圧
図3 4ゲージ法
図4 2入力2出力
図8 制御入力信号 u
4.まとめ
・ひずみゲージの長さ変更,ブリッジ回路を4ゲージ法へ変更,
A/Dボードの電圧設定レンジを低く設定したことで,S/N比
が向上した
・非接触センサをひずみゲージに変更したが以前と同様の傾向が
得られた
今後の課題
・エラーセンサを接触センサに変更