基板実装を行う上で 避けては通れない問題 部品表の整合性と 座標データとの組み合わせ マウントデータを作成する前に • 手作業で分解チェックした部品表と座標 データを組み合わせる。 • この作業に誤りがあると、マウントデータ作 成中にエラーが発生。 • 最初から作業をやり直すか、部分修正。 • 手作業での修正は、ミスを誘発する。 • 自社のみのSMTであればフォーマットを固 定できるが、EMSでは顧客によりフォー マットが異なる。 データ入手後の手順 • 部品表のチェックとリファレンス分割 子規格 EMLA350ADA470MF80G EMLA100ADA221MF80G EMVL500ADA1R0MD60G C2012JB1E105M GRM188B11H103KA01D 子名称 デンカイコンデンサ デンカイコンデンサ デンカイコンデンサ CERAMIC C Cチツプジキ(MULTI) レコード順 002 003 004 005 006 GRM188F11H104ZA01D GRM188B11H102KA01D C1608JB1H471KT KHS82E RB160M-60TR 1SS294(TE85L,F) CHIP CAPACITOR Cチツプジキ(MULTI) チップコンデンサ DIPスイッチ ショットキーダイオード チップダイオード 007 008 009 010 011 012 数量は正しいか 表記は正しいか QTY ロケーション1 2 CE1,801 1 CE2 1 CE301 3 C1,3,4 9 C2,803-808,813,815 C5,C201204,C301,C401,C402,C601,C602, C701-703,C801,C802,C817,PC131 10,PC501-505 4 C809-812 5 C814,816,818,819,820 1 DS1(ウラメンジッソウ) 1 D1 1 D801 重複は無いか C5,C201,C202,C203,C204・・・ 省略リファレンスの補完 マウンターでは使えない部品表の例 No. 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 部品配置番号 A0~A21, B0~B3,B20~B23, B34~B46,B72~B81, C0,C94,C95, H0~H17 形状 F特/1608/25V 回路記号 省略 メーカー名 Murata 型番 GRM188F11E104ZA01D 数量 74 GRM155F11E104ZA01D 172 不規則表記 (部品名なし) B4~B19,B47~B71, B82~B96, C1~C20,E0~E23, F0~F27,G0~G7, N0~N7,S0~S15, V1~V12 F特/1005/25V Murata CLT0,CLT1 KX15-140K3DE 3 C97,C97 0.8ピッチ/面実装 日本航空電子工業 ボス付き・ホールドダウン付き 1.6×0.8/50V/125℃ Murata GRM1882C1H270JA01D 2 C91,C93 1.0×0.5/50V/125℃ GRM1552C1H100JZ01D 2 数量不一致 回路記号重複 Murata 部品表のチェックには • 2人による読み合わせが必要 • 点数に比例し処理時間がかかる。 • 事実上、リファレンス重複は調べる手立て が無い。 座標データと組み合わせる C2,24.6,113.3,90 部品表を補完して作ったリファレンスを C3,2.4,96.4,270 座標データに入力する C4,9.6,110.3,270 C5,11,10.3,90 C201,12.6,110.3,270 C202,20.6,95.8,270 EMLA350ADA470MF80G C203,25.6,79.3,90 C5,C201,C202,C203,C204・・・ C204,22.6,79.3,270 C205,12.1,89.6,90 C206,9.1,90.8,270 C207,4.1,110.3,90 C208,5.1,110.3,90 座標データとの組み合わせには • リファレンス(回路記号)がキーになる。 • したがってリファレンス省略できない。 • 部品表にあって、座標データに無い場合な ど、整合性をチェックすると膨大な時間が かかる。 諸問題の解決 • ソフトウェアによる事前チェック • 数量確認、回路記号重複、不正表記等を チェックし、マウントデータ作成前に顧客に 確認。 • 座標データのチェックと部品名組み合わせ を自動化。整合性のチェックも同時に行う。 • マウントデータ作成時エラーが発生しない。 EXCELベースで動作する アプリケーション フィールド位置と、区切り文字を選択すれば操作完了です。 簡単な操作であらゆるフォーマットに対応 列位置を指定 行位置を指定 オプション機能 フォーマット登録と呼び出し わかりやすい結果表示 省略された回路記号を補完し、 部品名と回路記号を1対1に並べ替え GRM155F11E104ZA01D GRM155F11E104ZA01D GRM155F11E104ZA01D GRM155F11E104ZA01D GRM155F11E104ZA01D GRM155F11E104ZA01D GRM155F11E104ZA01D GRM155F11E104ZA01D GRM155F11E104ZA01D GRM155F11E104ZA01D GRM155F11E104ZA01D GRM155F11E104ZA01D GRM155F11E104ZA01D GRM155F11E104ZA01D B5 B6 B7 B8 B9 B10 B11 B12 B13 B14 B15 B16 B17 B18 座標データとの組み合わせ 回路記号の列位置と、部品名を書き込みたい列 位置を選択します。 座標データに部品表が付加されます。 自動的に部品表と座標データと の整合性がチェックされます。 効果 • すべての操作に要する時間は5分とかかり ません。 • EXCELベースで動作します。わずらわしい インストール作業はありません。 導入事例 効果金額(1ヶ月)=1ヶ月あたり部品表本数×部品表チェック時間 ×作業者単価(分)×60 =10×2×40×60 =48,000円 48,000×12ヶ月=576,000円
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