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強磁場パルサーの観測的意義
マグネターと同様な強いダイポールモーメント(or ダイポール磁場 Bd>10^13.5)
を持つパルサーが存在する。一方はマグネターとしての活動を示し、他方はそ
れを示さずパルサーとして活動する。
この違いがなぜ生じるのかを示すことは、何が原因でマグネターになっている
かを解くことにほかならない。
特にパルサーとマグネターの中間帯の探査はこの問題の解決に重要である。
もし、パルサーにマグネターとしての活動(放射)を検出できれば、パルサーの
放射(電波、X線、ガンマ線)との関係からマグネター活動の原因となるダイ
ポール以外の磁場成分の存在を示し磁束の分布を求めることができる。
マグネターとしての活動(放射)のパルサー磁気圏放射(よりわかっている)へ
の影響を調べることでマグネターの放射機構を制限することができるだろう。
マグネターとパルサーの違いを説明する作業仮説
マグネター
ファミリー
Bm~10^15?
Age depend.?
1846(Kes75)
2259
Bd~10^14
Bd~10^13
ダイポール磁場大
パルサー
ファミリー
1847
1734
SGR0418
Bd~10^12
強磁場パルサーの中に
マグネターの活動を見つける
マグネター
ファミリー
Bm~10^15?
Age depend.?
Bd~10^12
Bd~10^14
ダイポール磁場大
Bd~10^13
パルサー
ファミリー
強磁場パルサーの中に多
重極磁場をもつものがい
るか?
成因にかかわる大問題
マグネター活動起源のLxには
あまりage , Erot 依存性はない。
パルサーの放射にかぶっていれば
すぐにわかる。
Erot /d^2 は気にしないで近い
強磁場パルサーを観れば良い。
方針:まだよくわからないが、これをたたき台にご議論を、、、!
強磁場パルサーで近いもの、若いものを観る
radio pulsar
RRAT
Gamma-ray のみでパルサーと認識されるもの
マグネターとしての Lx soft-(thermal) component をねらう。
すでに弱いながらも活動性がみられる強磁場電波パルサーのなかから
若ければLxhard or XHD の検出を狙う。
RRAT で周期がマグネターらしく、Pdotがわかっていないものでも近ければ
狙える。