エッジセンサ配置の最適化(木野)

2014/04/12 第32回 望遠鏡技術検討会 @京都
エッジセンサ配置の最適化
京都大学 木野 勝
主鏡制御の開発項目
1/12
❙非干渉化行列
・導出 (2、6枚、18枚)
・誤差伝播の評価 (2、6枚、18枚)
❙アクチュエータの伝達関数
・特性の測定(長友)
❙制御システムモデル構築
・制御ソフトの作成
❙支持構造の伝達関数
・機械設計
(内周リング・内周・外周)
・特性(静的・動的)の測定
❙制御・通信システムの入手
・制御用計算機
・アクチュエータドライバ
・センサ読出し回路
❙センサモデル
・特性の測定(河端)
❙実機(or 単純化モデル)で動作検証
主鏡制御の開発項目
1/12
❙非干渉化行列
・導出 (2、6枚、18枚)
・誤差伝播の評価 (2、6枚、18枚)
❙アクチュエータの伝達関数
・特性の測定(長友)
❙制御システムモデル構築
・制御ソフトの作成
❙支持構造の伝達関数
・機械設計
(内周リング・内周・外周)
・特性(静的・動的)の測定
❙制御・通信システムの入手
・制御用計算機
・アクチュエータドライバ
・センサ読出し回路
❙センサモデル
・特性の測定(河端)
❙実機(or 単純化モデル)で動作検証
評価対象
❙対象とする鏡 :
内周リング
内周セグメント:6枚
外周セグメント:18枚
エッジセンサ72個 アクチュエータ57個
❙アクチュエータ : 計57個
内周リング
:
3個
内/外周セグメント :各3個
❙エッジセンサ : 72個
セグメントあたり 4個相当
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センサの配置
❙要求を満たすセンサ条件
・センサ数
: 72個
・アーム長
: 50mm
・センサ測定誤差 : 30nm
エッジセンサ
セグメント鏡
減速器
アクチュエータ
1/30
セグメント鏡
1/30
1/30
トピック
❙評価方法の変更
・誤差増幅率の導出方法
最悪値
rms値 に変更
・鏡面全体の姿勢
内周リングを固定
平均的な高さ・傾きが一定
❙評価内容
・内周リングの必要性
・センサ故障時の性能低下
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誤差増幅率の導出方法
センサ出力 → アクチュエータ駆動量 の変換は線形結合
 k1,1 k1, 2  k1, m  S1   A1 

   
  S2   A 2 
 k2,1 k2, 2
 
 








   
k
 S   A 


k
n , m  m 
 n
 n ,1
A1~A n アクチュエータ
S1~Sm エッジセンサ
全てのセンサがノイズ  s をもつ場合、
アクチュエータ駆動誤差  Aj   s k
2
i ,1
 k  k
2
i ,2
典型的な駆動誤差 :  Aj の rms値  A rms   s
2
i ,m
1
2
k

i ,j
n i ,j
鏡面全体の姿勢
❙これまでの計算方法 : 内周リングを固定
❙今回の計算方法 : 全体の高さ・傾斜が一定
平面へのフィッティング、減算を変換行列に組み込み
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センサ故障時の性能低下
❙72センサでの誤差増幅率
: 1.48倍
❙1個を故障時の誤差増幅率
最外周のセンサが影響最大
: 4.62倍
 A rms   s
1
2
k

i ,j
n i ,j
内周リング
❙カセグレン穴に設置するダミー硝材
・主鏡制御のみに使用
・光学的には使用しない
○変位を検出しやすい
×高価
×設置が難しい
内周リング
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9/12
内周リング無しの配置案
誤差増幅率
1.48
リングあり
72個
誤差増幅率
2.09
78個
誤差増幅率
2.32
60個
誤差増幅率
1.93
90個
まとめ
❙評価方法の変更
・誤差増幅率の導出方法
最悪値
rms値 に変更
・鏡面全体の姿勢
内周リングを固定
平均的な高さ・傾きが一定
❙センサ1個故障時
・制御誤差が3倍悪化
・要求仕様をわずかにオーバー
❙内周リングは必要
・無しだと センサ数>90個
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