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コミュニティ オブ プラクティス
情報理工学系研究科
コンピュータ科学専攻 修士2年
原 謙治
内容
• 実践コミュニティのコンセプト
• コミュニティの発展段階 (4、5章)
• コミュニティのマイナス面 (7章)
コンセプト
• 同じことを二度しない
– 知識創造
– 知識管理
– 知識活用
• 例
– サッカーノート、野球ノート
コンセプト
知識創造
• 最先端の問題を扱える人の参加
• 多様な分野からの刺激
• 知識を生み出す情熱
– 領域における仲間意識
– コミュニティへの帰属意識
コンセプト
知識管理
• 知識を再現する道具の作成
コンセプト
知識活用
• 最先端の問題を扱うコミュニティへの(周
辺)参加
• 各メンバの得意分野の把握
コミュニティの発展
• 五つの段階
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第一段階:潜在
第二段階:結託
第三段階:成熟
第四段階:維持・向上
第五段階:変容
• 各段階におけるコーディネータの課題
コミュニティの発展
第一段階:潜在
• 課題
– メンバが情熱を持つ領域の特定
– 既存ネットワークの拡張
– 必要とされる知識の調査
コミュニティの発展
第二段階:結託
• 課題
– 領域に関する知識の有用性の立証
– コミュニティの信頼関係
– 知識の共有方法の特定
コミュニティの発展
第三段階:成熟
• 課題
– 領域の位置付けを明確にする
– 目的維持のためのコミュニティの境界管理
• 専門家にとっての参加価値
– 格差に対応する知識の体系化
コミュニティの発展
第四段階:維持・向上
• 課題
– 領域の有用性の維持
– コミュニティの活気の維持
• 組織外との接触等
– コミュニティの最先端性の維持
• メンバの流動性
コミュニティの発展
第五段階:変容
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衰弱・自然消滅
社交クラブ化
分裂・合併
制度化
正式な打ち切り
– 資産を残す
実践コミュニティのマイナス面
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領域
コミュニティ
実践
コーディネータが気付き、解決すべき不調
実践コミュニティのマイナス面
マイナス面:領域
• 帝国主義
– 他コミュニティとの競争に焦点
– 見解の正しさの思い込み
• 自己中心性
– 価値の低い知識の追求
• 周辺性
– コミュニティの重要性の主張不足
– 愚痴のコミュニティ化
実践コミュニティのマイナス面
マイナス面:領域
• 派閥主義
– メンバ同士の意見の不一致による宗教戦争
実践コミュニティのマイナス面
マイナス面:コミュニティ
• 派閥
– 関係の強力さによる参加しにくさ
– 手法の普及が困難
• 平等主義
– 創造性の阻害
• 依存
– 多様性の阻害
実践コミュニティのマイナス面
マイナス面:コミュニティ
• 階層化
– 専門家と他参加者との距離の開き
• つながりのなさ
– 帰属意識・情熱の欠如
• ローカリズム
– つながりの限定
実践コミュニティのマイナス面
マイナス面:実践
• 文書化至上主義
– 文書化することが目的に
– 無秩序なレポジトリ
• 記憶喪失
– 文書化しない
– 議論の蒸し返し
• 参加価値なしと思われてしまう
実践コミュニティのマイナス面
マイナス面:実践
• 独断主義
– 確立された方法への執着
– 部外者の締め出し
• 凡庸
– 二流で満足
– 高度な知識を持ったメンバに対抗できない
実践コミュニティのマイナス面
マイナス面:まとめ
• 多くの問題は本質的
– 成功に導くための特質の延長
起こり得る不調
• コミュニティ間
• 組織
起こり得る不調
不調:コミュニティ間
• 粘着性
– 実践の境界間の知識移転の困難性
– 知識の実践への粘着
• 漏洩性
– 実践を共有するコミュニティへの知識漏洩
起こり得る不調
不調:組織
• 不合理な駆け引き
– 政治的内部抗争の渦中に
• 具体的成果への短期的焦点
– 評価可能な成果を必要以上に優先
• 技術、文書化
• 反学習文化
– 個々人の職務・業績重視
論点
• 学校教育にどう組み込むか
– 自由参加
• 生徒にとっての参加価値とは
– 学習効果
おわり
活発なコミュニティのために
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•
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参加者の熱意
時間
資源
参加者の多様性
理解
評価
コーディネータの仕事
• 人をつなげる
• コミュニティのリズムを作る
価値評価
• 役に立った物語のインタビュー
• 役に立った知識を活用時に報告