入試選抜制度の改善方策について(追加論点)

資料2
入学者選抜制度の改善方策について(追加論点)
前期・後期選抜の再編
概ね合意が得られた内容
• 前期・後期選抜という複数機会を設けることは必要。
• あわせて、前期・後期選抜の区分については、選抜の観点の違いにより明確化し、
前期・後期選抜を再編。
前期選抜:受検者の多様な能力を評価する「特色入試」
後期選抜:受検者の学力を中心に評価する「一般入試」
【論点】
○学校・学科の特徴と選抜区分の整理
○受検者にとって公平な受検機会を提供するという観点による検討
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学科・学校の特徴と選抜区分
専門学科
芸術やスポーツ、職業に関するもの
特 徴 • など、専門科目を中心に学ぶ学科
選 抜
区 分
• 学科の特性に適した資質や、専門的
な学習内容に対する学習意欲を見極
める手段として、多様な観点で評価す
る特色入試が適している。
普通科
• 普通科目を幅広く学ぶ学科
• 一般入試だけでなく、当該校で学ぶ
意欲を評価し、多様な観点から選抜す
るために、特色入試の導入も考えられ
る。
公平な受検機会の提供
利 点
課 題
後期選抜実施校を
前期・後期で分割募集する場合
すべての学校を
前期・後期で分割募集する場合
• すべての学校が前期選抜で受検可
能になり、志望校の違いによる不公平
感が解消される。
• 左記に加えて後期選抜でもすべての
学校が受検可能になり、志望校の違
いによる不公平感が一層解消される。
• 受検機会の増加にともなって不合格
者も増加する恐れがある。
• 左記よりもさらに受検機会が増加す
ることから、不合格者も一層増加する
恐れがある。
• 特色ある学校・学科の選抜として、
学力のみの選抜実施は疑問。
• 特色ある学校・学科の受検はチャレ
ンジ的な要素が強く、前期選抜で募集
人員が多く設定される方が望ましい。
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