プラナリアの保存 B0105024 B0105034 有田 桂子 池田 覚美 概要 ・プラナリアとは? 著しい再生能力を持った生物。 再生研究のモデル生物として用いられる。 ・遺伝子を保持するためには、継代飼育が必要となる。 ・継代飼育の問題点: 費用、場所、労力などの負担 この負担を減らすために凍結保存や乾燥保存を試みる 【実験】 凍害防御剤の毒性 実験の目的 ・プラナリアに対する凍害防御剤の影響を調べる ・最適な凍害防御剤の濃度を調べる 実験方法 1.凍害防御剤5mlの入った試験管に、プラナリアを3分間浸した 凍害防御剤: ・DMSO7.5%、EG7.5% Total 15% ・DMSO15%、 EG15% Total 30% 2.取り出した後、飼育水で洗浄し、シャーレに移して経過観察した 飼育水の構成 1.6mmol/L NaCl 1.0mmol/L MgSO4 0.1mmol/L KCl DMSO、EG、飼育水 飼育水 1.0mmol/L CaCl2 0.1mmol/L MgCl2 1.2mmol/L NaHCO3 飼育水 結果 凍害防御剤(15%)による影響(毒性) 実験後、まったく動かず。周りが反り返り、ゆりかご状になっていた。 大きな2匹は、1週間程度で正常に活動を始めた。 小さな1匹は、実験直後に消滅。 (実験の写真を掲載) 凍害防御剤(30%)による影響(毒性) 実験後、まったく動かず。 2日後にはバラバラになったので死亡と判断。 (実験の写真を掲載) 考察 1. 2. 3. 体長の小さい個体だと、凍害防御剤による毒 性の影響が大きく、溶けてしまう。 凍害防御剤の濃度としては30%は高すぎる。 15%であれば、体長がある程度大きければ耐 えることが出来る。ただし無害なわけではない。 【実験】 瞬間凍結 目的 「」 実験方法 結果 <肉眼での観察> ×凍害防御剤 不使用× ○凍害防御剤 使用○ 結果 <顕微鏡観察(2週間後)> ×凍害防御剤 不使用× ○凍害防御剤 使用○ 考察 1. 2. 3. 「急速凍結→急速解凍」がよくない 「急速凍結→急速解凍の方法」がよくない。 凍害防御剤に浸した方が個体の破損が酷かっ た。これは単なる操作事故? まとめ 今後の展望 参考文献 文献 『プラナリアの生物学 -基礎と応用と実験-』 編著者:手代木 渉 発行:共立出版株式会社 1987年 『プラナリアの形態分化 -基礎から遺伝子まで-』 編著者:手代木 渉・渡辺 憲二 発行:共立出版株式会社 1998年 「NOT YOUR FATHER‘S PLANARIAN: A CLASSIC MODEL ENTERS THE ERA OF FUNCTIONAL GENOMICS」 「ラット卵凍結ガラス化保存液およびラット未成熟精巣組織のガラス化保存条件 の検討」 卒業論文:田中 寛子 参考URL プラナリア原色図説 「水槽のプラナリア」情報 プラナリアの生殖 プラナリア関係リンク集 http://www2u.biglobe.ne.jp/~gen-yu/plaj_list.html http://www2u.biglobe.ne.jp/~gen-yu/tankpla.html http://www2u.biglobe.ne.jp/~gen-yu/pla_rep.html http://www2u.biglobe.ne.jp/~gen-yu/plaweb.html ご静聴ありがとうございました
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