今回はココ!

「u-Japan政策」に適合する電力政策の検討
環境情報学部四年
祖父江 塁
「u-Japan政策」に適合する電力政策の検討
環境情報学部四年
祖父江 塁
今回はココ!
問題意識
規模*
大規模
中規模
小規模
極小規模
配置単位
一極集中
地域分散
需要家分散
機器分散
特徴
「需給の分離」
「地産地消」
「自家発電」
「Unfixed」
現在の
議論文脈
政策文脈
政策文脈
技術文脈
技術文脈
議論がこの範疇だけで停止しちゃったらよくないよね。
* ここでのアクターは順に旧来の電力会社10社、新規電気事業者、企業や一般
家庭、それぞれの機器単位を想定している。
→「安定供給」+「電源のユビキタス化」
• 電力自由化が進む今、先の図のように様々な電源
が登場するようになります。
• 安心して暮らせるユビキタス社会、その設計に求め
られるのは煎じ詰めると上二つのような二律背反的
論点の合一にあります。
• 従って今まで技術論に終始してきた分散型電源に
おいても政策文脈の議論を交わす必要が出てきた
訳です。
重層配電構造(議論の合一例)
[地域分散]→政策(地方)適合
・地域(県等)特性
[従来の発電]→・政策(行政)適合
・生活基盤
[需要家分散]→・自律志向
用途に応じて使い分けら
れることが安定性と柔軟
さを実現するためには求
められる。
これまでの小結論。
• ユビキタス社会に合うのは分散型の電源。
• さりとて安定供給が大前提。
• 然るに、電力の“貯蔵機構”開発の環境を整えよ!
これを発信するカタチとしての“政策提言”
どうすれば納得する?
開発環境の補助や導入を政策過程に載せるためには
1. メリットの提示
2. デメリットを想定した上での解決策の提示
3. 規制を考慮した上の導入シナリオの提示
が必要である。
モトム、ゴイケン。
①メリット – デメリット
交渉は「メリット>デメリット」が成り立たないと成立しない。
例えば行動のリソースである「ヒト・カネ・モノ」「現象」などを図示・配置してみると・・・
技
術
転
用
建
設
費
開
発
助
成
費
選
択
の
幅
雇
用
創
出
不
安
定
人
件
経
済
効
果
ベ文
ー化
シの
ョイ
ンノ
②“規制”を越える
首尾よく「メリットが上回った」と言えても、いざとなると“規制”がかかる。
例えばレッシグの『CODE』による“四つの規制”に押し並べてみると・・・
規制
トピック
市場
・非競争市場
・自由化の波
法律
・電気事業法
・電波法
・新エネ等電気
利用法
規範
CODE
・「あって当た
り前」+α(メ
リット)
・貯蓄できない
性質
これらが既知の規制であり、これを乗り越えることで初めて
具体的な形になるのではないかと考える。