第十一課 翻譯 普段の生活で税金を意識するのはど んな時だろう。 在平常的生活中什麼時候會意識到稅金呢? 人によって色々だろうが、給料をも らった時と買い物の時だと答える人も 多いのではなかろうか。 是因人而異吧,但是回答拿到薪水和買東西 的時候的人也很多,不是嗎? サラリーマンであれば、給与明細には 源泉徴収された所得税、住民税の額 が書かれている。 如果是上班族的話,薪水明細表上會寫著 被預扣的所得稅、居民稅的金額。 また、買い物でもらったレシートを見 れば商品の価格に消費税がプラスさ れていることがわかる。 另外,如果看到買東西時拿到的收據就會 知道商品的價格裡有加上消費稅。 それでは、課税制度そのものが不公 平だと考えることはあるだろうか。 那麼,曾經認為課稅制度本身是不公平的 嗎? 私が見たところでは、そこまで税金二 ついて関心を持つ人は少数派のよう である。 就我所看到的,非常關心稅金的人好像是少 數。 私は常々税金への無関心が政治 への無関心に結びついているの ではないかと考える。 我常常在想對稅金的不關心和對政治的不 關心密切相關,不是嗎? 税金は納めるもの、つまりお上の 取り立てに従って支払うべきもの だという発想が根強い。 稅金是要繳納的,也就是說應該按照政府的 徵收去支付的,而這樣的想法是根深蒂固的 。 確かに納税は国民の義務であるが、 納税者であればこそ、もっと税金につ いて知るべきだと思う。 的確納稅是國民的義務,但是正因為是納 稅人,我認為才更應該了解稅金。 その知ろうという姿勢が政治を良い方 向へ導くことになるのではなかろうか。 想要知道稅金的態度會將政治引導到好的方 向,不是嗎? 「どうせだれが政治をしたってそん なに変わらないんだから」という声 を耳にすると、よけいにそう思う。 因為反正不管誰做政治也不會有太大的改 變。」一聽到這樣的聲音就會更這麼想。 課税が国民に公平なものかどうか 判断する上で参考になる指標とし て二つ挙げておきたい。 在判斷課稅對國民是否是公平的這方面作 為參考的指標,我想舉兩個例子。 1つは所得税など「累進課税」で、 もう1つは「直間比率」である。 一個是所得稅的「累進課稅」,另一個是 「直間比率」。 しかし、トレーニングによって身体能 力を高めるのは良いが、元々自分の 体にない物質を取り入れることはもち ろん、たとえ自分の体のあるものでも、 但是,藉由訓練來提高身體能力是好 的,是原本自己身體沒有的物質,就 算是自己身體有的東西, 日本では所得税と住民税は累進課税 の方式をとっている。高所得になれば なるほど税金として取られる割合が増 える仕組みである。 在日本所得稅和居民稅是採取累進課稅的 方法,就是所得稅越高稅金的徵收比率也 越高的構造。 これが行き過ぎると、勤労意欲を失う あそれがあるが、高所得者も低所得 者も全く同じでは、やはり不公平に感 じる。 過度課稅,恐怕會有喪失工作意願之虞,但 是高所得者和低所得者完全一樣的話,還 是會感到不公平。 日本では戦後、段階的に税率が引き 下げられ、現在の最高の税率は37% となり、図1に示すように主要先進国 並みとなった。 在日本,戰後階段性的降低稅率,現在的 最高稅率是37%,如圖一所表示,和主要 先進國家差不多。 また、中・低所得者層の税負担が 比較的低くなっていることもわかる。 另外,也了解到中、低所得階層的人稅的 負擔是比較低的。 また、中・低所得者層の税負担が 比較的低くなっていることもわかる。 另外,也了解到中、低所得階層的人稅的 負擔是比較低的。 直間比率とは直接税と間接税の比率 を示したものだ。前者の代表例として 所得税、法人税、住民税がある。 所謂的直間比率是表示直接稅和間接稅 的比率。作為前者的代表例子有所得 稅、法人稅、居民稅。 後者の代表例としては酒税やタバコ 税のように個々の商品にかかるもの、 そして、商品、サービス全体にかかる 消費税がある。 作為後者的代表例子有像課酒稅和菸 稅這種課在個別商品上的稅,以及課 在商品・服務整體的消費稅。 徴税の仕組みを考えると、直接税が 所得に応じてその税率が異なるのに 対して、 如果思考課稅的結構的話,直接稅是 依照所得,課稅比例有所不同。 間接税は所得の高い低いにかかわら ず、平等に課せられるものだと言える。 相對於此,間接稅是與所得的高低無 關,可說是平等地被課稅。 図2を見てわかるように、欧米の主要 と比較すると、日本は直接税の比率 が高いほうだと言える。 就像看圖2就能得知,和歐美的主要國家 相比較的話,日本可說是直接稅的比 率較高的一方。 直間比率のバランスがどの程度なら いいのかというのは簡単には決まら れないが、 直間比率的平衡到哪種程度比較好呢, 這樣的事雖然不能簡單地去決定, 各国とも時代の変化に合わせて、公 平な課税制度になるように努めている。 但是各國都配合時代的變化,為了公平 的課稅制度而努力著。 特に日本の場合は今後急速に高齢 化社会を迎えることになるため、もう 少し間接税の方へシフトさせたほうが 良いのではないかという指摘がある。 特別是在日本的情況下,為了迎接今 後急速步入的高齡化社會,有「最好 讓直接稅(比例)稍微地往間接稅那邊移 動比較好不是嗎?」這樣的意見。 すなわち、相対的に労働年代の人口 が減少していくことを考えると、所得税 よりも、間接税により高い比重を置き、 也就是說,想到勞動年齡層的人口相對 會減少的話,比起所得稅,應該在間 接稅上放更高的比重, 課税の時期を労働年代中心から生涯 にわたるものに広げていくほうが、税 の公平という点で望ましいと考えわけ である。 並把課稅時期從勞動年齡層為中心擴 展到整個生涯,這樣在公平地課稅這 點上是最理想的。 国の側にしてみれば、財源お確保で きないことには予算を組みことができ ない。 就國家的立場來看,如果不能確保財 政收入的話就不能編列預算。 かといって、簡単にたくさん取れるとこ ろから取ろうとすれば国民は納得しま い。 話雖如此,如果從可以簡單地取得的地方來 取得的話,國民是無法認可的。 どのような、税制度が公平なのかは、 国民の合意のもとに決めていく必要 があろう。 怎麼樣的稅制度才是公平的呢?有必 要在國民的同意之下一起決定吧! できるものなら高い消費税は払いたく ないとは、だれもが思うことだが、だか らといって、引き上げには何でも反対 というわけにも行くまい。 如果可以的話不想繳交很多消費稅這 樣的事是任誰都會想的吧!話雖這樣 說,但也不能對於稅率的提高都抱持 反對的態度。 本当に引き上げが必要なのかと考え ることが、政治へと目を向けるきっか けになるはずだ。 去思考是否真的有提高的必要,應該會 成為關心政治的契機。 税金に関して真に国民の意識が高ま らない限り、天気予報ではないが、 「怒りのち慣れるでしょう」で役人の言 いなりで終わってしまう。 關於稅金,如果真正地國民意識不提 高的話,雖然不是在說天氣預報,但 是剛開始很生氣但後來就會轉為習慣 吧!如此一來就會任由官員擺佈而不 了了知。 関心が持てないのなら、なぜそうなの か。その辺から考えてみる必要があり そうだ。 不關心的話,那麼為什麼會這樣(會不 關心)呢?似乎有必要從這一點來思考。 仮にサラリーマンが源泉徴収ではなく、 めいめいが確定申告をしなければな らないとしたらそうだろうか。 假設上班族不用預扣稅,而是必須要 各自去確定申報的話,會如何呢? 面倒なことはすべて人任せというので はいけないような気がする。 我覺得不可以將麻煩的事情全部都 委託別人。
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