国内販売戦略

トヨタの国内マーケティングにつ
いて
3回生
堀之内栄介
Ⅰ ラインナップ
• 約60種にわたる多様なラインナップ
1、 90年まで・・・保守的な商品が中心
2、 90年以降・・・消費者のニーズに対応し
た様々な形態の乗用車を市場に投入
1、保守的な商品
• パブリカ(のちにスターレット)をエントリーモデ
ルとし、ユーザーのライフサイクルに従って買
い替えを促し、最終的にはオーナーカーの頂
点に位置するクラウンを購入させようという基
本戦略-いつかはクラウンというメッセージ
2、消費者ニーズに対応した車種
• 90年以降、不況の中、消費者のニーズに対応した
車、すなわち乗りやすくて高すぎない車(=コンパク
トカー)を生産するように
• さらに、様々なコンパクトカーを作る→同じシリーズ
の中から気に入ったデザインの車を選べように
例:ヴィッツ、ファンカーゴ、プラッツなど
• 新たなジャンルも開発 ハイブリッド車、高級SUVな
どの新たなジャンルを開拓
先へ先への車種対応
Ⅱ アフターケア
• 保障がつくしプラン 車検時に加入することで、
その後万一、車が故障しても保障がつくとい
うもの
• その場で車検 スピーディで確実な車検を実
現
この他にも「10ミニッツサービス」、「傷へコミ
修理サービス」などがある
Ⅲ 環境配慮
キャッチフレーズ
「環境への対応なくしてトヨタの未来なし」
背景 工場から出る廃棄物
排気ガスに含まれる二酸化炭素による
地球温暖化
工場廃棄物への対処
ゼロミッション化
廃棄物・埋め立て処分量ゼロを目指すと
いうもの
→2000年末に達成
参考 ホンダは2000年9月に達成
エコカーの開発
エコカーという新たなジャンルを形成
燃料電池車、ガソリン・電気方式のハイブリッ
ドカーの開発
ハイブリッドカー「プリウス」 他社よりも早く発
表され、2002年までに累計10万台を売り上
げる(ホンダを大きく上回る)
問題点 普通車に比べて割高という問題も
Ⅳ 外部への戦略
2つの大きな特徴
1.技術面 「後追い」、「他社技術のいいとこ取
り」
2.商品の完成度 80点主義
1.「他社技術のいいとこ取り」
一定の技術水準は評価されるものの、他社に
対して新技術の導入に慎重
受け入れた技術に量産に見合う改良を施すこ
とで実力を発揮
このトヨタの姿勢はたびたび他社に批判され
ている
2.80点主義
80点・・・万人受けのする及第点
STEP1 飛び抜けて優れた機能や性能を追い
かけずに、まずは及第点の80点を目指す
STEP2 及第点に達した後に更に上の点数を
順次達成していく
⇒トータルバランスを念頭においた企業思想
80点+アルファとなり旧車種や他社への差別
化を実現
Ⅴ まとめ
技術面では「後追い」
しかし顧客の動向を重視する経営姿勢をとる
(ラインナップを充実させるなど)ことで、販売
のトヨタとして技術の日産に対抗