サンプルシナリオに対する動作 京都大学情報学研究科 M2 山肩 洋子 サンプルシナリオ1 ユーザの発話:「机の上のコーヒーカップを取っ て」 「コーヒーカップ」の認識率が比較的低い 「コーヒーカップ」: 0.375 「ティーカップ」: 0.375 「カップ」: 0.25 オブジェクト1 正解 オブジェクト2 オブジェクト3 オブジェクト4 オブジェクト5 オブジェクト6 モデル ル 9 ル 8 ル 7 ル 6 ル 5 ル 4 ル 3 ル 2 ル 1 ル 10 モ デ ル 11 モ デ ル 12 モ デ ル 13 モ デ ル 14 モ デ モ デ モ デ モ デ モ デ モ デ モ デ モ デ モ デ モ デ 確率 サンプルシナリオ1 モデルの確率 0.5 0.45 0.4 0.35 0.3 0.25 0.2 0.15 0.1 0.05 0 モデル名 モ デ モ デ モ デ モ デ モ デ 9 ル 8 ル 7 ル 6 ル 5 ル 4 ル 3 ル 2 ル 1 ル ル 14 ル 13 ル 12 ル 11 ル 10 モ デ モ デ モ デ モ デ モ デ モ デ モ デ モ デ モ デ 認識率 サンプルシナリオ1 画像認識率 画像認識率 1.2 1 0.8 0.6 0.4 0.2 0 音声認識率の絞込み 「コーヒーカップ」の信頼度が上昇 尤度 期待値 オリジナルの音 声認識の信頼度 カップ 1.402 0.140 0.25 0.035 0.153 コーヒーマグ 2.081 0.208 0.375 0.078 0.340 コーヒーカップ 3.104 0.310 0.375 0.116 0.507 語彙 更新後の音声 認識の信頼度 更新後の音声認識 の信頼度(正規化) ユーザモデルの学習前⇒コーヒーカップ: 0.472 ユーザモデルを学習することにより、より強い絞込みが 実現できた サンプルシナリオ2 ユーザの発話:「コーヒーカップをとって」 ユーザの意図するインスタンスが一般的な コーヒーカップと違う オブジェクト1 オブジェクト2 オブジェクト3 オブジェクト4 オブジェクト5 正解 オブジェクト6 サンプルシナリオ2 言語理解の誤解の検出 初回の探索ではオブジェクト1 が選出 ユーザモデルが成熟していないと判断 対話回数:0回 発話理解の確信度が低い:0.001079 閾値は0.002に設定(最高値:0.007) ⇒条件の追加要求 システム:「何色でしたか?」 ユーザ:「黄色」 サンプルシナリオ2 正解の検出 他の候補に比べ特に尤度が高い候補を選 出⇒オブジェクト1 とオブジェクト5 十分な判断が出来ない(尤度が低い・両候 補に差異が無い) ⇒条件の追加要求(差異のある質問) システム:「柄がついていますか?」 ユーザ:「はい」⇒オブジェクト5と断定 サンプルシナリオ2 ユーザモデルの学習 得られた結果よりユーザモデルを学習 2回目以降ははじめからオブジェクト5を選出 0.7 名称に関する尤度 0.6 0.5 オブジェクト5 オブジェクト4 オブジェクト1 オブジェクト3 オブジェクト2 オブジェクト6 0.4 0.3 0.2 0.1 0 7 6 5 4 3 学習回数 2 1 0 学習回数と名称に関する各オブジェクトの尤度の遷移 サンプルシナリオ2 発話理解の確信度の遷移 4回目で0.002を超える ⇒以降、条件の追加要求はしない レベル1(内部処理)のみで解決 発話理解の確信度 0.004 0.0035 確信度 0.003 0.0025 0.002 0.0015 0.001 0.0005 0 7 6 5 4 3 学習回数 2 1 0 サンプルシナリオ3 ユーザの発話:「コーヒーカップをとって」 ユーザの意図するインスタンスが存在しな い オブジェクト1 オブジェクト2 オブジェクト3 正解なし オブジェクト4 オブジェクト5 オブジェクト6 サンプルシナリオ3 言語理解の誤解の検出 初回の探索ではオブジェクト5 が選出 ユーザモデルが成熟していないと判断 対話回数:0回 発話理解の確信度が低い:0.001106 閾値は0.002に設定(最高値:0.007) ⇒条件の追加要求 システム:「何色でしたか?」 ユーザ:「赤」 サンプルシナリオ3 正解の検出 他の候補に比べ特に尤度が高い候補を選 出⇒オブジェクト1 尤度が低い⇒条件の追加要求 システム:「柄がついていますか?」 ユーザ:「いいえ」⇒マッチしない サンプルシナリオ3 代替案の選定 代替案の提示 尤度の最も高いオブジェクト1 を代替案 と選定 オブジェクト1に対する呼び名(単語)を選定 発話に対するオブジェクトの選定の逆をたどる ⇒オブジェクト1はユーザにとって「ティーカップ」であ る可能性が高い 色は「オレンジ」である可能性が高い システム:「オレンジのティーカップでもいいです か?」
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