コロトコフ音を用いた健康状態を調べる研究

コロトコフ音を用いた
健康状態を調べる研究
桐蔭横浜大学3年電子情報工学科
T19ES06 外園 良輔
T19ES05 出羽 拓馬
指導教員 杉本恒美 教授
片山富美代 准教授
背景
• 現在、病院などで血圧測定を行う場合、コロト
コフ音(以下K音)の発生点と消失点によって
最高最低血圧を測定する。
• しかし、その音の成分にはまだ着目されてお
らず、音声データを健康指標として利用して
いない。
• そこで、K音によって健康状態が分かるので
はないかと考えた。
目的
• K音に体調の変化や病気の発症を示すサイ
ンが存在するのではないかと考え、音を解析
することで、その人の健康状態がわかるよう
な新たな解析方法を検討する。
• ダンベル運動後やエアロバイクによる運動後
にデータを取りグラフにする。
運動前後によるデータの取得
ダンベル運動や、エアロバイクによる運動。
K音の取得
取得結果
フーリエ変換波形例(ダンベル運
動)
3
2.5
Power spectrum
power spectrum
2.5
2
1.5
1
0.5
0
2
1.5
1
0.5
0
0
20
40
60
Frequency[Hz]
運動前
80
100
0
20
40
60
Frequency[Hz]
80
運動直後
100
取得結果フーリエ変換(バイク)
2.5
2.5
2
2
1.5
1.5
2.5
2
1.5
1
1
1
0.5
0.5
0.5
0
0
0
0
1000
2000
平常時
3000
0
0
1000
2000
運動直後
1000
2000
3000
3000
運動10分後
フーリエ変換によるグラフの変化は分からなかった。
加速度脈波波形例(ダンベル)
80
60
40
20
0
-20
0
0.05
0.1
-40
-60
0.15
0.2
Acceleration velocity[arb.]
Acceleration velocit[arb.]
80
60
40
20
0
-20
0
0.05
0.1
0.15
-40
-60
time[sec]
平常時
Time[sec]
運動直後
0.2
取得結果加速度脈波(バイク)
80
80
80
60
60
60
40
40
20
20
100
40
20
0
0
0
0
0.02
0.04
0.06
0.08
0.1
0.02
0.04
0.06
0.08
0.1
0
0
-20
-20
-40
-40
-40
-60
-60
-20
平常時
0.02
0.04
0.06
0.08
-60
運動直後
徐々に平常時に近づく。
10分後
0.1
今後の予定
• 今後も運動前後のデータ取得し続け、より詳しい解
析を行う。
• さらに取得したデータから数値解析を行う。
• 怪我してる時のデータとしてないときのデータを比べ
る。