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業務用・産業用建築物の省エネルギー
~簡易な省エネ手法からエネルギーの見える化まで~
2010年 9月 28日
大阪ガス(株) エネルギー開発部
ESPチーム
1
目次
① 大阪ガスの「見える化」メニューについて
② 簡易な省エネルギー手法ご紹介
• GHPの省エネについて
③ ISO50001について
④ もう少し高度な省エネルギー手法のご紹介
• エネルギー見える化について
2
大阪ガスグループのエネルギー「見える化」 メニュー
大阪ガスグループは、お客さまの幅広い「エネルギーの遠隔監視・制御ニーズ」
に応じられるように、以下の2システムをベースに展開しています。
管理点数
(点)
拡張が容易
画面も自由
5,000
本格的
BEMS
保守付帯・安価な省エネ
高層ビル
1,000
GHP室内機をパトロール
中規模以上建物の
エネルギー管理向け
大学・ビル
300
ガス空調主体の
エネルギー管理向け
病院、物販
20
コンビニ・飲食 0
見える化のみ
見える化
見える化(リアルタイム) ビル管理全体
+ガス空調制御 +簡易な設備発停制御 複雑な制御
3
簡易な省エネルギー手法ご紹介
GHPの省エネについて
4
ガス空調(GHP)の遠隔監視システム「エネフレックスプレミアム」
大阪ガスの ガス空調遠隔監視サービス(スカイリモート) を使い
インターネットで、手軽にガス空調の省エネが行えるサービス
1建物だけでなく
複数建物も一体で管理
遠隔操作(GHP)
建物 A
建物 B
お客さま本部
MCGS
MCGS
GHP
使いすぎ
お知らせメール
GHP
スケジュール運転(GHP)
本部担当者
建物 C
インターネット
MCGS
GHP
インターネット
管理者
月報表示
大阪ガス
省エネノウハウ
・ 管理手法
・ 自動制御
一覧表示
※お使いのガスヒートポンプ(GHP)が、エネフレックスプレミアム対応かどうかは、
弊社担当にお問い合わせください
5
低コストで確実な省エネができる「エネフレックスプレミアム」
GHP室外機1台あたり、1.5万円/年で ご提供
さらに、台数割引もございます
6
エネフレックスプレミアム 京都府内某病院 ご採用事例での効果
①概要
■ データ期間
【平成21年8月1日~平成22年2月28日】
■ GHP室外機台数 18台
■ GHP室内機台数 157台
■ 京都府内 某病院
②設定
■ 冷房温度 26℃
■ 暖房温度 22℃ (2月のみ 24℃)
■ 空調設定時間 7~20時
※一部、温度・時間ともにフリー設定あり
■ パトロールは2時間おき
7
パトロール機能が、どれほど働いたか
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
小計
運転修正回数
消し忘れ防止
(温度制御)
5,050回
8,648回
1,082回
2,547回
432回
1,004回
0回
2,047回
1,084回
5,237回
1,403回
5,302回
599回
2,899回
9,650回
27,684回
合計
13,698回
3,629回
1,436回
2,047回
6,321回
6,705回
3,498回
37,334回
月平均で5,000回以上のパトロールを実施
(室内機1台あたり30回以上/月)
8
パトロール機能で削減できたガス使用量
パトロール機能
使用前
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
小計
22,722㎥/月
16,564㎥/月
9,719㎥/月
11,086㎥/月
15,477㎥/月
16,800㎥/月
13,282㎥/月
105,650㎥/月
パトロール機能
使用後
増減
(使用前基準)
19,549㎥/月
14,217㎥/月
8,460㎥/月
8,484㎥/月
14,143㎥/月
13,246㎥/月
12,510㎥/月
90,609㎥/月
86%
86%
87%
77%
91%
79%
94%
86%
7ヶ月間の平均でガス使用量が14%削減
9
パトロール機能による室外機の運転時間の削減効果
パトロール機能使用前
パトロール機能使用後
(時間)
450
416
400
350
300
367
320
352
297 301
320
318
278
264
249
240
250
200
364
171
237
161
150
100
50
0
GHP-1
GHP-2
GHP-3
GHP-4
GHP-5
GHP-6
GHP-7
GHP-8
各系統を平均すると運転時間が19%削減
10
「エネフレックスプレミアム」お試しキャンペーン
まずは無料期間でお
試しください
11
ISO50001について
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エネルギーマネジメントの国際標準規格ISO50001
省エネ法
ISO50001
(独自の内容)
・対象は年間1500kL以上
使用の工場・事業場
・具体的技術・数値基準を
含む判断基準あり。
・エネルギー管理士資格要
・立入検査あり
・法的規制
・管理標準の遵守
(独自の内容)
(共通の内容)
・エネルギー管理・運用
・目的と目標の設定
・原単位等の管理
・PDCAによる改善
・エネルギー実態把握と
ベースラインの設定
・組織トップの参画
・エネルギー管理
体系の確立と促進
・全ての組織が対象の可能性
・トップマネジメントの参画
・管理範囲の自主管理
・書類作成・保管
・内部監査
・自主的な管理
・認証手続き 要
ISO 50001はエネルギーを使用するあらゆる組織が対象となり、規模の大小は問いま
せん。著しいエネルギー使用を特定して、そのエネルギーパフォーマンス、エネルギー
効率や省エネルギーの継続的向上を図ることが目的とされています。
⇒系統別、時刻別のエネルギー使用状況の把握が必要。
13
もう少し高度な省エネルギー手法ご紹介
エネルギー見える化について
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月1回の検針票で、エネルギー管理は行えるでしょうか?
ご請求金額
2,430,000
昨年よりも、15%も
電気代が上がってた。
原因がわからないし、
対応するにも、も
う遅いか・・・
15
もし、1日ごとに目標光熱費と比較できたら、どうでしょうか?
昨日、目標光熱費を少し
越えた。原因は、○○の
空調が、深夜も動いてい
たためだな。対応しようっ
と・・・
一昨日
昨日
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エネルギー見える化システム「もっとsave」 システム
「もっとsave」は、系統別に電力量・ガス量等を計測し、系統ごとの使用状況を
月別⇒日別⇒時間帯別に「見える化」する、エネルギー管理ツールです。
①お客さまの既設インターネット
回線を活用し、通信費を抑えま
す。
お客さま側
現地事務所
大阪ガス側
もっとsaveデータセンター
インターネット
ルーター
ルーター
社内LAN
出張先、本社等
親機
サーバ
②実績豊富な省配線技術を
用い、点在する計測ポイン
トを効率的に結びます。
計測場所
子機1
⑤出張先でも見ること
ができ、本社での集
中管理も可能です。
計測・制御用「省配線」
子機2
子機3
子機4
③空調2次側・照明等の
省エネ制御も可能です。
④計測データは当社
データセンターにて
集中管理し、お客さ
まのサーバ管理・
データ管理の手間
を省きます。
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エネルギー見える化システム「もっとsave」 導入前後の違い
導入前
導入後
エネルギー使用状況が把握できない
エネルギーの「見える化」で、
省エネポイントが浮き彫りに!
・お客さまが「エネルギー使用の無駄」に
気付いていない。
・パソコンでエネルギーの使用状況、無駄
が一眼で分かります。
・エネルギー使用状況管理に手間がか
かっている。(現場巡回など)
・従業員の省エネ意識を高めたい。
・どこからでもエネルギー使用状況が分か
ります。巡回不要になります。
・行った省エネ活動の効果が、すぐにわか
り、モチベーションが上がります
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「もっとsave」システムの特徴
もっとsaveは、低価格帯システムの割り切りと高価格帯の機能を併せ持つ
(割り切りの例:コストのかかる冗長化はしない。
インターネットなので堅牢性までは保証されない。)
管理点数(点)
5,000
高層ビル
大学・ビル
中規模病院
大型物販
中小ビル
高価格帯
システム
お客さまニーズに
あわせる画面
1,000
他社システムとの
連携
300
20
低価格帯
システム
お客さま毎に画面を設計
お客さま毎に
サーバは不要
オープンソースを利用しており安価
必要最小限の
画面、計測点
他社データも取り込める柔軟性
リアルタイム監視
オープンな技術
コンビニ・飲食
0
見える化のみ
見える化(リアルタイム)と
設備や空調の発停制御
ビル管理全体
複雑な制御
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空調(EHP)対する省エネ制御の効果例
EHPパトロール制御前
PM5:00~制御(パトロール)開始
EHPのパトロール制御後
省エネ制御(パトロール機能)の開始後、5%程度の省エネ効果
20
病院様での画面例 建物全体の今現在の値の管理
エリア毎の温度を表
示させれば、巡回業
務が不要に
各数値は1分毎に自動更新
21
工場様での事例 電力量・ガス量からの生産原単位管理
事例1 鉄鋼熱処理工場 様
原単位管理と省エネが目的のITモニタリング。炉ごとの電力量・ガス量を計測し、
生産量を入力することで機器毎の原単位を把握し定量的管理を実現。
《ベル型焼鈍炉 管理画面》
※※年 月度生産原単位
20
F 炉
本社工場 GJ/ton
T製鈑 GJ/ton
焼鈍炉B GJ/ton
焼鈍炉C GJ/ton
焼鈍炉FB GJ/ton
もっとsaveによる計測値
GJ/ton
15
10
5
排気温度 680 ℃
炉内温度
排ガスO2
19
異常
720 ℃
%
0
0
炉内圧力
ガス流量
30
m3 / h
2
正常
Pa
本社工場
T製鈑
焼鈍炉B
焼鈍炉C
焼鈍炉FB
A工場
B工場
C工場
3
6
9
12
お客さまによる入力
月
※※年##月度
エネルギー使用量
ガス
電力
ガス
電力
(m3)
(kWh)
(GJ)
(GJ)
①
②
③
④
①A
②A
③A
④A
①B
②B
③B
④B
①C
②C
③C
④C
①D
②D
③D
④D
合計
GJ
⑤
⑤A
⑤B
⑤C
⑤D
生産量
原単位
(ton)
⑥
⑥A
⑥B
⑥C
⑥D
(GJ/ton)
⑦
⑦A
⑦B
⑦C
⑦D
22
工場様での事例 ガス量の管理と契約デマンド管理
事例2 鉄鋼熱処理工場 様
台車式焼鈍炉及び焼入用連続炉の各ガス使用量を計測し、機器毎の
エネルギー使用量を把握。合計ガス量も合せて計測し、ガスデマンド警報を発報。
《台車式焼鈍炉 計測イメージ》
デマンド予測を行い、閾値を超えれば警報
ガス流量
40
30
ガスデマンド
警報発報
m3/h
2
30
負荷計ガス流量
250
30
m3/h
ガス流量
30
30
m3/h
2
30
ガス流量
28
30
もっとsaveデータセンター
m3/h
2
30
インターネット
お客さま閲覧
23
工場様での画面例 電力量・ガス量からの使用量、効率管理
事例3 ゴム加工工場 様
各ボイラーのガス使用量、給水量、給水温度を計測し、日報、月報、年報に
演算による 蒸気原単位、ボイラ効率を表示、効率運用を検討。
《蒸気貫流ボイラ 管理画面》
もっとsaveシステム画面構成
瞬時値画面(ご参考)
ログイン画面
低圧蒸気系統ボイラ・蒸気管理画面
1号ボイラ
65.5℃
日報画面
月報画面
給水温度
年報画面
M
ガス量
M
給水タンク
19.9m3/h
・給水積算量
・ガス積算量
・給水温度
・蒸気原単位
・ボイラ効率
65.5℃
給水温度
2号ボイラ
3点
3点
3点
3点
3点
M
ガス量
M
23m3/h
メニュー画面
瞬時値画面
高圧蒸気系統ボイラ・蒸気管理画面
65.5℃
3号ボイラ
給水温度
・ガス瞬時流量 3点
・給水温度
3点
M
ガス量
給水タンク
50.0m3/h
M
・・
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省エネルギーの種類 (松・竹・梅)
省エネルギーの種類
大阪ガスの
ご提供サービス
費用
省エネ
効果
低
小~
中
中
中
高
高
・従業員の省エネ意識向上 ・エネフレックス プレミ
梅
例:空調や照明をこまめに切る
・管理標準の策定
アム(ガス空調の省エネ)
・管理標準の作成代行
例:温度や設備の運転時間を管理
・エネルギーの「見える化」
例:省エネ余地の炙り出し、制御
竹 ・省エネチューニング
例:省エネになるように、設備の
設定値をチューニング
松
・もっとsave(エネルギー
の「見える化」、簡易な
省エネ制御)
・省エネのコンサルティング
・空調機更新、LED照明
・高効率ガス空調機
・太陽光発電
・薄膜式太陽光発電
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