日本の鉄道

日本事情
第七讲 日本の交通
学習要点
交通の発達
日本の鉄道
日本の道路と海運
航空輸送
交通の発達
①道路交通
②水上交通
③航空交通
④鉄道交通
日本の鉄道
陸上(りくじょう)交通の1つで,鉄道によるもの。
旅客や貨物(かもつ)を大量(たいりょう)に速く
輸送(ゆそう)できるため重要(じゅうよう)な交
通機関(きかん)であるが,近年は鉄道のもつ短
所(地形・気候(きこう)の制約(せいやく)を受
けやすい,建設(けんせつ)には多額(たがく)の
資本(しほん)が必要(ひつよう),機動性(きどう
せい)に欠(か)ける)のため自動車交通におさ
れ,斜陽(しゃよう)化がいちじるしい。アメリ
カ合衆国(がっしゅうこく)東部・西ヨーロッパ
・日本・インド・アルゼンチンなどに発達(はっ
たつ)している。
日本の道路と海運
海上において,旅客や貨物(かもつ)を船で
運ぶことをいう。船は航空機(こうくうき)
や鉄道にくらべ,大量(たいりょう)の旅客
や貨物(かもつ)を一度に運ぶことができ,
運賃(うんちん)も安く,世界貿易(ぼうえ
き)にはたす役割(やくわり)は大きい。
日本・ギリシャ・イギリス・ノルウェーな
どが海運業のさかんな国。
航空輸送
国内・国外の都市間や陸上(りくじょう)交通の
不便(ふべん)な低(てい)開発地域(ちいき)を,
航空機(こうくうき)でむすぶために張(は)りめ
ぐらされた航空(こうくう)路。空には目に見え
ないが,道路や鉄道のレールのように航空(こう
くう)路がひかれており,自由にどこにでも飛
(と)べるわけではない。航空(こうくう)交通網
(もう)の密度(みつど)が高いのは先進工業国間
で,最(もっと)も交通量(りょう)が多いのがヨ
ーロッパ諸国(しょこく)とアメリカ合衆国(がっ
しゅうこく)をむすぶ北大西洋航空(こうくう)
路である。