Applications of Network Flow 目次 マッチング 辺連結度 ネットワークフローの応用1 マッチング 2部グラフにおける最大マッチング問題を ネットワークフロー問題を利用して解く 方針 2部グラフG (部集合:P,J) 2つの新たな頂点s,tを追加 sから∀p∈Pへの辺,∀ j∈Jからtへの辺を追加 ネットワーク内の各辺の容量を1 このネットワークの最大整数フローをQと置く P J J P s t J P s t 最大フロー Q J P 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 s 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 t 最大フロー Q J P 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 s 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 t 最大マッチング 目次 マッチング 辺連結度 ネットワークフローの応用2 辺連結度 辺連結度を求める組み合わせ問題を ネットワークフロー問題を利用して解く 辺連結度 G:グラフ 辺連結度: Gから取り除くとGが連結でなくなる辺の 最小本数 G G G G 辺連結度 2 辺連結度 ある頂点vに接続している辺をすべて取り 除くと,必ずグラフは連結でなくなる ⇒ 辺連結度はグラフの頂点の最小次数を 超えることはない 辺連結度 辺連結度が最小次数よりはるかに小さい場合 がある グラフが橋を持つ場合など 。 辺連結度=1 方針 G:頂点数Vのグラフ ∀j=2,・・・,V-1について ネットワークフロー問題を解く (全部でV-1回解く) 方針 ある頂点jを1つ固定する。 Gの頂点1を入り口とし、頂点jを出口とするネット ワークXjを考える。 Gの各辺をXjでは反対向きの2つの辺で、容量がそ れぞれ1であるようなものと置き換える。 Xjのネットワークフロー問題を解いて、最大フロー Q(j)を求める Q(j)の最小値がGの辺連結度 a b e c d a ←1 b e c d ←j a ←1 b e c d ←j a ←1 b e c d ←j a ←1 b e c d ←j a ←1 b e c d ←j a ←1 各辺の容量=1 b e c d ←j a ←1 各辺の容量=1 b e c d ←j a ←1 各辺の容量=1 b e c d ←j a ←1 各辺の容量=1 b e c d ←j a ←1 各辺の容量=1 b e c d ←j a ←1 各辺の容量=1 b e c d ←j 最大フロー=4 a ←1 各辺の容量=1 4 b e 4 c 4 d 4 a ←1 各辺の容量=1 4 b e 4 c 4 d 4 辺連結度=4
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