決算時の処理 「収益」・「費用」勘定の締切り • ① 「収益」「費用」に属する勘定の各残高を計算 • ② 「収益」「費用」に属する勘定の決算振替仕訳 • ③ 決算振替仕訳を「収益」「費用」の勘定に転記 • ④ 決算振替仕訳を「損益」勘定に転記 • ⑤ 「収益」「費用」に属する各勘定を締め切る 当期純利益（純損失）の資本金への振替と損益勘定の締切り • ⑥ 「損益」勘定の残高を計算 • ⑦ 「損益」勘定の残高を「資本金」勘定へ決算振替仕訳 • ⑧ 「損益」勘定に資本金への決算振替仕訳を転記 • ⑨ 「資本金」勘定に「損益」勘定からの決算振替仕訳を転記 • ⑩ 「損益」勘定を締め切る 損 益 損益 ××× ／ ○○○ ××× △△△ ××× ／ 損益 ××× 損 益 資本金 損 益 ××× ／ 資本金 ××× ① 「収益」「費用」に属する勘定の各残高を計算 売 上 高 17 平成13年 摘要 仕丁 借方 平成13年 摘要 仕丁 貸方 5 25 現 金 8 160,000 6 30 売掛金 14 120,000 売上高残高 ＝ 280,000 円（貸方） 消耗品費 19 平成13年 4 30 摘要 仕丁 現 金 1 借方 平成13年 摘要 仕丁 30,000 消耗品費残高 ＝ 30,000 円（借方） 貸方 ② 「収益」「費用」に属する勘定の決算振替仕訳 売上高 280,000 ／ 損 益 280,000 仕訳帳30頁に記入と仮定 損 益 30,000 ／ 消耗品費 30,000 ③ 決算振替仕訳を「収益」「費用」の勘定に転記 売 上 高 17 平成13年 摘要 仕丁 12 31 損 益 30 借方 平成13年 摘要 仕丁 貸方 280,000 5 25 現 金 8 160,000 6 30 売掛金 14 120,000 消耗品費 19 平成13年 4 30 摘要 仕丁 現 金 1 借方 平成13年 30,000 12 31 摘要 仕丁 損 益 30 貸方 30,000 ④ 決算振替仕訳を「損益」勘定に転記 損 益 20 平成13年 摘要 仕丁 12 31 消耗品費 30 借方 平成13年 30,000 12 31 摘要 仕丁 売上高 30 貸方 280,000 ⑤ 「収益」「費用」に属する各勘定を締め切る 売 上 高 17 平成13年 摘要 仕丁 12 31 損 益 30 借方 平成13年 摘要 仕丁 貸方 280,000 5 25 現 金 8 160,000 6 30 売掛金 14 120,000 280,000 280,000 消耗品費 19 平成13年 4 30 摘要 仕丁 現 金 1 借方 平成13年 30,000 12 31 摘要 仕丁 損 益 30 貸方 30,000 ⑥ 「損益」勘定の残高を計算 損 益 20 平成13年 摘要 仕丁 12 31 消耗品費 30 借方 平成13年 30,000 12 31 摘要 仕丁 売上高 30 「損益」勘定の残高 ＝ 250,000 円（貸方） 貸方 280,000 ⑦ 「損益」勘定の残高を「資本金」勘定へ決算振替仕訳 損 益 250,000 ／ 資本金 250,000 ＊仕訳帳30頁に記入と仮定 ⑧ 「損益」勘定に資本金への決算振替仕訳を転記 損 益 20 平成13年 摘要 仕丁 12 31 消耗品費 19 12 31 資 本 金 30 借方 平成13年 30,000 12 31 250,000 摘要 仕丁 売上高 15 貸方 280,000 ⑨ 「資本金」勘定に「損益」勘定からの決算振替仕訳を転記 資 本 金 21 平成13年 摘要 仕丁 借方 摘要 仕丁 1 前期繰越 レ 1,000,000 12 31 損 益 30 250,000 平成13年 1 貸方 ⑩ 「損益」勘定を締め切る 損 益 20 平成13年 摘要 仕丁 12 31 消耗品費 19 12 31 資本金 30 借方 平成13年 30,000 12 31 摘要 仕丁 売上高 15 貸方 280,000 250,000 280,000 280,000 資産・負債・資本の勘定の締切り 費用・収益に属する勘定の期末残高は、すべて「損益」勘定へ集約 次期はゼロからはじまる（リセット） 資産・負債・資本の勘定→期末残高があれば、 次期に引き継ぐ（繰り越す） 処理方法 ・・・ 英米式 ・ 大陸式 英米式 決算仕訳をしないで、勘定口座でそのまま繰り越す 大陸式 決算振替仕訳により、「残高」勘定へ集約して繰り越す ① 資産の各勘定残高を繰り越し、締め切る ② 負債・資本の勘定残高を繰り越し、締め切る （③ 英米式の場合、繰越試算表を作成（検証のため）） 現 金 1 平成13年 摘要 仕丁 借方 平成13年 摘要 仕丁 200,000 貸方 150,000 現 金 1 平成13年 摘要 仕丁 借方 平成13年 摘要 仕丁 200,000 150,000 12 31 200,000 1 1 前期繰越 レ 開始記入 50,000 貸方 次期繰越 レ 50,000 200,000 買掛金 13 平成13年 摘要 仕丁 借方 平成13年 摘要 仕丁 130,000 貸方 400,000 買掛金 13 平成13年 摘要 仕丁 借方 平成13年 摘要 仕丁 130,000 12 31 次期繰越 レ 貸方 400,000 270,000 400,000 400,000 1 1 前期繰越 レ 270,000 資本金 25 平成13年 摘要 仕丁 借方 平成13年 1 1 12 31 摘要 仕丁 貸方 前期繰越 レ 1,000,000 損 益 30 50,000 資本金 25 平成13年 摘要 仕丁 12 31 次期繰越 レ 借方 1,050,000 平成13年 1 1 12 31 摘要 仕丁 前期繰越 レ 1,000,000 損益 30 50,000 1,050,000 貸方 1,050,000 1 1 前期繰越 レ 1,050,000 英米法の欠点・・・ • 繰越記入は仕訳を介さない → 誤りがあっても仕訳帳で確認不能。 • 集合（集計）勘定が無いので、期末の状態を一つの勘定で見られない。 検算・集計・一覧表示 → 繰越試算表 借方 40,000 32,000 15,000 90,000 繰越試算表 平成13年12月31日 元丁 勘定科目 1 現金 2 売掛金 3 商品 4 建物 5 買掛金 6 未払金 7 借入金 8 資本金 177,000 当期純利益 ￥10,000 貸方 35,000 12,000 50,000 80,000 177,000
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