2.一極集中と多極分散 連携の在り方 都市の発生 分業の発生 規模の経済 集積 分 業 の 発 生 規 模 の 経 済 集 積 の 経 済 ・地域特化の経済 ・都市化の経済 大都市の形成 ・分業の発生による効果 1.生産の効率化 2.収益の増加 3.労働者の熟練や技能の改善 4.仕事から仕事への移動時間の節約 5.機会発明の促進 ・規模の経済による効果 1.生産費用の低減 2.大規模生産による生産効率向上 地域特化の経済 地域特化の経済・・・同一産業の企業群の集約化 ↓ 企業城下町の形成・・・大企業と下請工場の多くが近 接して立地している状況 ・城下町がもたらす効果 1.取引費用、輸送費用の節約 2.率的ネットワークの構築による情報の共有 3.一企業の規模の経済の拡大 都市化の経済 都市化の経済・・・様々な産業が一定地域に集中し、 ↓ 各産業間で生産量が増加すること 新たな事業の誕生=機能の外部化 ・機能の外部化による効果 1.地域特化の経済でもたらされる効果 2.多角的に情報収集が可能 3.労働市場・消費市場の拡大 東京一極集中の弊害(集積の不経済性) ① ② ③ ④ ⑤ 地価の高騰とそれに伴う生活コストの上昇 通勤、住宅等生活利便性の悪化 防災面でのリスク 環境汚染 インフラ整備 他都市に与える影響 ① 少子高齢化の促進 ② 雇用機会の偏在化 ③ 税収の偏在化 P112~121 服部 目指すべき都市像 • 都市の成立要因 ⇒1.生産要素の存在 2.公共財の存在 3.範囲 の経済の存在 4.集積の経済の存在(a.危機 の分散 b.人口の補完性 c.イノベーションの誘 発) • 最適都市規模 ⇒今後は、社会的最適都市規模を目指すので はなく、純便益最大都市規模を目指した政策 をとるべき 海外事例 • 韓国 一極集中⇒地域間格差是正の取り組み実施中 • イタリア 多極分散 Ex.「第三のイタリア」中小零細企業による牽引、「インパナトー レ」 • 関西が学ぶもの 大阪、神戸、京都といった関西の各地域の特定分野をある程 度集積させ、地域間でソフトハード面でも包括的なネットワー クシステムを確立させる多極分散型 都市圏分析 • 人口・面積の分析 関西地方 東京 (大阪・兵庫・京都) 総面積に対して 8.34% 占める割合 人口(2005) 17056人 8.58%(関東地 方) 12557人 人口の増減 (2006) +90079人 -9045人 →東京への一極集中 都市圏分析(2) • 人口・面積の分析(2) 関西地方 東京 (大阪・兵庫・京都) 22~44歳 4769人 4093人 15~64歳 11260人 8776人 65歳以上 3432人 2415人 15歳未満 2356人 1467人 「働き盛り」層の割 合は、全国よりは 高いが東京より低 い。また、関西から 東京に転出しやす い。 高齢化(将来、関 西には高齢者し か残らない?) 未来の若い世代が 多い 都市圏分析(3) • 人口移動の分析 • 社会的増加率 関西圏内では滋賀県のみプラス、地方別では関東地方のみプ ラス→一極集中 • 転出入量 京都高い→学生が多いため • 純流入量 大阪府への労働者の集中 • 特殊出生率 福井県と滋賀県において高い ~都市雇用圏からの分析~ 都市雇用圏とは・・・ 近年人口の移動が都道府県をまたぎ正確な「都市」の状況分析 が困難になっている。 そのため人口の流出入を基にしたより実態的な地域区分を行った 都市圏のことである。 ●関西地方における都市雇用圏 福井、京都、舞鶴、大阪、神戸、姫路、和歌山 ●関西地方の都市雇用圏の現状 面積の54%が都市雇用圏、人口の86%が居住 しかし・・・人口増加率は106%と伸び悩み (関東→113%、中部→109%、九州→109%)
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