画像タグセンシングシステムと その応用

画像タグセンシングシステムと
その応用
山形大学 本谷秀堅
高橋洋之助、新重太一、中川宗栄、古閑敏夫
東京大学 安藤繁
目的
• モノと情報との強固な結びつき
• そのために有用な「画像タグ」の開発
• その応用の提案
「タグ」とは
実世界
モノ
ネットワーク
情報
センサ
情報
情報
認識
データ
コード
コンピュータ
情報
タグ
情報
画像タグ
•非接触
•同時に複数認識
•見た目に関する情報(形、位置、姿勢)
•頑健な認識が困難
RFタグ
•頑健な認識(姿勢の変化には脆弱)
•非接触
•同時に複数(?)
バーコード
•頑健な認識
•接触
画像からの対象抽出
頑健な認識を困難にする大きな原因
抽出してはじめて認識できる
画像タグのデザイン
頑健に抽出できる特徴
・色 ・形
モノ⇒画像への変換に対して不変な特徴
透視変換に対する楕円の合同性
円形タグ
抽出し、認識する
円形タグ
1.
2.
3.
4.
画像からの楕円抽出
楕円内のコードの認識
コード⇒URL
関連データの取得とその処理
楕円抽出
投票による楕円の抽出
1.
2.
3.
4.
エッジ抽出
楕円の中心
エッジの選択
パラメータ推定
Q
P
O
1
1
2
2
OP + OQ
=
1
2
R
コードの記載
方向用目印とビットパターン
0
4
5
1
2
3
6
7
ビットパターン
記載位置
コードの認識
複比
A 0X 2áOA 2
A 0A 2áOX 2
Webページの表示
Webページの表示
Webページの表示
形状の表示
1. 形状データをネットワーク経由で取得
2. タグの見え方を利用して画像に重ね合わせ
⇒
平面のホモグラフィー
座標が既知の平面上の4点
タグと同一平面上の対象を画像へ
ネットワーク
変換行列H
経由で取得
タグの見え方
現在:方向用目印の4点を利用
今後:楕円パラメータの有効活用をしたい
重ね合わせ結果
タグから遠方の点ほど大きなズレ
対象のエッジ抽出などに応用できないか
まとめ
•モノと情報とを結びつけるタグ
•頑健な抽出と認識
•画像タグによる情報提示と形状表示
•各種タグの特徴を活かしたシステム
•画像タグと3次元形状の扱い
•モノと情報の同期