基礎理論

基礎理論
①離散数学
②情報に関する理論
③応用数学
『基礎理論』
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①離散数学
「コンピュータ概論」で学んでいる
(p197~)
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(1)数と表現
2進数と10進数の基数変換(p198~199)
(1010)2 = 23x1 + 22x0 + 21x1 + 20x0
= 8x1 + 4x0 + 2x1 + 1x0
= 8 + 2 = (10)10
(14)10 = 8( 23 ) + 6
= 8( 23 ) + 4( 22 ) + 2 (21)
= (1110)2
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8進数、16進数(p200)
(1203)8 = 83x1 + 82x2 + 81x0 + 80x3
= 512x1 + 64x2 + 8x0 + 1x3
= (643)10
(A)16 =(10)10
(20)16=(32)10 =(40)8
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・・・p198の表
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2進数の加算、減算(p200)
 (01011)2 + (101)2 = (10000)2
 (11000)2 - (101)2 = (10011)2
混合演算(10進数に直してから)
 (01011)2 + (11)8 = (
 (11)10 + (9)10 = (
)16
)16
 (20)10 = (14)16
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省略
2進数の負の数
(p201)
2進数の小数
(p202)
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(2)集合/論理演算(p204)
OR
命題
AND
NOT
図式化
⇒ ベン図
真理値表(p205)
OR、AND
A
1
1
0
0
論理和(OR)
B
1
0
1
0
A+B
1
1
1
0
A
1
1
0
0
論理積(AND)
B
1
0
1
0
A・B
1
0
0
0
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②情報に関する理論
「コンピュータ概論」で学んでいる
(p206~)
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(1)情報量の単位(p206)
大きな数(量)を表す 大きさ 記号 読み方
ピコ(pico)
 例)記憶容量
10-12 p
 256Mバイト
n
ナノ(nano)
10-9
小さな数(量)を表す
 例)アクセスタイム
 100m秒
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10-6
10-3
103
106
109
1012
μ
m
K
M
G
T
マイクロ(micro)
ミリ(mili)
キロ(kilo)
メガ(mega)
ギガ(giga)
テラ(tera)
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(2)文字の表現(p210)
ASCII(アスキー:American Standard Code)
(0011 0001)2
=文字の「1」
 英数字の最も標準的な文字コード体系
 1文字を7ビットのコードで表す
JISコード
 ASCIIコードにカタカナなどを加えたもの
2byteコード体系+α
 EUC
:Unix用
 シフトJISコード :PC用
 Unicode:世界文字の複数byteコード体系
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③応用数学
(p211~)
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(1)確率(p211)
確率とは
ある事象の起こりうるケースの「割合」
– 事象生起に「偏り」はないものとする
値の求め方
ある事象の起こりうる数 ÷ 全事象の数
• 4階建ての3階に住んでいる確率は、1÷4=1/4
計算例
2個のサイコロの目の合計が6になる確率は
• (1、5)、(5、1)、(2、4)、(4、2)、(3、3)
= 5 ÷ 36
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省略
順列、組み合わせ (p212)
統計・・・教科書にない・・・やります
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(2)統計-代表値
単位:百万円
平均値
500
3,000
400
3,000
600
中央に位置する値 400
500
600
3,000
3,000
算術平均(1,500)
中央値(メジアン)
最頻値(モード)
出現度の
最も高い値
UAEの平均年収
400
500
600
3,000
3,000
お出かけ時間
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(2)統計-“ばらつき”度(p89)
レンジ(範囲)
最大値 - 最小値
範囲(100,50,100,50,100,50)=50
範囲(100,40, 80,80, 80,70)=60
平均値=75
どちらがばらついている・・・
分散(σ2)
S = Σ (xi - μ)2/(N - 1)
• 偏差2乗和
標準偏差(σ)
分散の平方根
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σ (100,50,100,50,100,50) =27.4
σ (100,40, 80,80, 80,70) =19.7
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End
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(3)期待値(p213)
当選金
当選確率
100円 (2人に1人)
0.5
1000円 (10人に1人)
0.1
5000円 (100人に1人) 0.01
0.5x100円 + 0.1x1000円 +
0.01x5000円 =
200円
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少し難しい・・・
負の2進数は「2の補数」(p201)(例:-3)
(3)10 =
1の補数
(00000011)2
(00000011 → 11111100)
「2の補数」 <= 「1の補数」 + 1
2の補数

(00000011 → 11111101)
(-3)10 =(11111101)2
(00000011)2+(11111101)2
=0
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(4)順列
順列とは
取り出して並べるときの「並べ方の総数」
• 6個の数字から4個の異なる数字を取り出
し、4桁の数を作る(並べる)場合
⇒ 6P4
値の求め方(=nから始まる r個の掛け算)

nPr
例)
= n x (n-1) x (n-2) x ・・・ x (n-r+1)
6P4
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=6x5x4x3
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(5)組合せ
組合せとは
取り出すときの「取り出し方の総数」
• 6個の数字から4個の異なる数字を取り
出す場合
–(1,3,4,7) (3,7,1,4)は同じ
⇒ 6C4
値の求め方(=r個どうしの積の割り算)
組み合わせの方が「少ない」
 nCr = nPr ÷ r!
例) 6C4 = (6 x 5 x 4 x 3) ÷ (4 x 3 x 2 x 1)
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(余談)同じ誕生日の人のいる確率
N人の集団の中に同じ誕生日の人がいる確率が
50%を超えるのは、何人か?
3人:全員が違う誕生日
 (364/365)*(363/365)=0.9918
3人:同じ誕生日の人がいる確率
 1-0.9918=0.0022
23人:全員が違う誕生日
稼働率計算
と似ている
 (364/365)*(363/365)*・・・
*(343/365)=0.4927
23人:同じ誕生日の人がいる確率
 1-0.4927=0.5073
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40人:約90%
57人:約99%
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