プレゼン

地域における障がい者の
消費者トラブルについて
2009-02-05
滋賀県児童成人福祉施設
協議会研修会
デート商法被害(知的障害者)
20歳代の知的障害者(男性)
携帯電話による勧誘
絵画,貴金属など次々販売
弁護士の介入により交渉で解約
訪問販売被害(知的障害者)
20歳代の一人暮らしの知的障害者(男性)
「友達になろう」などといって勧誘
高額の羽毛布団を複数販売
福祉関係の支援者が交渉して解約
訪問販売のマーキング
「S」 一人暮らし
「X」 断られた
「K」 玄関キック
悪質社内販売(精神障害者)
パート募集の求人広告(呉服販売店)
「呉服を売る仕事なので,販売員も和服を着
る必要がある」として強制的に購入させる
仕事はほとんどなく,単に和服を買わされた
だけ
悪質リフォーム(認知症高齢者)
床下調湿剤
床下換気扇
屋根工事・サイディング
判断能力不足に乗じて,次々に契約させる
電器店による次々販売(知的障害者)
いかにも悪質な訪問販売業者ではなく,普通
の街の電器店
普通の商品を定価で売っている
しかし,本人の必要性や経済力に見合わな
い,高額な商品を売ってしまう
マルチ商法被害(聴覚障がい者)
聴覚障がい者特有の濃密な人間関係を悪用
年金収入を当て込んでの勧誘
被害の拡散,信頼関係の破壊
多重債務(知的障がい者・精神障がい者)
金銭管理能力の不足
勧誘に対する防衛力が弱い
融資審査の甘さ
国民生活センタ 「見守り情報」
国民生活センターによる分析
相談件数の増加
70歳代女性の被害が多発
障がいの軽い人の被害が多発
被害状況の調査が困難
全相談の年齢別傾向
障がい者等の相談件数
70歳代女性の相談件数の推移
クレジット被害の構造
信販会社
立替払契約
加盟店契約
販社
消費者
売買契約
クレジット被害の構造
資金のない消費者も,顧客にできる
消費者が完済できるか否かに関係なく,販社
は売上を手にできる
販社に契約を取ってもらわなければ,信販会
社は与信ができない
特定商取引法
特定商取引
訪問販売,キャッチセールス
電話勧誘取引
通信販売
特定継続的役務提供
連鎖販売取引
業務提供誘引販売取引
ネガティブオプション
特定商取引法による解決
クーリングオフ(無条件解約)
契約の取消
不実告知,不利益事実の不告知
断定的判断の提供
消費者契約法
契約の取消
不実告知,不利益事実の不告知
断定的判断の提供
退去妨害,不退去による契約
消費者被害を防止するために
支援のネットワーク
ヘルパー
福祉専門職
民生委員
福祉施設
社会福祉協議会
自治体の関係部署
弁護士・司法書士
地域福祉権利擁護事業
財産の預かり,管理
日常的金銭管理
定期的訪問による支援
成年後見制度の活用
財産管理一般
契約の取消
契約の代理