2010年度 社団法人日本青年会議所 財政審査会議 公益会計基準=収支計算中心から損益計算中心へ 【P 3】 公益法人会計ではなじみのある企業会計に近い内 容へと改訂されました。このことにより収支計算中心から 損益計算中心へと会計方法が変わりました。 JC会計=収支計算・予算準拠主義の継続 しかしながら日本JCでは、事業目的達成のための設計図 =収支予算書であるという位置付けとともに、社会的責任 と組織ガバナンスを理由として、考え方を収支計算・予算 準拠主義を継続しJC会計を形成していきます。但し会計 処理方法は公益会計基準に準拠し行います。 【P 3】 これからの事業は、「予算ありき」という予算準拠主義 の今までの考え方から「事業の中身重視」という事業 準拠主義への考え方への移行が、進んでいくものと 考えます。 しかしながら、日本JCの財源を鑑みる中で予算を軽 視する事はできないものです。 一般会計も個別の事業会計も、予算に準拠して行うと いう従来の方法は継続していくものの、それぞれの事 業に持つ無限の可能性を制限しないよう、バランス感 を持たせた運営が大切です。 会頭所信・基本理念・基本方針・事業計画・各協議会 会長基本方針に沿った事業フレームから行う事業を 資金的な裏付けを行うのが「収支計画書」である。 当然、事業目的達成のための事業内容であり、予算 拠出でなければならない。 全国のJC運動のフラッグシップであり、各地会員会議 所からの負託と信頼を受けている日本JC本会及び各 協議会としての自覚をもって適切な会計を目指さなけ ればならない。 理事会の付託に基づき予算決算の厳格な審査を通じ、 以下の役割を担います。 ①委員会の活動に係る会計処理が公益法人会計基準や法人 税法・消費税法等の関係法令に準拠しているか否かチェッ クすること。 ②適正な予算計画の立案、執行及び決算を導くことでその事 業効果をより高めていくこと。 ③アカウンタビリティ(会計説明責任)の実践並びにより効果 的・効率的な資金運用という視点及びコンプライアンスの視 点から日本青年会議所の諸事業の健全かつ円滑な進行を 遂行すること。 その他の事項として・・・ ④専務理事が年間予算案及び決算書を会頭に提出するに当 たって「請求予算合計表」「決算書」の審議を行うこと 【会計会則40条4項43条3項】 2010年度「曇りなき心の月を打ち立てて行う真の 民主主義創造のための諸運動」が形だけではなく 真に社会に伝わる為に会計の観点から厳正に審査 を実施し、事前に磨きをかける機会といたします。 会議に際しては事業についての説明と対応が出来 る責任ある方が必ず出席して頂くとともに、財政審 査会議メンバーとの「より綿密で繊細な精査を行う こと」により、皆様の運動を財政の観点から応援・支 援し、事業・運動価値の最大化を目指すことを通じ 開催意義を果たしたいと考えます。 事前協議を受けなかったり、期限までに提出 できなかった議案は受け付け出来ません。 会議には必ず議長・委員長及び事業内容の 熟知し答弁の出来る担当副議長・副委員長、 会計が分かる方の出席をお願いします。 審議当日理由なく書類・資料の不足不備が あり対応できない議案は原則審議取り下げと します。 時間配分を行って(1議案15分~20分程度 を目安に)開催いたしますので、迅速に、適切 に答弁及び対応をお願いたします。なお、対 応が遅く会議運営に支障をきたすと判断した 場合は取り下げまたは否決とさせていただき ます。 会議での質問事項や意見に対し常に対応が 出来るよう、委員会・会議の体制を整えて出 席くださるようお願いします。 会計マニュアルの熟読及びフローチャート【P 8~10】 を活用し、確実に、綿密に計画を立ててください。 見積書・指定書式などの必要書類・資料は必ず内容 を明記し記載漏れ・添付漏れ、不足のないようお願い します。会計幹事、副議長、副委員長におけるチェッ クを必ず行ってください。 財政審査会議担当者と必ず事前協議及び確認をお 願いします【財審4日前までに完了してください】 事前協議の機会を有効にご活用いただき、よりブラッ シュアップをして頂ける機会となればと考えます。 不明な点、確認すべき点は出来るだけ早い段階で財 政審査会議担当者に確認し、解決に努め会議に臨ん で頂くようお願いします。 事前協議に際しては担当副議長・担当委員と極力 フェイスtoフェイスでお願いします。 【アナログコミュニケーションによって相互の信頼関係を 構築して頂きたいと考えます】 議案に対する委員会・会議内のコンセンサス及び情 報共有をお願いします。 相対支出 収入財源と費用支出の整合 「資金はこれを負担支出した人のために 使わなければならない」 収入財源・・・内部資金と外部資金それぞれの性質をはっきりさ せる【資金の性質と目的は?】 費用支出・・・性質のはっきりした収入に見合っているか 【支払いの目的及び対象者は?】 このバランスが完全に 一致しなければならない!! 費用対効果 事業目的を達成するために必要な項目の事 業に占める割合と、支出の割合の整合が取 れているかを示すもの。 費用≦効果 事業の構成と事業予算の構成の整合が 取れ、更に効果を上げていくことが必要!! ①会計マニュアルを熟読し、作成のポイントを整理!! ②会計と事業のバランスに注意し、計画!!。 ③マニュアル記載のフローチャート【P 11】を活用し、プ ロセス管理をしっかり行う!! ④マニュアル記載のプロセスごとの各注意事項に沿っ て適切に対応!! ⑤指定書式についてはマニュアルの注意書きを参照の 上漏れのないよう作成!! ①会計マニュアルを熟読し、作成に あたってのポイントを整理 ②会計・事業バランスに注意し計画 ③日本JC議案フォーマット使用・作成 記載内容漏れのないよう受領時確認!! ①提出先 ②業者名および印鑑 ③見積内容・単価及び金額 ④摘要等必要な記載 ⑤見積徴収先及び見積数 月次決算の徹底 月次にて収支及び関係書類の取りまとめをしっかり行 い、処理が遅れることのないように進めてください。 月次でのバランスマンの入力徹底 月次決算に並行してバランスマンの入力をしっかり行 い、処理がおくれることのないよう進めてください。 財政審査会議では会計監査人グループと連携し、今後 バランスマンでの各協議会の月次決算及び入力状況を 抜き打ちで調査していくとともに不備がある協議会様に 対してはブロック会長会議等で報告させていただきます。 相対支出と費用対効果の観点【P 3~P6】から精査頂 くとともに、財政の観点からバランスを確認して頂き裏 付けを取っていただき、より運動・事業価値の最大化 を目指していただくようお願いします。 帳票類・見積書など関係書類の添付漏れ、記載漏れ のないよう確認をお願いします。 月次決算・バランスマン月次入力の徹底について責 任を持って進めて頂くようお願いします。 日本JC本会の財政審査会議協議審議プロセス及び 使用帳票類等を出来るだけ統一いただけるような方 向を今後目指したく、検討をお願いします。 収支予算書及び事業計画作成方法について、本会会 計マニュアルに基づくプロセスを統一し今後採用頂け るよう検討をお願いします。 【後日 本会会計マニュアルの該当部をデータで配布】 財政審査・コンプライアンス審査する機関またはプロ セスの設置をお願いします。 ガバナンスの強化及び公益社団法人移行に 向けた対応として是非ご検討ください!! 会議・委員会銀行口座の開設 委員会銀行口座設定届出書[様式34]を作成 日本JC経理に[様式34]を口座開設後速やかに提出 【郵便預金口座は不可】 (口座がないと委員会カードが作れません。) ☆ 原則1委員会につき1口座 (必ず委員会名及び委員長名を記入) 2009年(予定者段階)の12月末には予定者段階決 算となる為、締日を設定しそれまでの入出金を基に、 会計帳票類および口座出納帳を作成 「会務運営費」とは、委員会運営のために日本JC一 般会計より各委員会に拠出される委員会事業費のこ と 委員会メンバー1人当たり1万円【人数は3月末確定】 支出可能な支払いの種類 P31 勘定科目波線のみ 会務運営費の申請は、年3回(7月・9月・10月 最終 10月10日)まで請求できます 申請対象期間は、2010年 1月 1日以降の ものとなり、予定者期間は含まれません 申請方法【P32参照】 ①会務運営費支払依頼書[様式35]・領収書・請求書 コピー・振替伝票[様式36]を用意 ②事前に財政審査会議担当者と事前協議 ③ ②を経て日本JC事務局に請求 ④財政審査会議による書類審査 【内容によっては否決される場合があります】 ⑤④にて承認後事務局にて処理 ①予定者段階の収入・支出について 2009年度会計担当者と相談の上、12月末までに支 払いを完了の上速やかに決算に必要な収支報告を 2009年度会計担当者に対し行ってください。 ②銀行口座の開設について【本体・各委員会等】 口座名・口座開設期間・口座の種類についての確認 2010年1月に入ったら、09年度の通帳及び予定者 の通帳を閉じて頂き、本年度用の通帳に繰越金を入 金してください。 ③月次決算の方法・バランスマン入力徹底について 月末までの締め・支払い完了の徹底 バランスマン入力を月末までに全て終える事 バランスマンの入力については、日本JC決算終了後に IDとパスワードが配賦されます。その時点で1月分か ら入力を開始してください。 <中間監査> 内部 7月~8月まで各地区に於いて <会計懇談会(内部監査)> 10月 東日本(東京予定)11月 西日本(大阪予定) <事前外部監査(外部監査)> 11月~翌年1月まで各地区に於いて <本監査(内部監査)> 翌年2月 <本監査(外部監査)> 翌年2月 ①公益事業比率50%超の予算を組む ②新しい議案フォームで、 公益事業の理由を書く (事業対象者・事業目的) ③議案を細かく分ける こういう議案では、公益事業とは言い難い。 ①事業の対象者が、「対外なし」になっている。 ②事業の目的が、内向きになっている。 ③「理由」がない。 ①事業対象者を「対外あり」とするため、公開する ②公益目的を何かしらつくる。 ③公益性にあった、「外部講師」を活用する。 ④懇親会等は、別議案とする。 ⑤場合によっては、「預り金会計」を活用する 当会議体は、情熱を持って事業に取り組まれ る委員会・会議の皆様に対し公益法人として の適正な事業予算執行を見据え、客観的に 意見を申し上げて参ります。 事業をより実り多いものにしていくための応 援団として是非大いにご活用ください!! 財政審査会議では会計監査人クループと連携し、会 計についての相談用メーリングリストを開設し、情報 共有を行って参ります。 各会計担当者様のメールアドレスを 10月31日までに 当会議担当までメールにてご連絡をお願いいたします。 財政審査会議 総括幹事予定者 鍋島晃典【なべしま あきのり】 携帯電話 090-7307-3046 メールアドレス [email protected]
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